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2024年05月14日

ソニーのゲーム機「プレステ―ション」は後発メーカーとして市場に参入!スーパーファミコンで絶対優位だった任天堂と勝負するため、どのようなソフト戦略で市場に参入したか?

「スゴロクで学ぶユーチューブ」の69回目、
「仕事や働き方クイズ13」を公開しています。

今回のクイズは、「ソニーのゲーム機『プレステ―ション』は
どのようなソフト戦略で市場に参入したか?」です。


ソニーがゲーム機「プレステーション」が開発したのは
任天堂がソニーとの契約を破棄したのが原因とされています。

ソニーと任天堂の間では、スーパーファミコン用のCD−ROM開発
(カセットROMから変更)プロジェクトを進めていました。

1991年、シカゴの家電量販店見本市
で両社の提携が発表されるはずでした。

ところが、発表の数日前になって
任天堂はソニーとの契約を破棄します。


1年後、ソニーの経営会議が開かれますが、出席した役員の大半は、
「なぜ、ソニーがゲーム機をやらねばならないのか?」
「ソニーが負けていい相手は、悔しいけど松下だけ」
「任天堂という京都の花札屋に万一負けらどうするんだ!」など
ゲーム機市場への参入に反対でした。

プレステ開発を進める久夛良木(くたらぎ)さんは
社長の大賀さんに対して、「任天堂に契約破棄され、
黙っているおつもりですか」と発言します。

大賀社長はこの言葉に感情的になり、有名なセリフ「DO IT」
と発言し「プレステ―ション」の開発にOKを出します。

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さて、ここからがクイズです。

「ソニーはどのようなソフト戦略で市場に参入したか?」です。

プレステ―ションは、ゲーム機として後発です。

その当時、ゲーム機は任天堂の「スーパーファミコン」の時代でした。

ゲームソフトのラインアップは、任天堂がダントツでした。

そんな状況で、プレステ―ションは
どのようなソフト戦略をとったかが問題です。


@ABなかから「間違い」を1つ選んでください。

@ ソフト会社の負担を軽減
 任天堂とソフト会社の関係は、年間の製造本数制限や
 ソフト製造費の半額負担(カセットROMは高額)など
 任天堂が絶対もうかる仕組みになっていた。
 そこでソニーは、ソフトにCD-ROMを採用したメリットを
 生かして、ソフト会社の製造費の負担を少なくして
 プレステソフトの開発に取り組んでくれる会社を増やす。

A ゲームソフト会社を厳選
 高性能ゲーム機・プレステーションにふさわしい
 高品質ソフトの開発を進める。
 任天堂と勝負するには、臨場感あふれるエキサイティングな
 ソフトが必要として、優秀なソフト会社を厳選して
 優れた作品開発を進める。
 駄作を販売することでプレステのプレステの
 ゲーム機評価が下がらないようにする。

B ソフト大手ナムコとの連携
 「ゼビウス」や「ファミスタ」でファミコンに協力したナムコと
 任天堂の間に亀裂が生じ、ナムコへの契約上の優遇措置がなくなる。
 任天堂に不信感を持ったナムコはソニーに接近
 「リッジレーサー」や「鉄拳」などのソフトを提供する。
 人気ソフトを手に入れることでプレステ人気を高める。


それでは、正解(間違い)は何番でしょうか?

答え 間違いは「A ゲームソフト会社を厳選」です。

プレステのソフト開発会社は厳選されず
粗製乱造の傾向がありました。

そのためマニアの間で、プレステーションは圧倒的な
トップハードゲーム機ですがが
圧倒的にクソゲームが多いとの指摘がありました。


その最大に理由が、プレステーションの特徴である
ゲームソフトのCD-ROM化でした。

任天堂のカセットROMは、コスト的に高額なうえ
製造納期もかかり、資金的に余裕のある
会社でないとソフト開発ができませんでした。

それに対してCD-ROMは、製造納期の短縮が図れるうえ
製造コストを安くできました。


ソニーは、CD-ROM化によりソフト会社500社以上と連携します。

「下手な鉄砲も数うちゃ当たる」とばかり
質より量のソフト開発を進めます。

その結果、続々と発売されるゲームの中に
駄作が生まれたとされています。

広告面でも、任天堂を意識して
「全てのゲームはここに集まる」と表現していました。


ただ、アメリカではゲーム事業責任者・平井さんが
ゲームの質を重視、レベルの低いゲームの販売に
反対していました。(平井さんは後にソニーの社長に就任)

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ファミコンの大ヒットで任天堂におごりがあったのか
スクエアとの間でも問題が起き「ファイナルファンタジーZ
(1997年1月発売)」がプレステで販売されます。

プレステは、このソフトの発売で
超人気ソフトを手にすることになります。

任天堂は、ナムコ・スクエアのソフトを失う
大きなミスを犯したのです。


「ソニー・平井さん」の働き方については
「スゴロクで学ぶユーチューブ」のNo.65
『CBSソニー社員が、世界のソニー社長に就任』
でご覧いただけます。
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