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CG関係最新記事

2017年02月03日

SubstanceDesigner もう迷わない初期templateSetupの作り方

substanceDesignerの記事を書き始めてから私の周りでもラーニングを始める人が増えてきました。最近見受けられるのが勢いだけで適当に作業を始めてしまっている人が多いということ。そういう人は後で困るんです。。。。
ということで後々困らないような初期セットアップのtemplateの作り方を紹介します。
SubstanceDesignerをmaterialを作る際に最初にすることはnormalやheightなどのshape情報を作成することです。shapeを作ってパッと放り込んだら形のチェックができるそんなtemplateを作っておけばあなたの作業時間も短縮できるでしょう。毎回毎回materialを作る度にsetupするなんてばからしいことはやめましょうね。では始めましょう。

まずはNewSceneで新規ファイルを作成します。GraphNameはcustomTemplateなど、これからテンプレートとして使うシーンなので自分がわかりやすい名前をつけておきましょう。
キャプチャ.JPG

現在defaultでBaseColor.Normal,Metallic,Roughnessのoutputノードが出ていると思いますが、ここにheightとambientOcclusionを追加しましょう。また自分のフローでこれは絶対使うというものがあればそれもいれておくといいでしょう。outputノードの設定の仕方は前回の記事にのせているので分からない方はそちらを見てください。

現状6つのoutputノードがグラフ上にある状態です。次にbaseMaterialというノードを作成してから2番キーを押します。baseMaterialノードのアイコンが小さくなったらこのbaseMaterialと先ほどの6つのoutoputノードのどれか人一つをコネクトしてみてください。↓の画像のように全てのコネクトが一度に繋がったはずです。
キャプチャ.JPG
これはマテリアルリンクモードと言われる一括でマテリアル情報をoutputに繋げられる機能です。便利ですので覚えておいてください。
これでbaseMaterialが設定されました。3Dview上には↓のようなオブジェクトが映っていることでしょう。
キャプチャ.JPG
作業初期のNormalやheightを調整する作業時はこのような形で、仮でもいいので適当なmaterialを入れておくと形が認識しやすいですし、materialのpresetや値を変えることで最終系に近い状態でshapeを探ることもできます。

次にbaseMaterialのparametersの中からUser-definesMapsというところにいきます。ここではbaseMaterialまかせでなくデザイナーが自ら調整するMAPを決めてあげます。初期はnormal、AmbientOcclusion、Heightしかいじらないのでこの3つをTrueに変更します。
キャプチャ.JPG
baseMaterialのアイコン左に3つのinputスロットができました。ここにそれぞれの情報を入力してやることで最終絵に反映されるようになります。
キャプチャ.JPG

次に↓のようなMAPを作って少しテストしながらグラフを作っていきます。
polygon1ノードを作成して GradientをTrue。GradientInvertをTrueにしてTilingを4にしてください。
キャプチャ.JPG
このMAPに対してNormal、CurvatureSmooth、AmbientOcclusionの3つのノードを順番に↓図のように繋げていきます。Normalだけintensityを5に調整してください。
キャプチャ.JPG
baseMaterialのinputスロットに今作ったノードを↓のように繋げてください。
キャプチャ.JPG
これでAmbientOcclusion、normal、heightが一つのMAPから自動的に書き出され3Dviewに反映されるようになりました。heightがうまく適用されないという方は前回の記事を参考にしてください。おそらくMaterial/Default/EditのTesellationFactorとScaleの調整で凹凸が表現できると思います。
キャプチャ.JPG
これでtemplate完成です。ここから作業を始めればあなたは入力のMAP(ここではpolygon1)を入れ替えるだけでいいわけですからとても楽ちんでしょう。さて最後にこのtemplateがSubstanceGraphした時に選べるように設定しましょう。

Tools/PreferencesでPreferencesウインドウを広げてもらい左のタブからProjectsにいき、substanceTemplates内のTemplatesDirectoriesに先ほどのシーンがあるディレクトリを指定してあげます。
名称未設定 1.jpg

これで次回からNewSubstanceGraphをしたときにGraphTemplateに先ほど作ったsceneが読めるようになり、あの状態からスタートできるわけです。
名称未設定 1.jpg
自分のパターンを見つけて自分専用のtemplateを作ることが作業の効率化につながりますのでとにかくいろんなマテリアルを作ってくださいね。






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