「スゴロクで学ぶユーチューブ」講座の34回目です。
33回目の前編に続く34回目後編は、ゲームタイトル
「USEN社長退任から復活、映像配信会社『U-NEXT』を創業｣
になります。
（「スゴロクで学ぶユーチューブ」でご覧ください。
スゴロクは「カタカナ」です）
『起業家の勇気 ＵＳＥＮ宇野康秀とベンチャーの興亡』
を参考文献に制作しています。
 | 起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡 [ 児玉 博 ] 価格:1,650円 |
このゲームは
１父が死亡、有線放送の「大阪有線」社長に就任
２電柱の不正使用問題を全社員の協力で解決
３光ファイバー事業からコンテンツ事業に転換
４「学生援護会」の合併で失敗、USENの危機
５「大阪有線」以外の事業を処分、USEN社長を退任
６映像配信会社「U-NEXT」社長で復活、3度目の上場を実施
宇野さんは、大阪有線を創業した父親の死亡にともない
大阪有線の2代目社長に就任します。
1999年社長就任後、すぐに電柱の不正使用問題
（電柱の所有者の了解なしにケーブルを設置）
に取り組み解決します。
2001年 社名を「大阪有線から有線ネット（後にＵＳＥＮ）」
に変更して、大証ヘラクレスに株式を上場し
光ファイバ―事業へ進出をはかります。
業績順調な時、就職支援会社インテリジェンスの
鎌田社長からアルバイト求人市場に強い
「学生援護会」合併の話が持ち込まれます。
500億円を投資して買収するも
相乗効果は生まれず業績は低迷します。
2007年人材派遣会社フルキャスト違法問題の影響で
インテリジェンスの株価が急落します。
さらに、2008年リーマンショックによる景気低迷で
2006年1月終値で3,800円だったＵＳＥＮの株価は下がり続けます。
2008年初頭まで1,000円台を維持したものの
リーマンショック後の2009年に
200円を割る水準までに落ちこみます。
ＵＳＥＮは赤字決算に陥ると、金融機関との間で
「学生援護会の買収資金」の融資を引き揚げるとする
契約があり、資金引き揚げの圧力が強まります。
監査法人からの要求が厳しくなり
ＵＳＥＮの2008年8月期決算は539億円の赤字
2009年8月期も595億円の赤字になります。
2010年、金融機関の方針でＵＳＥＮグループは解体されます。
これまでＵＳＥＮで取り組んできた事業は
2束3文で他社に売り渡されます。
自らもＵＳＥＮから追放されるような形で社長を退任します。
退任後、自ら映像配信サービスの会社「Ｕ−ＮＥＸＴ」を創業します。
「Ｕ−ＮＥＸＴ」は順調に業績をのばし、2014年東証マザーズに上場
創業12年で売上2379億円を達成します。
宇野さんは、父親から任された有線放送の
ＵＳＥＮを一度は手放ししました。
しかし、新会社『Ｕ−ＮＥＸＴ』を創業、父の創業した会社
「ＵＳＥＮ」を『Ｕ−ＮＥＸＴ』に統合します。
このゲームを通じ、会社経営の危機的状況を不屈の精神力で乗り切り
「3つの会社を上場させた起業家の働き方」を学ぶことができます。
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