子供や孫に「勉強を強要する」傾向があるのでは?
ご多分にもれず私も、勉強の好きな孫になって欲しいと
しきりに絵本を贈っています。
年齢的には、そろそろ絵本より童話がいいかなあと思っています。
この6月は孫の誕生日です。
宮沢賢治の「童話とカルタ」を贈ろうと考えています。
カルタというのは、宮沢賢治の作品を紹介した
「宮沢賢治木版画歌留多」です。
カルタといえば、すぐ浮かんでくるのは「いろはカルタ」です。
読み札の頭の文字が「い」から始まっていきます。
「犬棒かるた」がその代表です。
しかし、カルタがすべてこのように「い」とか「あ」とか
頭の文字が順番に始まる文章が続くというわけではありません。
百人一首を思い出してください。
百人の和歌を収録しているので、絵札・読み札とも100枚になります。
すべて和歌ですので、頭の文字は全く関係ありません。
読み札に和歌の全文が、絵札に和歌の下の句が書かれています。
「宮澤賢治木版画歌留多」も同じような形式になっています。
賢治の代表的な作品やメモの中から印象的な文章を取り上げています。
絵札の文章は短く、読み札の文章は長くなっています。
たとえば、「注文の多い料理店」では、絵札に料理店のイラストと
「どなたも どうかお入りください」と書かれています。
読み札のほうは「どなたも どうかお入りください。決して
ご遠慮はありません」となっています。
あの有名なメモの「雨にも負けず」は、絵札はカタカナで
「ミンナニデクボウトヨバレ」書いています。
読み札のほうは、「ミンナニデクノボウトヨバレ ホメラレモセズ
クニモサレズ ソウイウモノニ ワタシハナリタイ」です。
「カルタ」は自由な表現を楽しむものと思っています。
「宮沢賢治木版画歌留多」はその一つです。
絵札を眺めていると、宮沢賢治の世界にたっぷりと浸れます。
実に印象的な木版画のカルタです。
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