2012年06月25日
資本主義はなぜ自壊したのか 感想
本書は構造改革の急先鋒の著者の「懺悔の書」ということを
はじめのほうで書いているが
懺悔の書というより、今の資本主義やグローバリズムの成り立ちに
ついていろいろな視点から書いているので
少しタイトルとは違うと思う。
ただ、本書で著者が本当に懺悔しているのかというと
正直、個人的にはそのようなことは感じられなかった。
もし本当に本書が懺悔の書という意味で書いたのなら
もう少し著者が関わってきたことを詳しく書くべきであろう。
本書ではブータンなどの国をかなり褒めていたが
個人的には無批判にブータンが良いからといって
ブータンの文化を取り入れることは
グローバリズムを無批判に取り入れた「構造改革」となんら
変わりは無いと思う。
そこらへんを見ると残念ながら、著者には懺悔が足りないと思ってしまう。
最後のほうには「日本」再生の提言を書いているが
これはいろんな意見があるので
議論が必要だろうが、グローバリズムを一度立ち止まって考えることは
賛成する。
しかし、最近でのTPPの騒動など
結局には民主党に政権交代しても
あまり流れは変わらないな。
はじめのほうで書いているが
懺悔の書というより、今の資本主義やグローバリズムの成り立ちに
ついていろいろな視点から書いているので
少しタイトルとは違うと思う。
ただ、本書で著者が本当に懺悔しているのかというと
正直、個人的にはそのようなことは感じられなかった。
もし本当に本書が懺悔の書という意味で書いたのなら
もう少し著者が関わってきたことを詳しく書くべきであろう。
本書ではブータンなどの国をかなり褒めていたが
個人的には無批判にブータンが良いからといって
ブータンの文化を取り入れることは
グローバリズムを無批判に取り入れた「構造改革」となんら
変わりは無いと思う。
そこらへんを見ると残念ながら、著者には懺悔が足りないと思ってしまう。
最後のほうには「日本」再生の提言を書いているが
これはいろんな意見があるので
議論が必要だろうが、グローバリズムを一度立ち止まって考えることは
賛成する。
しかし、最近でのTPPの騒動など
結局には民主党に政権交代しても
あまり流れは変わらないな。
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