あ ーすのために・・日本の森林が大ピンチ
● 森林は日本の大切な資源
資源の少ない日本にある豊富な資源の一つが森林です。
森林から採れる木材は私たちの生活を豊かにするために
あらゆるところで用いられています。
しかも木材を燃やしても二酸化炭素の排出量は森林が育つのに
吸収した炭素の量と相殺されるので、実質ゼロとみなされます。
日本の森林が吸収するCO2量は8,700万トン。
1450万世帯の排出量に匹敵します。
石油など燃やせばそれでなくなる枯渇資源とは異なり、
森林は育つ分だけ使っていけば、持続可能な資源です。
森林をいかに使っていくかが、持続可能な社会を目指すうえで
大きな課題になります。
● 日本の森林は危機的状況
現在日本の住宅に使われる木材は80%が輸入材です。
割り箸も90%以上が輸入です。
日本は自らの森林を使わずに安い輸入材に頼ってきました。
そのためにいくつか大きな弊害が起こっています。
海外では森林の乱獲によって森林が減少しています。
海外から大量の木材を輸入するためにたくさんの
エネルギーを浪費しています。
一方日本では国産材の消費が減ったために、
森林を維持する林家(りんか)にお金が回らず、
山を維持する人は減り続けています。
若い人は林業を継がなくなり、高齢化が急速に進んでいるため
どんどん山が放置されています。
昭和40年に26万人いた林業従事者数が、平成17年には5万人。
そのうち28%が65歳以上です。
昨日林業に携わる方から衝撃的な言葉を聞きました。
『あと2年、長くてもあと5年で日本の林業は滅ぶでしょう』
『わたしたちが維持している木はわたしたちのおじいさんの代が
植えてくれた木なのです。その財産を守ることができない』
『もう手遅れかもしれない』
私たちにはもう選択肢がないのでしょうか?
そんなことはない、と言いたいですよね!
● 「天然住宅」という計画
そこで日本の森林を使い、今まで以上に森林関係者にうるおいを与え、
日本の林業の復活を祈願した計画が発表されました。
それが、「天然住宅」。
山と都市を密接につなぎ、山で伐材と加工まで行うことで、
森林に潤いを与えることができます。
さらに「有害化学物質フリー」、「高断熱適気密」で木造住宅でも
省エネを実現、「地震や火事にも強い工法」、「寿命300年」など
特筆すべき特長が多くあります。
詳細は、WEBサイトをご覧下さい。
http://www.eco4u.jp/url/tennenjuutaku/
先祖代々守ってきた日本の森林の危機です。
あなたは何ができますか?
考えてみましょう!
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