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2017年11月09日
トランプ大統領が横田基地に降り立ったこと
トランプ外交とトランプの言動にマスコミは、甘くないだろうか。
安倍晋三首相は5日、初来日したトランプ米大統領をゴルフや高級鉄板焼き店で歓待した。トランプ大統領の就任後の暴言や過去のセクハラ発言を批判していた日本のマスコミも大統領に先立って来日した長女、そして派手な出で立ちの夫人にすっかり、牙を抜かれたように好意的すぎる映し方、書き方をしている。
日米両首脳の「強固な絆」は、日本のトッププロゴルファーとともに名門ゴルフ場でゴルフをしたことで醸成されるなら、もっとどんどんゴルフをしたほうがいい。
「難しい話題も時々、織り交ぜながら、ゆっくりと突っ込んだ話ができた」と東京五輪の会場となる埼玉県の霞ケ関カンツリー倶楽部で、9ホールを終えて官邸に戻った首相は記者団に述べたそうだ。
ゴルフ人口がどのくらいかは調べていないが、国民の大半はゴルフをやりながら、どうして政治の話ができようか、と思っているに違いない。商習慣でゴルフをやりながら、というのは今もあるだろうが、ゴルフをやりながら北朝鮮との「戦争」の話に花を咲かせていたとしたらこれは許されるものではない。2人のゴルフ場での合意で自衛隊が「言い値」で買わされる航空機やその他の武器。自衛隊がいくら「装備品」と言い換えたところで、火を噴く先は北朝鮮の軍隊と民間人になる。少なくとも、そういう理由で自衛隊は軍備を拡張している。
5日、米軍横田基地に到着したトランプ氏を見て、あ然とさせられたのが、アメリカ軍人への演説をとうとうと流し続け、批判もなく、兵士たちの歓声を流したテレビメディア。あの演説ぶりは、戦争をしている最中に最高司令官たる大統領が慰問に来たのと同じである。
新聞全紙を読んでいないので、間違いがあれば指摘してほしいが、羽田ではなく、横田基地に着いたエアフォースワンについて言及した記事はなかったのだろうか。なぜ羽田ではなく横田なのか。
横田基地と横須賀基地は日本の首都の最大のアメリカ領土である。基地内ではドルが使われ、カジノもある。横田、横須賀から飛び立ったり、出港したりする爆撃機、戦闘機、原子力空母の行き先は、いちいち日本側に報告する必要はない。日米地位協定のもと、アメリカにとって日本は、いまだ占領国と同じ扱いだ。
日本の航空会社の飛行機(いや、民間機はみんな)が東京に着陸する際に、横田基地の管制空域を避けて羽田、成田に向かうために燃料と時間を余計に食っている。戦後73年目になろうとしているから当たり前のように思うかもしれないが、アメリカの軍用飛行機は、優先順位ナンバーワンなのである。
戦後のアメリカの現職大統領の中で、初めて来日した大統領は1974年のフォード大統領。
それ以前の大統領は、ニクソン大統領も来ていない。その後は、トランプ大統領まですべて現職の間に来日しているが、横田基地に降り立った大統領はいたのか?
調べてみると、日本に来日した現職大統領の中で、羽田空港ではなく在日アメリカ軍基地の横田から入国したのは、トランプ大統領が初めてだ。
この事実を報じたメディアはどのくらいあったのだろう。横田から入れば、おそらく入国手続きなども必要なかったのではないか。彼らにとって、属国である日本の存在を世界中に知らしめることができる。YOKOTAなんていう空港の地名は誰も知らない。なぜHANEDA、NARITAでないのか。
まさに日本の主権などないのと同じではないか。しかも、ゴルフ場までヘリで行き、そこにはアベちゃんが待っているというマンガのような構図。マッカーサーと天皇の会見の時の映像が頭にある私には、皇居での天皇とトランプ氏がどうも重なって仕方なかった。
日本は、もっと強い外交をすべきである。安倍首相の対アメリカ政策べったりが、何を意味するのか。WARが始まってからでは遅い。
安倍晋三首相は5日、初来日したトランプ米大統領をゴルフや高級鉄板焼き店で歓待した。トランプ大統領の就任後の暴言や過去のセクハラ発言を批判していた日本のマスコミも大統領に先立って来日した長女、そして派手な出で立ちの夫人にすっかり、牙を抜かれたように好意的すぎる映し方、書き方をしている。
日米両首脳の「強固な絆」は、日本のトッププロゴルファーとともに名門ゴルフ場でゴルフをしたことで醸成されるなら、もっとどんどんゴルフをしたほうがいい。
「難しい話題も時々、織り交ぜながら、ゆっくりと突っ込んだ話ができた」と東京五輪の会場となる埼玉県の霞ケ関カンツリー倶楽部で、9ホールを終えて官邸に戻った首相は記者団に述べたそうだ。
ゴルフ人口がどのくらいかは調べていないが、国民の大半はゴルフをやりながら、どうして政治の話ができようか、と思っているに違いない。商習慣でゴルフをやりながら、というのは今もあるだろうが、ゴルフをやりながら北朝鮮との「戦争」の話に花を咲かせていたとしたらこれは許されるものではない。2人のゴルフ場での合意で自衛隊が「言い値」で買わされる航空機やその他の武器。自衛隊がいくら「装備品」と言い換えたところで、火を噴く先は北朝鮮の軍隊と民間人になる。少なくとも、そういう理由で自衛隊は軍備を拡張している。
5日、米軍横田基地に到着したトランプ氏を見て、あ然とさせられたのが、アメリカ軍人への演説をとうとうと流し続け、批判もなく、兵士たちの歓声を流したテレビメディア。あの演説ぶりは、戦争をしている最中に最高司令官たる大統領が慰問に来たのと同じである。
新聞全紙を読んでいないので、間違いがあれば指摘してほしいが、羽田ではなく、横田基地に着いたエアフォースワンについて言及した記事はなかったのだろうか。なぜ羽田ではなく横田なのか。
横田基地と横須賀基地は日本の首都の最大のアメリカ領土である。基地内ではドルが使われ、カジノもある。横田、横須賀から飛び立ったり、出港したりする爆撃機、戦闘機、原子力空母の行き先は、いちいち日本側に報告する必要はない。日米地位協定のもと、アメリカにとって日本は、いまだ占領国と同じ扱いだ。
日本の航空会社の飛行機(いや、民間機はみんな)が東京に着陸する際に、横田基地の管制空域を避けて羽田、成田に向かうために燃料と時間を余計に食っている。戦後73年目になろうとしているから当たり前のように思うかもしれないが、アメリカの軍用飛行機は、優先順位ナンバーワンなのである。
戦後のアメリカの現職大統領の中で、初めて来日した大統領は1974年のフォード大統領。
それ以前の大統領は、ニクソン大統領も来ていない。その後は、トランプ大統領まですべて現職の間に来日しているが、横田基地に降り立った大統領はいたのか?
調べてみると、日本に来日した現職大統領の中で、羽田空港ではなく在日アメリカ軍基地の横田から入国したのは、トランプ大統領が初めてだ。
この事実を報じたメディアはどのくらいあったのだろう。横田から入れば、おそらく入国手続きなども必要なかったのではないか。彼らにとって、属国である日本の存在を世界中に知らしめることができる。YOKOTAなんていう空港の地名は誰も知らない。なぜHANEDA、NARITAでないのか。
まさに日本の主権などないのと同じではないか。しかも、ゴルフ場までヘリで行き、そこにはアベちゃんが待っているというマンガのような構図。マッカーサーと天皇の会見の時の映像が頭にある私には、皇居での天皇とトランプ氏がどうも重なって仕方なかった。
日本は、もっと強い外交をすべきである。安倍首相の対アメリカ政策べったりが、何を意味するのか。WARが始まってからでは遅い。