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2017年01月07日
substancePainter 実践その3 グリップ部分の皮の質感を作成
今日はグリップの皮部分の質感設定。金属の上に皮がつけられているという設定で結構使いこんだ感じを出すために下地の金属が出てきている表現をしています。ではどのようなレイヤー構造になっているか?ですが、
まずベースの皮をSmartMaterialのRubberDryで表現してやりbaseの色を茶に変更します。
グリップのすべり止め加工を表現するためにFillLayerを追加して、roughnessとnormalだけをON.そのレイヤのmateialに対してtexureのGrid1を張ります。rotationを45にしてスケールを調整。簡易的な方法ですが一応それっぽくなります。
次に手で触ったことで皮が擦り減ったダメージを表現していきます。ベースにSmartMaterialのLeatherette Damagedを使いSmartMaskのPaintOldでマスキング。更に指がかかりそうなところに対して手動でペイントして汚れに現実感を足します。
最後に下地の金属が見えてしまっている部分の表現をするためにMaterialのSteelRoughを追加してSmartMaskのStainScratchesでマスキング。
完成です。これがベースでここから更にストーリーを感じさせるぐらいの傷や汚れが加わり説得力のあるものにしていくことがデザイナーたる仕事なのですが、ここまでのスピードが限りなく早いのがSubstancePainterの功績ということですね。
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