2010年01月30日
楊修の死
楊修(ヨウシュウ)は「四世大尉」と言われた名門に生まれた男です。
ちなみに、大尉とは当時で最高の役職であった3つの位の内の一つです。
そんな名門でしかも、かなりの頭の切れを持っていたようです。
この男、三国志演義では有名な話「鶏肋(鶏のあばら骨)」の故事で殺されてしまいます。
故事の概略としては…
219年、曹操(ソウソウ)は漢中(カンチュウ)という地を劉備(リュウビ)と争っていましたが、曹操軍が苦戦を強いられた時「鶏肋」という言葉を発しますが、それを聞いた楊修が撤退の準備を始めます。
人々が楊修に「あなたは何故撤退の準備をするのか?」というと曹操が言った「鶏肋」に対し、「鶏肋(鶏のあばら骨)は、捨てるには惜しいが、食べても腹の足しになるほど肉がついてない」、すなわち「惜しいが今が撤退の潮時」と解釈し、撤退の準備を命じたと言いました。
そんな楊修に曹操は驚き、「あの頭の切れは危険。自分の事を見通し過ぎている。」と判断して楊修を斬る訳ですが…。
このエピソードはおかしいですよね。
曹操程の人材マニアにとってはよだれが出る人材じゃないですか。
三国志演義は曹操を必要以上に悪く書いている為、この漢中からの撤退の後、楊修が斬られたことにかけて、こういう逸話を残したんでしょうね。
実際はこの時期の曹操には後継者問題がありました。
次男曹丕(ソウヒ)と三男曹植(ソウショク)のどちらを後継者とするかという問題です。
(長男はすでに戦死)
楊修という人は、曹操の三男曹植(ソウショク)の学問の師で後継者問題に関わる程曹植に肩入れしたので自分が死んだ後、害になると考えて因縁をつけて殺したというのが正しい所でしょうね。
中国、日本にかかわらず、後継者問題は良くありますが、大体は後継者本人よりも、その周りの家臣が煽りたてるんですよね。
(自分達の身入りを増やしたいので)
そういった事が家を滅ぼす原因になったりする事を考えると、愚かな行為ですね。
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ちなみに、大尉とは当時で最高の役職であった3つの位の内の一つです。
そんな名門でしかも、かなりの頭の切れを持っていたようです。
この男、三国志演義では有名な話「鶏肋(鶏のあばら骨)」の故事で殺されてしまいます。
故事の概略としては…
219年、曹操(ソウソウ)は漢中(カンチュウ)という地を劉備(リュウビ)と争っていましたが、曹操軍が苦戦を強いられた時「鶏肋」という言葉を発しますが、それを聞いた楊修が撤退の準備を始めます。
人々が楊修に「あなたは何故撤退の準備をするのか?」というと曹操が言った「鶏肋」に対し、「鶏肋(鶏のあばら骨)は、捨てるには惜しいが、食べても腹の足しになるほど肉がついてない」、すなわち「惜しいが今が撤退の潮時」と解釈し、撤退の準備を命じたと言いました。
そんな楊修に曹操は驚き、「あの頭の切れは危険。自分の事を見通し過ぎている。」と判断して楊修を斬る訳ですが…。
このエピソードはおかしいですよね。
曹操程の人材マニアにとってはよだれが出る人材じゃないですか。
三国志演義は曹操を必要以上に悪く書いている為、この漢中からの撤退の後、楊修が斬られたことにかけて、こういう逸話を残したんでしょうね。
実際はこの時期の曹操には後継者問題がありました。
次男曹丕(ソウヒ)と三男曹植(ソウショク)のどちらを後継者とするかという問題です。
(長男はすでに戦死)
楊修という人は、曹操の三男曹植(ソウショク)の学問の師で後継者問題に関わる程曹植に肩入れしたので自分が死んだ後、害になると考えて因縁をつけて殺したというのが正しい所でしょうね。
中国、日本にかかわらず、後継者問題は良くありますが、大体は後継者本人よりも、その周りの家臣が煽りたてるんですよね。
(自分達の身入りを増やしたいので)
そういった事が家を滅ぼす原因になったりする事を考えると、愚かな行為ですね。
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