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「桂馬の幻想」 坂口安吾 (03/31)
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「ボクのインプット&アウトプット法ー1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書く」 千田琢哉 (12/20)
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「桂馬の幻想」 坂口安吾 (12/12)
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2013年12月26日
「リンゴの木」 ゴールズワージー
 この本は以前紹介した「僕らの頭脳の鍛え方」で佐藤優が紹介していたので読んでみた。因みにその本での紹介はこうだ「イギリスは現在も階級意識社会だ。パブ(居酒屋)でも労働者階級の出入り口には『PUB(パブ)』と書いてあるが、中産階級の出入り口は『SALOON(サルーン)』と書いてある。そして客も自らが帰属すると思う出入口を使う。若き弁護士のアシャーストが、ウェールズの田舎で純朴な少女と恋に落ちるが、階級の差を意識して捨てるという身勝手な物語。イギリス人エリートの階級意識と残酷さがよくわかる。」。

 この話の作者ゴールズワージーはノーベル文学賞作家で、国際ペンクラブ初代会長も務めている。ハーロー校を出てオックスフォード大学で学ぶという典型的な英国エリートのルートである。

 この話自体は短いもので、130頁程度なのですぐ読み終わるだろう。内容は以下のようなものだ。銀婚式の日に上流階級のアシャーストは、英国南西部の田園地帯を車で旅する。ふと車を降りて休憩してみると彼はあることに気づき、胸を痛める。その村は26年前、大学生だったころの彼がぶらりと訪れ、村娘メガンと恋に落ちた場所であった。当時は駆け落ちまで企てたものの、アシャーストは駆け落ち資金を取りに行った町で親友の妹−むろん上流階級だ、のステラと出会う。その娘に惚れてしまったアシャーストは、駆け落ち先でみすぼらしい格好のメガンを見て、彼女は自分の結婚すべき娘ではないと悟り、彼女を捨て、ステラと結婚。順風満帆な人生を謳歌する。そして銀婚式の日に彼は再びメガンと出会うが、彼女は変わり果てた姿となっていた…。

 佐藤はこの話で英国エリートの階級意識と残酷さを学ぶことができるとし、角川版では解説まで書いている。民族性をそのベストセラーから読み解く試みが妥当であるかどうかはともかくとして、アシャーストの行動に違和感を感じるか否かで、人間の類型を探ることは出来る。自身の属する世界以外の人間と結婚することができるかという本書の問題に対して、社会性・経済性・慣習性の点から反対する現実主義者、人同士の約束を重んじる理想主義者とを分けうる。また、男自体が困難が少しでも予想される獲物よりは獲やすい等価の獲物を狙う事に流されやすいこともこの本では示してある。

 価値観に民族固有性よりも個々人の資質・主義が影響されるであろう現代にあっても、この本が投げかける問題は様々な角度から読み解くことができる。

リンゴの木 ゴールズワージー 









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