すべての情報は
一冊の手帳に
まとめなさい


蟹瀬誠一＆「知的生産」向上委員会著

すべての情報は1冊の手帳にまとめなさい 蟹瀬誠一&「知的生産」向上委員会 三笠書房 2008-12-18 売り上げランキング : 49649 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools

手帳の使い方に
ついての本は
これまで何冊か読んできた。


最近では
”情報は一冊のノートにまとめなさい”
だろう。
これは、すべての事柄を
時系列でノートに記して
パソコンでノートの情報を
管理するといった方法をとっていた。


要は超整理術の手帳版といったところだ。
ただし使うのはポケット版のノートのみ。
おわればつぎつぎと新しいノートを
使っていく。


けれどこの方法、どうしても
仕事柄スケジュールの管理をしなければ
ならないし、一枚の紙で
スケジュールを挟み込んでおく
という方法がしっくりこなくて、
やり方だけを手帳で真似て
やはり今までどおりのシステム手帳を
いまだに使っている。


そんななかで本書
”すべての情報は一冊の手帳にまとめなさい”
にであった。
どうみても題名はパクッテるけど
まあ最近は多いので気にせず読んでみたが
著者、蟹瀬誠一氏の手帳の使い方や
考え方が書かれていた....だけだった。



サイズははA6サイズ、
予定表の著者の使い方など...。



やはり手帳、メモというのは
いろいろな使い方をしてみて
自分にあった
最高の使い方を編み出していくのが
ベストなのだろう。
本書に限らず手帳やメモについて
書かれた本は
自分に合いそうなところだけを
とりいれていくという考えで読めば
参考になるところも多々ありそうである。


ただ本書、
おまけではないだろうが、
本田直之氏
古市幸雄氏
久恒啓一氏
和田裕美氏
石渡美奈氏
土居英司氏
吉越浩一郎氏
の書かれたコラムが
あるので
この錚々たるメンバーの
手帳に対する考え方が
わかって面白い。
やはり多種多様、
自分にあった使い方だ。

手帳には直接関係ないが
そのなかで
吉越浩一郎氏のコラムから
印象に残った文を
おいておきたい。



”今、この日本にはイノベーションを作り出せる人材が最前線に
一人もいません。
かつて日本を変えた維新志士たちは、２０代にして国を動かしました。
こうした日常にある旧態依然の慣例こそ、現代の若者たちが
最前線に出て行けないことからも垣間見える、日本が抱える
閉塞感を作り出す原因のひとつ。日本は世界から、置いていかれようと
しています。
この現状を打ち破る仕組みを、すぐにでも見直し必要があるのは
間違いないのです。”

---

蟹瀬誠一氏プロフィール

米ＡＰ通信社記者、仏AFP通信社記者、米『TIME』誌特派員を経て、
91年にTBS『報道特集』キャスターとして日本のテレビ報道界に転身。

文化放送「蟹瀬誠一、ネクスト」のパーソナリティ、
『経済討論バトル頂上決戦』 (朝日ニュースター)『賢者の選択』（BS朝日）
『地球感動配達人 走れ!ポストマン』（TBS）などの
キャスター・レギュラーコメンテーターを務め、
カンボジアに小学校を建設するボランティア活動や環境NPO理事としても活躍。
2004年から明治大学文学部教授、2008年から同大学国際日本学部長に就任。


「知的生産」向上委員会

ビジネスの効率化、目標実現のための方法論など、
知的生産の技術を研究し、それを広く世の中に提案していくことを
目的とするビジネスマン、起業家のための勉強会。