今回のゲームは、2010年日本人で初めて世界的企業ネスレグループの
日本本社「ネスレ日本」の社長になった高岡浩三さんが主人公です。
スゴロクのタイトルは
《「キットカット」受験生応援キャンペーンが大成功》です。
『ゲームのルールを変える』を参考図書に制作しました。
ゲームのルールを変えろ ネスレ日本トップが明かす新・日本的経営【電子書籍】[ 高岡浩三 ] 価格:1320円 |
ゲームの主な内容は
1マーケティングに関心、外資系企業に就職
2マーケティング部門への異動試験に合格
3販売子会社のマーケティング本部長に就任
4「受験生によりそう応援キャンペーン」の実施
5ブランド力を高める継続的なニュースの創造
6高校生をターゲットにコンビニ販売を強化
・・・なります。
高岡さんは、神戸大学時代に、ブランディングと
マーケ―ティングの仕事に関わりたいと考えます。
ただ、このような重要な仕事をするにはある程度の
ポジションまで出世する必要があります。
1983年、地元の神戸にあり
出世の早そうな外資系企業・ネスレ日本に就職します。
入社後、千葉県の浦安・行徳地区でルーツ販売を担当します。
3年後、本社マーケティング部門へ移動します。
2001年、「キットカット」を販売するネスレの子会社
ネスレコンフェクショナリーのマーケティング本部長に就任します。
当時の「キットカット」は、『仕事の合間に「キットカット」で
ブレイク』のCMにより、知名度は「グリコのポッキー」
に次いで2位でした。
しかし、CMだけでは売上が伸びなくなっていました。
「キットカット」の新しい販売方法を検討していた時
鹿児島から「1月、2月、受験生にキットカットを贈る動きがある」
との情報がもたらされます
そこで、「受験生応援キャンペーン」を開始
「キット、サクラサクよ」のパネルを店頭に置いていきます。
さらに
@ 受験生が宿泊したホテルで、「キット、サクラサクよ」のカードを配布
A インターネットのサイトGooで「受験のお守りランキング」で2位
B JR東日本の電車の車体に満開の桜を表示した
「きっとサクラサクよ!トレイン」を運行
C 「キットカット」にメッセージを書き郵送する「キットメール」
を実施します。
【中古】 チーム・キットカットのきっと勝つマーケティング テレビCMに頼らないクリエイティブ・マーケティングとは?/関橋英作【著】 価格:220円 |
キットカットの受験生応援キャンペーンは大成功します。
キャンペーンはどんなに成功しても、ある程度すぎると
伸びが鈍化して右肩下がりに陥ります。
「キットカット」のように右肩上がりが十数年も
続くのはめずらしいケースです。
その理由は、「キットカット」のブランドを強固するため
「ニュース」を作り続けていたからです。
インターネットの時代では、ネット情報がニュース的に扱われ
マスコミに利用されたりします。
ニュース的なネット情報がブランド力強化のため重要になっています。
このゲームでは、テレビCMの限界に着目して
「新たなマーケティング手法によるブランド力の強化と売上の拡大を
はかった高岡さんの働き方」を学ぶことができます。