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2017年04月15日

安孫子のリンさん殺人事件、社会に問題がないのか

安孫子のリンさん殺人事件、社会に問題がないのか

ベトナム国籍のリンさん9歳が千葉県我孫子市の排水路脇で殺害されていた事件で、通っていた松戸市の小学校の保護者会会長の男46歳が14日朝、遺体遺棄の疑いで逮捕された。

容疑者の男は黙秘しているというから事件の全容解明には時間がかかるだろう。テレビの映像を見ると容疑者は顔を隠すでもなく、車に乗り込んでいた。犯人らしくない容疑者に見える。

決定的な証拠は現場に残された遺留物に付着したDNAが容疑者のものと酷似していることらしいが、DNA鑑定だけによる逮捕は、これまでにもいくつもの誤認逮捕や冤罪を生んでいるだけに、現時点で論評するのはやめておこうと思う。

ただ、ベトナム国籍の9歳の女の子が大人に殺害されたことは事実で、現場の状況から見ると、女児への乱暴目的だったように報道されている。痛ましい、というだけでなく、こうした事件には怒りを覚える。
どうして、幼女を相手にする犯罪を未然に防げなかったか、ということだ。

仮に逮捕された男が犯人なら、子どもの保護者会の会長でもあり、送り迎えの通学路の安全を守るために道に立っていた男が突然、豹変して幼児を襲ったことになる。

これをどう捉えればよいのだろう。変質者、異常性欲者など、いくつかの言葉で表現できても、私たちの社会の中で、だれが、いつ犯罪に手を染める人なのかはわからない。では、未然に防ぐためには、どうしたらよいのか。カメラからの監視ではなく、近所付き合いだったり、友達付き合いだったり、家族の結束力だったり、そうした周囲の力に頼るしかない、と思うのだ。

それができないときに、こうした事件が起こる。家族との絆だったり、友人との約束だったり、会社という組織の中での責任であったり、そうしたものがあると、忍び寄る悪の手や、自らの勝手な欲望に対して、ストッパーが自然に働く。それが社会の中の人間というものだ。

逮捕された男が真犯人だとして、どうして保護者会の会長をしたり、通学路の安全を守るなど社会の中で必要とされていた男が、考えられない犯行に及んだのか。その先は、現代の深い闇の中にあるような気がしてならない。

幼児ポルノや女性の人権を無視したようなポルノ映像は、インターネットの爆発的は普及で誰でも、どこでも見られる、と言ってもいい。しかも、お金もかからないで、いとも簡単に見られる。IT技術を始めとする科学技術の進歩が新しい道徳や倫理の確立よりはるかに速いスピードで進んでしまったために、子どもたちに有害なポルノ映像が流れたり、今回の事件の背景にある変質者を生む下地になってはいるのではないだろうか。

現代社会の歯車が、どこか狂っているのかもしれない。少しずつの狂いがやがて取り返しのつかない大きな狂いへと発展するかもしれない。

私たちは今回の事件の全容を注視し、現代社会に潜む闇の中からの、「悪のささやき」を根絶させる努力をしなければならない。

それは日本だけでなく、アジア、全世界へと広げる必要があると思う。
ベトナムから希望を抱いて来日した若いご夫婦の、大切な娘のリンさんの命と引き換えに、私たちひとりひとりは重い課題を背負わなければならない。
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