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2016年08月31日
またもやアルバイトの再開
結局、自宅からほど近い私立高校へ、入学した。私立と言う事もあり、入学と同時にアルバイトをする生徒も多く、私も、新聞配達を再開した。地方紙ではなく、全国紙である。中学校時代は、配達中に、クラスメイトの女子生徒に出くわし、恥ずかしく思っていた時もあったが、誰かに会うのではと言う、杞憂は無く颯爽と、すがすがしい程に、新聞配達に情熱を燃やした。生活は、相変わらず苦しかったが、他人と自分を比べたり、他人を羨ましく思はなくなっていた。自分は、他人になれないし、自分は、自分だという自覚が出て来た。
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2016年08月30日
冬は必ず春となる
父の入院より、4年が過ぎた頃、奇跡的に術後の経過も良く、退院するまでになった。何度も、母も私も諦めていたが、長い冬を乗り越え、春となった。まさに、「冬は、必ず春となる」である。そればかりか、少しずつ体力も回復し、仕事を再開出来た。と、同時に、父の酒乱も、再開したのである。さすがに、暴力は振るわなかったが、大人しく呑んでいられなかったのである。私も、高校受験を控えて、私にも気遣っていたのであろう。
冬は必ず春となる
父の入院より、4年が過ぎた頃、奇跡的に術後の経過も良く、退院するまでになった。何度も、母も私も諦めていたが、長い冬を乗り越え、春となった。まさに、「冬は、必ず春となる」である。そればかりか、少しずつ体力も回復し、仕事を再開出来た。と、同時に、父の酒乱も、再開したのである。さすがに、暴力は振るわなかったが、大人しく呑んでいられなかったのである。私も、高校受験を控えて、私にも気遣っていたのであろう。
2016年08月29日
気になる転校生
中学校2年生の時、市内の別の中学校から女子転校生が来た。端正な顔だちの美人である。一目惚れしてしまった。どこに、座るのだろうかとか、住まいはどこか、気になる。
どうやら、近くの高校の近くらしい。ある日の、日曜日の昼下がり、自転車
に乗ってその近辺を、ゆっくりと走っていた。千載一遇の確立で、会えるかもしれない。その思いが伝わったのか、偶然にも、その彼女に会えた。『自宅、この辺なの?』と聞かれ、『いや、これから友達の家に行くところなんだけど』と、応えた。翌日、クラス内に、その事が伝わり、『あなた、彼女の事、好きなんでしょう』と、女子生徒にも、冷やかされた。
一度だけ、帰りは私の、自宅とは反対方向だったが、一緒に帰った事がある。
彼女は、中学卒業
と同時に、親の転勤で私の前から居なくなった。告白も出来ずに、ほろ苦い思い出多き、中学校時代であった。
どうやら、近くの高校の近くらしい。ある日の、日曜日の昼下がり、自転車
に乗ってその近辺を、ゆっくりと走っていた。千載一遇の確立で、会えるかもしれない。その思いが伝わったのか、偶然にも、その彼女に会えた。『自宅、この辺なの?』と聞かれ、『いや、これから友達の家に行くところなんだけど』と、応えた。翌日、クラス内に、その事が伝わり、『あなた、彼女の事、好きなんでしょう』と、女子生徒にも、冷やかされた。
一度だけ、帰りは私の、自宅とは反対方向だったが、一緒に帰った事がある。
彼女は、中学卒業
と同時に、親の転勤で私の前から居なくなった。告白も出来ずに、ほろ苦い思い出多き、中学校時代であった。
2016年08月28日
不幸の連鎖
私が、中学校1年の時に、地方から転校生が来た。すぐに、友人となった。自宅は、衣料品などの販売店らしい。デパートまで、行くには煩わし地元の人向けの、安売り量販店との事。早速、身に行ったが、2階建ての瀟洒な真新しい建物であった。母も時折買い物をしに、瞬く間に評判のお店となった。ある日の夕方、自宅に警察が来た。母が、呼ばれて暫く戻って来なかった。戻って来た母が、開口一番『お姉ちゃんが、万引きをして補導されたの』と、言った。しかも、転校生の自宅の、お店との事。私は、落胆とは違う、絶望感と、この世から、私は、消えてしまいたいという、どうして、いつも自分が巻き込まれるのか、この世には、神様は居ないという諦め等々、複雑な心境であった。明日、転校生に合わせる顔がない。転校生に、知られているのでは、という不安で一杯であった。姉とは、しばらく会話もしなかった。翌日、中学校へ行ったが、転校生は、いつもと変わらない私への、対応であった。
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2016年08月27日
逃げられない現実
2016年08月26日
貧しい事は弱点なのか
中学校へ入学すると、給食費はクラスの委員が、生徒の分を預かり、担任の教諭へ持って行く仕組みであった。毎月、その時期が来ると、休み時間が苦痛であった。生活保護を受けていた我家は、対象外であるからだ。クラスの係が、交代する際に次の委員に引き継ぐ際に、『あいつは、集めなくていいから』と、皆に聞こえる程の少し大きめの声で、言った。本当に悔しい思いをした。恥ずかしい思いをした。私が、好感を持っていた、女子生徒にも聞こえた様だ。時として、貧しい事は、弱点なのか?その、弱点を突いてくるのは、いじめではないのか。
ほろ苦い思い出の多き、中学校時代がスタートした。
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2016年08月25日
喜び半分、悲しみ半分、自己否定の再燃
2016年08月24日
またもや音信不通
父と過ごした日々よりも、家に居ない期間が長く、都合、3度目の蒸発をした。私が、大学を卒業して、実家に戻る直前に、事業の借金を残して、失踪してしまった。結局は、離婚し、死別してしまった。
私が、5歳から6歳まで、祖母の家に預けられたが、周りは田んぼだらけで、民家も少なく、友達も、玩具も無い。祖母は、『お前の、父親は死んで、もう居ないんだよ』と、言われていた。そんな、8月の暑い日に、母と姉が祖母の家に、来てくれた。私は、やっと家に帰られる、迎えに来てくれたと喜んだ。帰り際に、一緒にバスに乗り込んだところ、『お前は、もう少し、お祖母ちゃんと居てね』と、バスから引きずり降ろされてしまった。物心がついて、初めて絶望を感じたのだ。泣き喚いて、寝転がり、『嫌だ。僕を置いてかないで。寂しくて堪らないんだ』と、叫んだが、バスは、私の視界から消えてしまった。
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私が、5歳から6歳まで、祖母の家に預けられたが、周りは田んぼだらけで、民家も少なく、友達も、玩具も無い。祖母は、『お前の、父親は死んで、もう居ないんだよ』と、言われていた。そんな、8月の暑い日に、母と姉が祖母の家に、来てくれた。私は、やっと家に帰られる、迎えに来てくれたと喜んだ。帰り際に、一緒にバスに乗り込んだところ、『お前は、もう少し、お祖母ちゃんと居てね』と、バスから引きずり降ろされてしまった。物心がついて、初めて絶望を感じたのだ。泣き喚いて、寝転がり、『嫌だ。僕を置いてかないで。寂しくて堪らないんだ』と、叫んだが、バスは、私の視界から消えてしまった。
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2016年08月23日
更なる不遇
ある日の夜、例によって酒を飲んで、母に暴力を振るいまくっていたのだが、更にエスカレートして、母を出刃包丁で切り付けてしまった。母の悲鳴と、近隣に助けを求めて、救急車が来た。その前に、父は我家から姿を消してしまった。警察も来たのだだが、私と、姉も幼く、事情が聞けず帰ってしまった。その後、私と、姉が、母が退院するまで、何を食べ、
どう過ごしたのかは、記憶に残っていない。恐らく、近所の人が私と、姉のお世話をしてくれたのだと思う。余り、思い出したくない、辛い過去であるが、子供は親を選べないと言う事実、消し去りたい過去を、消せない事実は、この世に生まれてきた理由を、垣間見た様な感じである。
http://www.miraiplus.co.jp/product/94
どう過ごしたのかは、記憶に残っていない。恐らく、近所の人が私と、姉のお世話をしてくれたのだと思う。余り、思い出したくない、辛い過去であるが、子供は親を選べないと言う事実、消し去りたい過去を、消せない事実は、この世に生まれてきた理由を、垣間見た様な感じである。
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