アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

失敗の本質 感想



本書は、第二次世界大戦で日本がなぜ
戦争で負けたのかを書いています。
本書はその時代の戦争の失敗を書いてますが
本書で触れている日本の失敗は
現在の日本の組織的な短所にも通じると思います。




p314、315
以上あげたような日本軍の組織構造上の特性は、
「集団主義」と呼ぶことができるであろう。
ここでいう「集団主義」とは、個人の存在を認めず、
集団への奉仕と没入とを最高の価値基準とする意味ではない。
個人と組織とを二者択一のものとして選ぶ視点ではなく、
組織とメンバーとの共生を志向するために、
人間と人間との間の関係(対人関係)それ自体が
最も価値あるものとされるという「日本的集団主義」
に立脚していると考えられるのである。
そこで重視されるのは、組織目標と目標達成手段の合理的、
体系的な形成・選択よりも、組織メンバーの「間柄」に対する配慮である。
(中略)日本軍の集団主義的原理は、このようにときとして、
作戦展開・終結の意思決定を決定的に遅らせることによって
重大な失敗をもたらすことがあった。



これは、今の日本の組織的な行動にも
当てはまると思います。
ただ、これをわかっていてもなかなか
解決できないのも問題でしょう。

ただ、今の政治でこれがぴったりと当てはまるかといえば
そうでないと思います。
そもそも、復興では民主であろうと自民であろうと
まずガレキの処理とか、やるべきことはほとんど変わらないので
正直なぜ、不信任案が終わっても
ここまで進まないのか不思議です。

作家の佐藤優氏は、
「民主主義で決めたのだから、菅さんに任せるべきだ」
とか言っていましたが、まず本人がなにをしたいのか
わからないので、相対的に別の人に任せたほうがいいと
個人的に思います。

この記事へのコメント

   
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。