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2014年08月09日

芭蕉の有名な俳句「古池や かわず飛び込む 水の音」の後に、「芦の若葉に、かかる蜘の巣」の句が続くそうです。 

カルタやスゴロクの作り方をいろいろ研究しています。

伝統文化に関心があるわりに、教養不足なもので
和歌や俳句について知識がありません。

「百人一首」も絵札を見るのは好きですが、カルタはできず
「坊主めぐり」で遊ぶ程度です。

昔、小学校のときお世話になった国語の先生から、
「百人一首」についていろいろ教えてもらった記憶はあるのですが?


せめて、「俳句」ぐらいはかじっていたい気がします。

そこで、「俳句のかるた」を探してみました。

小林一茶や芭蕉の「俳句かるた」がありました。

そのほか、「俳諧かるた」というのもあります。


なんとなく気になったので「俳諧かるた」見てみました。

取札の小さいイラストが実に味わいがあります。

俳諧かるた

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読札をみていくと、不思議なことに気づきました。

芭蕉の「古池や かはず飛び込む 水の音」の後に
「芦の若葉に かかる蜘の巣」と続いています。

「五七五、七七」になっています。


取札をみると、イラストのよこに
「あしのわかばに かかるくものす」と書いています。

なぜ、七七の句が続くのか意味がわかりません。


説明書を読んでみました。

すると、これは「俳諧の連歌」、
現代用語で「連句」を取り上げたカルタでした。

最初の五七五は「発句」で、七七は「脇句」といわれ、
江戸時代には俳諧師が2つの句を交互に読んだそうです。


江戸時代は、このような「俳諧」が普及していたそうです。

明治になり、正岡子規が五七五の「発句」だけの
「俳句」を生み出したそうです。


不思議に思うのは、なぜ学校で俳諧から俳句への
歴史を教えてくれなかったのでしょうか?

「俳諧かるた」では、芭蕉・蕪村・一茶の有名な「発句」に
続く「脇句」が書かれています。


あの「五月雨を あつめて涼し 最上川」も
「脇句」として「岸にほたるを 繋ぐ船杭」と続きます。

有名な俳句の「脇句」を知るだけで、なんとなく賢くなった気がします。
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