さくら「先輩…ってどう言う事?」
貴子「ふざけた事言ってんじゃないわよ!
アンタ達みたいな変態の後輩なんか持った覚え無いわ!」
スレイブ・ユウ「確かに今の私達を見ても信じてもらえないでしょうね。
でも私達はダークサタン様の下僕となる前は、
紛れも無く貴方達の後輩だったんですよ。」
あかり「下僕となる前…と言う事は、
貴方達も元は正義の味方だったの?」
スレイブ・ユウ「はい。
私達は元はセイバーズと言う正義の戦隊でした。
このセイバーズの創始者は、
貴方達も良くご存知の…霊子さんです。」
あかり「何ですって!?」
さくら「れ、霊子さんって…。」
水乃「司 霊子…、
セイントジュエルの主任研究員ですね…。」
貴子「何で霊子さんがそんな事になってるのよ!?」
スレイブ・ユウ「この地球とはまた別の地球の事です。
そこでも貴方達セイントジュエルはダークサタン様と戦っていました。
ですがダークサタン様の強力な淫力の前に歯が立たず、
貴方達はダークサタン様の下僕、
淫怪人・アークジュエルとなってしまったのです。」
さくら「嘘…!」
貴子「馬鹿言ってんじゃないわよ!
あたし達が負けるなんて有り得ないわ!」
スレイブ・ユウ「落ち着いて聞いて下さい。
これはあくまでこの地球とは別の地球の話です。
それからアークジュエルとなった貴方達は、
ダークサタン様の命令でセイントジュエル基地を襲いました。
その際にセイントジュエル指令・朱鷺輪 玲子さんと、
主任研究員・司 霊子さんは次元転移装置を作り、
セイントジュエルの意志を他の世界で継ごうと決心したのです。
その為に朱鷺輪 玲子さんは基地に残り、
司 霊子さんを他の世界へ送り出したのです。
その後私達のいた世界へ転移した霊子さんはセイバーズを創設し、
私達に力を与えてダーククロスとの戦いを始めたのです。」
静香「…そうだったの…。」
水乃「その話が本当ならば…、
確かにあなた方は私達の後輩と言う事になりますね…。」
貴子「それにしても情けない後輩ね。
あっさりと悪の手先に成り下がるなんて。」
スレイブ・ユウ「私達の世界に来た霊子さんの世界にいた貴方達も、
悪の手先になっているのですからお互い様だと思いますけど?」
貴子「っ…!」
あかり「経緯は良く分かったわ。
でもただお喋りをする為に来た訳じゃないんでしょう?
私達の強さが見たい、と言ったけど…目的はそれだけ?」
スレイブ・ユウ「さすがセイントジュエルリーダー・緋野あかりさん。
鋭いですね。
私達の目的はもう一つ。
それは…私達の手で貴方達をダークサタン様の下僕にする事です!
さぁみんな!
先輩達に私達の魔因子ザーメンたくさんドピュドピュしちゃおう!」
あかり「そうは行かないわ!
私達が君達に正義の心を思い出させてあげるわ!
行くわよ、みんな!」
そうしてセイントジュエルとスレイバーズは互いに向かって行った。