2011年04月07日
朽ちていった命 感想
福島原発事故が起こって
再び話題になった本だったようなので購入。
本書は「東海村臨界事故」の被曝者の治療記録である。
被曝者は最初は何も異常がなかったのに
時間がたつと大きく見ためも変わってしまうことが
恐ろしいと感じた。
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結果として、患者は助からなかった。
しかし、この事故は現場でマニュアルを無視して起こった
事故らしい。
今回の福島原発も東電の怠慢が原因と
いう意見もあります。
この本は1999年の事故ですが
10年たった今でも、やはり過ちは繰り返すということ
になってしまった。
唯一の被曝国であり、この事故も起こったのに
原発の安全性はあまり改善されていないように思う。
ただ、本書を読んだことで
今現場で作業している
自衛隊やその他の現場の人の安否は
細かく情報開示すべきだと思う。
同じような事故で肉体的、精神的に蝕まれる可能性が
あるのだから
p194 「原子力防災の施設のなかで、人命軽視がはなはだしい。 現場の人間として、いらだちを感じている。 責任ある立場に方々に猛省を促したい」 事故など起きるはずがない―。 原子力安全神話という虚構のなかで、 医療対策はかえりみられることなく、 臨界事故が起きた。 国の法律にも、防災基本計画にも、医者の視点、 すなわち「命の視点」が決定的に欠けていた。 |
この教訓は今回の事故にもそのまま
あてはまるとおもう。
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