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2014年12月19日

ええっ!警報鳴って着陸やり直していた!エア・ドウに事業改善命令

 驚いた。実際に運行中の旅客機が副操縦士の未熟な操縦で着陸をやり直していた。

 国土交通省は19日、機長昇格訓練中の副操縦士が速度を出しすぎる不適切な操縦をしたのに、機長に昇格させたとして、AIRDO航空法に基づく事業改善命令を出した。

これを受けて札幌のエア・ドウ本社で午後3時から会見が行われている。

国交省によると、問題の着陸やり直しがあったのは、9月11日。訓練を兼ねた羽田発AIRDO11便(乗客約280人)が新千歳空港に着陸進入中、50代の男性副操縦士が航空機の運用限界速度(時速約450キロ)を超過。警報が鳴るなどして、着陸をやり直したという。

 着陸やり直しは、天候などによって、珍しいことではないが、速度をきちんと落とせなかった副操縦士の技量が未熟で着陸をやり直していたわけだ。

 スピードが落とせなければ、着陸時の衝撃やオーバーランにつながる。その向こう側には、重大事故も考えられわけで、もし乗客だったら、ぞっとしてしまう。

 さらに問題なのは、教官として同乗していた60代の男性機長が警報が鳴ったことを会社に伝えず、AIRDOは副操縦士を機長に昇格させていたことだ。航空会社として、あってはならないことだろう。ただただ驚かされる。

 運行データを調べて、着陸のやり直しを報告していなかったことが明らかになったという。この事実は、どうしてわかったのだろう。

 会見結果を読んで、取材に当たりたいと思う。

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