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2017年11月03日
カイネ / ブレイカー
吐き気がする。このクソッタレな世界の空気を吸っているだけで。なぜ、私は生まれた。壊れても、壊れたまま戦い続ける、戦い続けることしかできない。まるで操り人形だ。
へし折り、引き千切り、叩き潰す。いくら血を浴びても満たされることはない、そんなことはわかっている。わかっているのに、この忌まわしい身体はそれを求め続ける。
この馬鹿げた芝居は、いったいいつ終わるのだろう。悲鳴、嘲笑、怒号、そして私は全てから耳をふさいだ。ただ殺す、殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して、もう、私は……
いや、ちがう……ちがう、ちがう!確かに私は壊れているかもしれない、バケモノかもしれない。それでも私を、そんな私を仲間だと言ってくれた奴がいる、だから私は戦い続けるんだ。
2017年12月01日
2B / ブレイカー
対機械生命体用に製造されたアンドロイド。正式名称は「ヨルハ機体二号B型」で戦闘行為に特化したモデル。随行支援ユニットポッド042と共に機械生命体殲滅の任に当たる。
2Bは比較的冷静な性格であり、あまり感情を露わにはしない。過酷な戦闘に参加する事が多く、何度か破壊されている事が彼女の性格形成に影響を及ぼしているものと考えられる。
二号モデルは、プロトタイプ検証試験の際に生き延びた唯一の機体をベースにしており、その適応能力の高さから様々な作戦に参加するようになった。
ヨルハ機体はB型以外にも様々なタイプが存在する。特にE型は情報流出を防ぐために僚機を破壊する任務を担当しており、戦闘能力が他のモデルに比べて高く設定されている。
2017年12月03日
A2 / ブレイカー
対機械生命体用に製造されたアンドロイド。正式名称は「ヨルハ機体A型二号」で近接戦闘に特化したモデル。第十四次機械戦争真珠湾降下作戦に投入された。
A2はヨルハ機体のプロトタイプモデルである。初期にはA(アタッカー)型、G(ガンナー)型が存在したが、正式モデル運用時にはB(バトラー)型に統合された。
真珠湾降下作戦の破壊目標はカアラ山に存在する敵サーバー。このサーバーは太平洋全域の機械生命体を管理するサーバーと目されていた。
作戦に投入されたヨルハ機体は十二機だったが、A2を除く全ての機体は破壊された。残されたA2は敵サーバーの破壊に成功するが、その後の消息は不明のままとなっている。
2018年01月01日
アリス / ブレイカー
ある午後の昼下がり。アリスは草むらの中に不思議なウサギを見つけました。そのウサギは大きな時計を手に持ちながら「大変!大変!もう間に合わない!」と逃げていきました。
ウサギを追いかけてアリスは暗く深い穴に落ちました。その後、不思議な国でアリスは数々の試練を乗り越えます。それは、恐ろしくも楽しい、不思議な体験で……
気づくとアリスは現実世界に戻っていました。そこは暖かな昼下がり。なんの不自由もない世界。でも、アリスは何か不安です。何か物足りません。一体……何でしょうか?
平和と退屈……アリスは気づきました。自由である事は孤独を生みます。アリスは人生の「束縛」を望みました。そして再び、あの暗い穴へと向かっていったのです……
2018年01月10日
アリス / オルタナティブ
新宿の高層ビルから飛び降り自殺をした女子生徒=当時(18)=が2月上旬に自殺した問題について、東京都教育委員会は事案の詳細調査結果を公表した。
専門家でつくる第三者委員会からは、教諭や生徒からの聞き取り調査が不足しているとの意見書が5月に提出されており、発表はそれを受けてのものとなる。
報告によれば、女子生徒の自殺は学校内のいじめによるものである事が判明。前田教育長は「調査結果を重く受け止め、二度と繰り返さないように検証する」と反省の弁を述べた。
記者団の取材に応じた女子生徒の父親は、「第三者委員会から言われるまで自発的に調査しようとしなかった教育委員会に憤りを感じる」と悔しさをにじませた。切替
2018年01月11日
アリス / 傲獅のブレイカー
これは傲慢なる獅子の物語です。
昔々、とある子猫がおりました。母猫とはぐれた子猫は弱りきっていましたが、ある日青年に拾われました。
青年との穏やかな暮らしの中で子猫はすくすくと育ちました。青年が殺人の罪で連行される時までは世界で一番幸福でした。
それから、ええ、それからのことはご想像の通りです。
孤独だった猫を誰よりも愛してくれたのは飼い主でした。
けれど、守ることができなかったのです。猫は己の無力さを呪って、呪って呪って呪って呪ってのロッてノロッテ……
やがて彼は強大な力を手に入れました。力を欲した理由はもう
とっくに忘れてしまったけれど、力を手に入れたので彼はきっと世界で一番幸福なのでしょう。めでたしめでたし。
2018年01月19日
アリス / 傲獅のハーフナイトメア
物語世界、ライブラリ。ここには稀に物語の狭間から転落して迷子になってしまう者がいる。この美しい少女も、その一人だった。ある日、少女は獅子のような姿をした精霊と出会う。
元の世界に帰りたいと嘆く少女に、精霊はある取引を求めた。少女が条件をのむと、精霊は不思議な力で元の世界へ連れて行く。トランプの女王に、帽子屋。そこは不思議な世界だった。
喜ぶ少女に、精霊は約束通り力を受け取るように告げる。少女は精霊の力を授かった。やがて時が経ち、少女はその力で次々と世界の住人を殺し始めた。殺して壊して森を燃やしていく。
自我が蝕まれ失われていくのに精霊の力を手放せない。いつしか禍々しい姿に成り果てた少女の前に、少女と猫が現れる。「私が私を殺しに来た!」少女だった化物は声を上げて笑った。
2018年01月21日
アリス / ― Original ―
薄暗い曇り空。冷たい風。何もないこの国で勉強しか出来ない僕は、学校で数学を教える仕事に就いていた。毎日毎日が灰色の日々の中で、唯一の楽しみは……物語を紡ぐ事だった。
僕の興味は誰にも共有出来ない。僕の愛情は誰にも理解されない。だけれど、彼女の……純粋無垢な魂こそが僕を救済してくれる。永遠に透明な少女の姿を、僕は文書の中に焼き付けた。
けれど最近、僕は彼女の行動に違和感を感じるようになっている。何故だかはわからない。彼女は今までと変わらず美しく、純粋だったのに。変わらず、僕は愛しているのに。
やがて彼女は僕の意思とは関係なく動き始める。見捨てられた創造主である僕は、ただ、泣きながら彼女に許しを請う事しかできなかった。壊れてしまったのだ。この物語と……僕は。
アリス / 剛神のブレイカー
2018年01月25日
アリス / バレンタイン
2018年01月27日
アリス / オルタナティブ・ブラッド
はい。そうです。その女子高生は血まみれでした。でもその事自体は特に不思議には思わなくて……ほら、街がメチャクチャになって、怪我人なんて珍しくもありませんでしたから。
現場は目玉映像だらけ……あ、すみません、不謹慎でしたか?ふへへっ。まあ職業病ってヤツで。僕らのチームはカメラのバッテリーが無くなって局に戻ろうとしてたところだったんですよ。
その女子高生に目がいったのは、血まみれだった事じゃなくて、その子がビルのコンクリートの壁を蹴り破ったからなんです。災害で脆くなったって言ってもビルですよ?ありえなくないですか?
スマホで撮ったんですけど……なんか映像にその子が映って無くて。いや、吹き飛ぶコンクリは映ってるんですよ。確かに撮った筈なんです。女の子だけ映ってないなんて……ありえなくないですか?
2018年01月31日
アリス / ブレイカーExt(淘汰篇)
2018年02月01日
スノウホワイト / ブレイカー
かくして王子の口づけによって永遠の眠りから目覚めたスノウホワイト。命乞いする悪い女王を哀れにおもった彼女は、彼女の罪を許すとその場で告げます。
しかし女王はその時スノウに短刀を振りかざしました。身を挺してスノウを守ろうとする王子。そして無情にも女王の短刀は王子の胸を貫いてしまいました。
……気づくとスノウは白いドレスを血まみれにして立っていました。その手には女王の短刀が握られ、足元には冷たくなった王子と……女王の死体が転がっています。
スノウは泣き叫びます。許さない。許さない。これからは絶対許しはしない。私の「正義」によってこの世を正してゆくのだ……彼女の目には復讐の暗い炎がゆらめいていました。
2018年02月11日
スノウホワイト / 傲獅のブレイカー
くあ、と大きな口を開けてあくびをしながら前足を伸ばして背中をしならせると、ご主人様がボクを見て笑う。猫の体は柔らかいなあと穏やかな声と優しい手が降ってくる。
あたたかな手がひとしきりボクを撫で終えると、ご主人様はいつものようにお家で楽器の練習を始めるんだ。ボクは日当たりのいい窓際でご主人様の演奏を聞きながらうとうとする。
貧しいくせにお人好しのご主人様。あの日死にかけのボクを拾ってくれた人。ずっとこの優しい音楽を奏でてほしいな。ずっと一緒にいたいなあ。世界一幸せになってほしいんだ。
まだ子猫だけどそのうちボクだって大きくなるから、そしたら今度はご主人様のこと守ってみせるからね。絶対に!
2018年02月19日
スノウホワイト / 傲獅のハーフナイトメア
「あれは女王の毒林檎。復讐するなら力を貸そう」目を覚ましたばかりの少女に、獅子のような姿をした精霊が囁く。少女は首を左右に振って断った。少女が姿を隠せば済む話だ。
ただ女王の悪政だけが心残りだった。「ならば虐げられる人々を守るための力を貸そう」精霊が剣を差し出す。少女はそれが自分の使命ならばと剣を握り戦った。精霊の剣はよく斬れた。
あまりの斬れ味に少女は力を使う度にうっとりと酔いしれた。剣を振るうほど力に陶酔し、意識が曖昧になっていく。ただただ気持ちがいい。どこかで精霊の笑う声が聞こえた気がした。
気付けば少女は城にいた。女王は今や傀儡で、少女が思い描く正義の執行人に過ぎない。意識が黒い泥に沈む中、少女はそれでも夢を見る。いつか自分よりも強い正義に殺される夢を。
2018年02月22日
スノウホワイト / 耐神のクラッシャー
2018年02月23日
スノウホワイト / X-mas
Q:コスプレとイウ文化にツイて、ドう思ッテいますカ?
A:他のものになりたいと願う気持ちは判らないでもない。
ただ己が正義と知る者は、ありのままでいいと私は思う。
Q:と言いツツ、アナタも今コスプレをしてイルわけデスが?
A:自分の趣味でなくとも、ドレスコードは守らなければ。
催事に招かれたのだから、正しく礼節を保つべきだろう。
Q:ブッちゃけ画像加工してマセン?胸のサイズが不一致……
A:主に誓って、私は偽装などしない!
根も葉もない虚言を振りまく輩は悪であり、裁かれるべきだ。
Q:デハ最後に、サンタのツモりニなッテ子供タチに一言。
A:良い子には素敵な贈り物を届けよう。悪い子には……残念だが罰を与えねばならない。……どうかこの手を白きままに。
2018年02月28日
スノウホワイト / 浪漫
2018年03月01日
シンデレラ / ブレイカー
あるところに綺麗な少女がいました。けれどその美しさゆえに継母と二人の姉に疎まれ、酷い下働きをさせられていました。それ故に少女は灰かぶり――シンデレラと呼ばれていました。
ある日、お城から招待状が届きました。王子様が花嫁を求めて舞踏会を開くというのです。着飾った継母と姉達を笑顔で送りだし、シンデレラは1人寂しく掃除を始めました。
憐れなシンデレラを可哀想に思った魔法使いは、彼女に一夜の魔法をかけます。そうして美しく着飾ったシンデレラは王子と出会い、見染められ、けれど魔法が解ける前に逃げ帰り……
残したガラスの靴が縁となり、シンデレラは王子と結ばれました。さて継母と二人の姉はどうしたか?それは語るも恐ろしい「卑劣」な手段で復讐されて……無残な死体となりました。
2018年03月11日
シンデレラ / 傲獅のブレイカー
ぐちゃりと音がした。足の裏に赤い肉片がへばりついている。小さく非力過ぎて、気付かずに踏みつけてしまったようだ。弱さは罪だ。俺もかつてはそうだった……ような気がする。
確か…….非力な仔猫だった。弱りきった小さな体を拾い上げた奇特な男がいたのだ。朧気ながらも平穏な日々だったように記憶している。でも飼い主だった男はある日突然消えた。
誰かに連れて行かれ二度と戻らないのだと、優しく撫でる手が永遠に失われたのだと知った時、アの時、力があレバと強く願ッタはずだ。力があれば、守れタのに。守ル……誰を?
果てしなく時は流れ、遠い記憶は次第に曖昧で意味のないものになった。
その果てに力を手に入れた。禍々しい力を。
けれど今は守りたかったものが思い出せない。
2018年03月31日
シンデレラ / ― Mother ―
命を奪い合う相手が幼児化したので育てて下さい?馬鹿じゃないの……と一蹴するのは簡単だけど、まあいいよ?どんな風に育てて、どんな風に裏切るかはこっちの自由だからね。
ああもう!アリスがこんなに不器用だとは思わなかったよ!なんで昼寝している内にブランケットで首絞めてんだ。
普通、寝返りうつだけでそうなる?自殺したいのか?
人魚姫は泣きすぎてゲロ吐くわ、ドロシーはおもちゃを破壊するわ、アラジンは見たものなんでも口に入れるわ。義姉さま達と暮らしていた頃より疲れるよ。私を殺しにきてんの?
はあ、早いとこ元に戻ってくれ。そうしたら、ミルクを飲ませてやった事やおしめを替えてやった事、風呂に入れてやった事や私に懐いていた事を、面白おかしく話してやるよ……
2018年04月01日
グレーテル / ブレイカー
森で迷子になった兄妹ヘンゼルとグレーテル。お菓子の家に迷い込んで魔女に食べられそうになりますが、兄妹は力を合わせて魔女を倒し、家に帰ることが出来ました。
家に帰った兄妹を待ち受けていたのは意地悪な両親でした。母親は金切り声をあげ、父親は棒で叩いてきます。兄妹は泣き叫んで逃げます。タスケテ、タスケテ、タスケテ、タスケテ。
気づくとグレーテルは一人で立っていました。血だらけの床には父親と母親と……見たこともない少女の死体。でもお兄ちゃんがいません。大好きなお兄ちゃんの、ヘンゼルが。
再び森を彷徨うグレーテル。その手にはいつのまにか鳥カゴがぶらさがっています。カゴの中には不気味な仮面が、カランカラン、と音を立てて漂っていました。カラン、カラン、カラン。
2018年04月11日
グレーテル / 傲獅のブレイカー
2018年04月21日
グレーテル / ― Mizugi ―
薬の名前:ヘンゼルグレーテル【― Mizugi ―】
一般名 :下半身ばかり見るのはやめてください。
本医薬品に後発医薬品は存在しません。
配合薬です。ヘンゼル50% グレーテル50%。
薬価は細かくちぎった目印のパン分。
分1 夕食後。14日分。1日分1錠。全量14錠。
無理矢理設定された夏イベントに際して用いられる薬です。
妄想や幻覚を抑える作用のある薬です。
人気のない、光の当たらない所に保管してください。
備考:果たして水着にしていいのか悩む登場人物です。
特定個所を確かめる為にわざと透かしたり、検証したりしない
でください。そこにあるがままを受け入れてください。
グレーテル / 剛神のブレイカー
2018年04月23日
2018年05月01日
いばら姫 / ブレイカー
とある王国に、とてもかわいいお姫様が生まれました。長いあいだ子供に恵まれなかった王様はたいへん喜んで、盛大な祝宴を開きます。そこには12人の魔法使いが招待されました。
魔法使い達は次々とお姫様に祝福を与えます。その時、招待されなかった13人目の魔法使いがやってきて、お姫様に「15の年に糸車の紡錘の針に刺されて死ぬ呪い」をかけたのです。
残った1人の魔法使いが「死ぬのではなく眠る呪い」をかけ、何とか切り抜けましたが、結局お姫様は呪いの通り、15歳で紡錘の針に刺されて深い眠りについてしまいます。
長い年月の後、噂を聞いた王子様によって姫の呪いは解かれました。眠りから覚めた姫は王子様に言います。私はもっと「睡眠」を貪りたかったのに。空気を読めないなら死ねば?と。
2018年05月24日
いばら姫 / インベーダー
2018年06月01日
赤ずきん / ブレイカー
綺麗なビロードの赤い頭巾を被ったかわいい女の子。遊ぶ事が大好きなその子は『赤ずきん』と呼ばれていました。ある日、赤ずきんはお母さんから大切なお使いを頼まれました。
体が弱ってしまったおばあさんの為に、赤ずきんはお見舞いの品を持って森の奥にある家へと向かいます。けれど途中で出会った狼に唆されて、寄り道をして遊んでしまいました。
赤ずきんより先におばあさんの家に着いた狼は、おばあさんを飲み込んでしまいました。そしておばあさんのふりをした狼は、後から来た赤ずきんも騙して飲み込んでしまいました。
その後、猟師さんが眠ってしまった狼の腹を裂いておばあさんと赤ずきんを助けてくれました。けれど、赤ずきんは物足りません。彼女は狼ともっと「暴力」的に遊びたかったのです……
2018年06月11日
赤ずきん / 傲獅のブレイカー
今殺したアリスは何人目のアリスでしょうか。随分前に数えイることをやめてしまったのでアリスには分かりませんでした。最初は突然襲いかかってきたアリスに反撃したのが始まりです。
アリスが殺したアリスは、苦悶の表情を浮かべ息絶えました。相手のアリスの言葉を繋ぎ合わせれば何らかの願いがあったようでしたが、それを知る術はもうありません。
初めてアリスを殺したアリスは途方に暮れながら何故こうなったのかと考え続けました。けれど何度もアリスを殺さざるを得ない状況が続き、アリスはすっかり疲弊してしまいました。
「考えても仕方ない。これが私の宿命」なんと傲慢なのでしょう。アリスは自らの罪を天に任せてしまったのです。だから今日もアリスはアリスを殺します。宿命だと言い聞かせながら。