2015年01月31日
吉野 弘〜詩の世界より
吉野 弘氏と言えば、祝婚歌〜、生命は〜等の詩があるが、鏡による相聞歌は男女の恋愛心理描写を的確に、鋭い素朴な言葉で言い表している・・・・・・・・。
「あなたは鏡」 「わたしをとりこにしておきながら」「わたし自身を一歩も踏みこませない」
「無理にもあなたに入ろうとすれば」「わたしより先に罅がはいる」「鋭い裂傷・拒絶の柵が」
「わたしの前に立ちふさがる」
「わたしは鏡」「あなたをとりこにしていながら」「あなた自身をとりこにしていない」
「あなた自身をとりこにしようとすれば」「あなたの愛の踏み込んでくる」「力づくな一瞬を待つほかない」
「そのとき あなたから受ける傷」「わたしの仮の拒絶の柵」「あなたが くぐらねばならぬ柵」
「それなのに」
「あなたは立ちすくんでいらっしゃる」「砕かれることさえ」
「わたしは恐れてないのに」
・・・男にとって女の態度が、反応が「仮の拒絶」か本当の否か〜見極めが困難なのだ・・・
それにしても・・・・納得してしまう詩だネ〜
「あなたは鏡」 「わたしをとりこにしておきながら」「わたし自身を一歩も踏みこませない」
「無理にもあなたに入ろうとすれば」「わたしより先に罅がはいる」「鋭い裂傷・拒絶の柵が」
「わたしの前に立ちふさがる」
「わたしは鏡」「あなたをとりこにしていながら」「あなた自身をとりこにしていない」
「あなた自身をとりこにしようとすれば」「あなたの愛の踏み込んでくる」「力づくな一瞬を待つほかない」
「そのとき あなたから受ける傷」「わたしの仮の拒絶の柵」「あなたが くぐらねばならぬ柵」
「それなのに」
「あなたは立ちすくんでいらっしゃる」「砕かれることさえ」
「わたしは恐れてないのに」
・・・男にとって女の態度が、反応が「仮の拒絶」か本当の否か〜見極めが困難なのだ・・・
それにしても・・・・納得してしまう詩だネ〜
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