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就活地獄の真相 感想




本書は、現在の就活問題を


書いている本です。


本書の感想は、結論が


「大学で人間力を磨くべき」というものに終始している


ように思う。





それで、例として


就職率100%の国際教養大学(AIU)について書いており


そのような大学の生徒を大企業が欲しがっていると書く一方で


大学と中小企業を結ぶべきとも書いていて


結局、一般論から抜け出てない。


(逆に就職率100パーセントの国際教養大学(AIU)


は怪しいとは思わないのか?)


個人的には、


「企業に就職できないのなら、起業するべきだ」


とか、親より稼ぐネオニートみたいに


書いて欲しかった。


(学生が会社に勤めないで起業するっていうのは


著者にとっては、ダメなんだろうか?)


今回は学歴格差について引用します。


p99、100

エントリー数が増えれば、

当然、応募する学生の質も

玉石混合となる。

かくして企業は「ハズレ」を掴まないために

ポテンシャルが高いと見られる上位の特定大学に

絞り込んでいく。

(中略)

逆にいえば、

ターゲットとされない大学に所属する

大多数の学生にとってみれば、

就職ナビで企業の採用情報を閲覧し、

応募することは可能であっても、

最初から採用対象にはなりえないのだ。

結果として、

そうした学生は無駄な努力をし、

徒労感を味わうというハンデを背負っているのである。



「学歴は関係ない」とか世間は言うようだが


少なくとも多少は学歴採用が残っているらしい。


(ただし、確かめることはできないのでどれくらいあるかはわからない)


ただ、大企業が学歴採用をする理由が


エントリーする学生があまりにも多いのが理由だと思う。


大量の学生から、


選ぶには何かの制限をかけるしかない。


で、一番分かりやすいのが学歴なので


やはり、どうしても学歴差別が生まれる。


本書について違和感もあるが、



どっちにしろ、今の就活がおかしいのには



変わりはないので



就活の構造を変えるべきとは思う。




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