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丸八屋
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2008年05月12日
講演会「家庭をよくする」

モラルの低下による青少年の非行、生きがいの喪失、無気力化など、教育をめぐる問題はますます深刻化しつつあります。


これらに関する問題が毎日のようにメディアでも採り上げられていますが、この現実を憂わずにはいられません。その様な中、ある講演会に参加することができました。


テーマは「家庭をよくする」。家庭教育力こそ、現代の重要な課題と考える「家庭倫理講演」の一環です。


「家族の形が変容し、夫婦や親子の愛と絆が弱まりつつある今日、最も大切なことは、家庭の本来の役割を見つめなおし、親の自己教育力を高め、家庭の教育力を向上させて、ゆるぎない家庭を築きあげて行くことである」とするのが趣旨でした。


以下に講演の内容を要約して記します。


@家庭は港


●家庭は心身を癒し、元気を取り戻す場所である。問題は、家庭から安らぎが喪われ つつあることだ。家族とは名ばかりの、バラバラの人間の集合体では家庭の機能は果たせない。つながりの崩壊、これは規範の崩壊、安全神話の崩壊でもある。


●安らぎのある家庭に身をおくとき、子どもはすくすくと育ち、色々な能力が芽を出して花を咲かせる。安らぎとは、家族に「安全」と「安心」があるときに生まれる。安全と安心が無ければその能力は決して芽吹かない。


Aだれかとつながってこそ人間


●安心を得るための大切な条件の一つが人間関係の安定である。他者とつながる共同社会の中で暮らしてこそ「人間」。「ヒト」は一人で生きていると、ヒト。「人」は人の間で生きていると、人間。


●他者とのつながりの無い孤独は、時には人を死に追いやる。だれかと一緒に、だれかとつながって生きていると感じられるとき、人は安心感を得られる。


●母のぬくもりは慈しみの愛である。大地のようなお母さんのぬくもりは、子どものあるがままを抱き、受け止め、育む。抱きしめられると、自分の心のなかの核、そして身体の核のようなものができる。しっかり触れられていないと、「受けとめられている」という経験が持てなくなる。


●触れることは生きる力を育む人間としての基本コミュニケーションである。


B基本は夫婦


●安定した人間関係の中心は夫婦である。夫婦がいかに夫婦の歓びを深め、そこに潜む無限の力を引き出すか。


C生きる力を育むために・・・・家庭の力を取り戻そう


●どんな家庭をつくるのか  1.笑いのある和やかな家庭をつくる。笑いは生きる力を育む。 2.尊敬と感謝に支えられる家庭をつくる。親子、夫婦、そして命のルーツへの尊敬と感謝。



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Posted by 丸八屋 at 13:13 | この記事のURL
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