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2015年12月05日

西太后は漢族だった説

西太后と言えば清朝末期に権力を振るい、光緒帝を幽閉したり珍妃を井戸に投げて殺したりと残虐な悪女として知られている。正史では西太后は満州族の中のイェヘナラ氏という氏族の出身ということになっている。このイェヘナラ氏は皇帝の一族である愛新覚羅家に部族争いで滅ぼされた時に、いつか一族の女が愛新覚羅家を滅ぼすだろうと呪いをかけたので皇帝家はイェヘナラ氏から嫁をもらってはいけないという言い伝えがあったという。その言い伝えを守らずに咸豊帝が西太后を寵愛したために清朝が滅びたというまことしやかな伝説まである。

ところが西太后は実は満州族ではなく漢族の出身で、満州族に奴隷として売られた子供だったという説が中国で急速に認知度を高めている。満州族の貴族だった養父が自分の子供を宮廷に差し出すのが嫌で、買ってきた漢族の子供を身代わりに宮廷に差し出したところ皇帝の目に留まって妃となったというのである。

この説を唱えているのは山西省の長治県の歴史研究家で、長治県には西太后が生まれたと伝わる場所があり、そこのある家には西太后が何度か生家に送って来た贈り物や手紙の一部が残っているという。その西太后の生家と伝わる家の子孫の話では、貧困な家庭に生まれた女の子をその地に赴任してきた満州族の高官に売ったところ、その高官が宮廷に自分の子供の身代わりとして差し出して妃となったというのである。生家と西太后とは大きくなってからも手紙などでやり取りがあり、その一部が残っているという。

そしてその証拠として、山西省の生家に送って来たとされる物品は確かに清朝の宮廷のものだという。また西太后の満州語があまり上手でなかったことや山西省の歌をよく歌っていたことを思わせる記録があることなどを挙げている。
西太后
この西太后は漢族だったという説は数年前には中央テレビで紹介されたため、中国で徐々に認知度を高めてきている。確かに李鴻章との密接な関係や自分の妹の子であるはずの光緒帝との衝突を考えると、西太后が漢族出身であったと考えると納得できる部分もあり歴史ミステリーとして面白い説である。

下は日中合作で撮影された西太后のドラマ「蒼穹の昴」で、中国でも「おしん」で有名な田中裕子が西太后を演じている。

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タグ:西太后
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