アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2022年09月23日

「ななたしき7+English」は、60パターンの頻出フレーズで日常会話をカバー

ご訪問ありがとうございます。まゆみ(OL)です。

〜継続は力なり〜

これが私の座右の銘です。

keizoku5.jpg

CDで学ぶ初心者対応英会話教材「ななたしき7+English」のご紹介の前に、英語のヒアリングの大切なポイントをご説明いたします。

(1)「英語の独特な音のつながり方」を知る


例えば、「The next station is Shibuya」という英語があります。

日本人なら「ねくすと すていしょん いず」と発音するのが一般的ですが、外国人はそのようには発音しません。
普通「ネクステイショニズ」と発音します。

•日本人の発音 →「next station is 〜」
•外国人の発音 →「nextationis 〜」


英語が苦手な日本人や正しい英語勉強法を実践しない人というのは、3つの単語で構成されているにもかかわらず、1つの聞いたこともないような単語に聞こえているのです。
しかも、両単語とも中学1年の1学期に習うような簡単な単語ですが、全く、別の単語のように聞こえますよね?
実は、こうした英語特有のつながった音につまずいてしまう日本人がもの凄く多いのが現状です。
なぜなら、学校英語では絶対このような「音と音のつながり方」は教えないからです。
ましてや、英語の教師ですら知らないケースも多いようですが、英語の勉強法で完全上達している人というのは、この音のつながりを把握しています。


しかも、このスキルは特別なものではなく、誰でも身につけることが出来るものです。ぜひ、この方法を知って新たな英語勉強法としてご活用ください。



要は、英語ではアクセントが重要なんです。

アクセントがある部分は強くゆっくり発音し、無い部分は軽く流してしまう。

これが全ての原因になっています。

結果として、音がくっついてしまって聞こえなかったりします。

いいえ。聞こえないんじゃなくて、もともと発音されていないんです。


(2)中学程度の英単語や、文法は身に付ける。


(3)使えるフレーズを丸暗記する

いざ、英単語と文法を覚えても、すぐに会話でポンポンと使えることはありません。
単語と文法を結びつけるのは、頭で分かっていても時間がかかるからです。
しかし英会話で使えるフレーズを丸ごと大量に覚えてしまえば、それらが結びつき、頭の中で整理されます。
「覚えたフレーズの単語を変えてみる、フレーズ同士を組み合わせてみる」などの応用がすぐに出来るようになります。


【フレーズ丸暗記のポイント】

CDを使うこと。


とにかく「聞き」「発音する」こと。通勤時間・通学時間には常に聞き流し、可能であれば発音もしましょう。



やがて「日本語」が読み上げられたら頭の中で瞬時に英文が作れるようになります 。



それでは、初心者に最適な、最初に使ってほしいおススメ教材「七田式7+English」のご紹介です。

p(*^-^*)q がんばっ♪



七田式7+English
 
『日常英会話の実用60パターンの獲得。初心者向け英会話教材』


ヒアリング     
スピーキング  

7+Englishの評判

良い口コミ

・1日10分もあれば終わるので無理なく継続できた
・短時間なので集中して取り組めた
・ゲーム感覚で飽きなかった
・声に出しているうちに自然とフレーズが頭に入ってきた
・ネイティブの会話が一部聞き取れた
・覚えたフレーズで質問することができた

悪い口コミ

・良いレビューはクオカードに釣られているので信用できない
・いつどこで使うの?と感じるフレーズばかり…
・毎日欠かさず1日1時間以上を費やしたが全く定着しなかった
・実際の会話ではまったく役に立たなかった
・なんだか単調で飽きてしまった
・スタッフの対応が悪い
・残念ながら安かろう悪かろう
・特典が現物で送られて来ないので面倒
・販売業者がなぜか「株式会社しちだ」ではなく「株式会社SPRING」


七田式7+Englishは、60パターンの頻出フレーズを覚えればネイティブの日常会話がカバーできるという考えからできている英会話教材です。
ネイティブが普段話す英語のパターンは実はあまり多くないということを突き止め、そこに目をつけたわけです。
さらに、この基本60パターンは各パターン全てで10フレーズの英文が用意されており、これら600フレーズを全て覚えることで英会話ができるというものです。
これ600フレーズで英会話ができるのかどうかと言うところが争点になって来ると思うのですが、内容を見た限りではこれだけ覚えれば意思疎通レベルの英語を話すことは可能かと思います。

ただし、初歩の初歩ですので600フレーズを覚えるだけでペラペラと話せるわけではなと考えておきましょう。
日常英会話でそれらを使える場面は「ちょっと」しかありません。
その他の部分はどうしても英単語やイディオムといった要素が必要になってきます。
7+Englishの60パターンを日本語で覚えた外国人がいたとして、その外国人が日本語を流暢に話せるようになるかどうかを想像いただけば、7+Englishの効果も自ずと見えてくるのではないでしょうか。
あくまでも意思を伝えられる程度のレベルです。


また、CDから流れる音声の順番は日本語⇒英語の順番です。
一般的にはあたまで英語を組み立てさせる英作文タイプの順番になります。
これは、私好みなのですが、問題はその速度です。
これに関しては私もびっくりなのですが、この教材は流れる速度がナチュラルよりやや速めと、すごく速めの2段階だけなんです。
よくある機械的に速度を速めている音声なので、声が甲高くなっている感じです。

また、英語の1.5倍速、3倍速というのは、一定期間内により多く英語を聞けるという良さがある反面、リスニング力アップにはたいして効果がありません。
高速で聞いた後は確かに通常スピードの英語がゆっくり聞こえますが、それは一時的なものに過ぎすその感覚はすぐになくなります。
逆に英語を0.5倍速など低速にし、一つ一つの音や音の繋がりなどを意識してリスニングした方がよっぽどリスニング力はアップします。


七田式7+Englishのまとめ。
この教材はフレーズ集で、会話の流れを覚えることができないのは非常に残念ですが、これから英会話の勉強をすると言う方が1つ目の教材として600フレーズ覚える目的で購入するならば、ゴーサインを出してもいい教材だと考えています。
1日10フレーズのペースで頻出フレーズを覚えられて19,800円は、なかなかリーズナブルな価格だと思います。

しかも、返金保証付き(購入して60日経過後から100日まで)なので、お試しする価値は十分にあると思います。





講座の内容については、やはり販売元HPのほうが情報が充実していると思います。
こちらで、チェックできます。




【快挙!】なんと日本文芸アカデミー賞受賞の英語学習法!

2022年09月04日

CD講座「七田式7+English」オンライン学習「30日間英語脳育成プログラム」

ご訪問ありがとうございます。まゆみ(OL)です。

〜継続は力なり〜

keizoku5.jpg

先ずは、英語ペラペラ人になるまでのステップです。

1:土台となる英語力があり、ある程度聞き取れる
英語がペラペラになるには、第一に、ある程度のリスニング力をつける必要があります。
そのため忘れてはいけないことは、中学レベルでいいですから単語力と文法力を復習しておくことです。

2:時間をかければ会話ができるように
リスニング力がついて、ある程度相手の言っていることがわかるようになったら、次はこちらの思いを伝える番です。
最初は、日本語で考えたことを英語に訳して話すことになるでしょうから、時間がかかります。
それでも、最低限のボキャブラリーや文法力さえあれば、なんとか会話になってきます。
もたつく自分を相手がくみ取ってくれれば問題なくコミュニケーションがとれます。

3:考えたことを英語で瞬発的に話せる
英語がペラペラと言われるのは、一般的に会話のキャッチボールがスムーズな状態をいいます。
そのためには、英語脳になる必要があります。
相手の言っていることを日本語を介さず理解でき、また自分の言いたいことも日本語から英語に訳すのではなく、英語のまま瞬発的に話せるのが目標です。

このくらいになると、、最高に英会話練習が楽しくなります。。

今の嬉しさ、幸せを是非みなさんと共有したくって、この英会話勉強法 /教材の選び方のページを立ち上げました。
管理人 まゆみ(OL)
p(*^-^*)q がんばっ♪



「英語が話せるようになりたい」と思った人は、まずは教材選びから始めるのではないでしょうか。

でも・・・・・
使いやすいものをどれか1つ選ぶのは、意外に難しいものです。

(1)英会話学習書はどうやって選ぶ?

書店の英語コーナーに行くと、ずらりと並んでいる英語学習書。
まずタイトルに「英会話」「日常会話」という言葉が含まれている本が並ぶ棚を目指しましょう。

英会話の本はフレーズ集になっていることも多いのですが、ある程度まとまった会話のやりとりが載っているものを使うといいでしょう。


(2)オンライン英会話の教材

オンライン英会話の教材には、オリジナルが用意されているものや既存の教材を使用する例などがあり、いずれも会話例や単語、フレーズ、発音などがバランスよく学べるようになっています。
多くの場合、教材費は受講料に含まれるものとなっていて、豊富な種類の中から選ぶこともでき、自分で教材を買いそろえるよりもかなりおトクだと言えます。

(3)どんなトピックの教材がお勧め?内容別教材の選び方

ひとくちに英会話と言っても、教材には日常会話、ビジネス、旅行、料理、映画など、さまざまなトピックがあります。
どのトピックを扱った教材を選ぶかということは、非常に大切。
やる気を継続させることができるかどうか、それにかかっているからです。

「初心者だから、簡単な日常会話がいい」と思っても、あいさつとか、朝何時に起きた、朝食に何を食べた、という話ばかりではつまらない…という人もいるかと思います。政治や経済に興味があるのであれば、思い切ってニュースの英語にチャレンジするのもいいでしょう



(4)自分にマッチした教材を選ぶ。
学生時代や、英会話スクールに通う場合は別として、独学では、教材が自分の先生になるので、その選び方が大変重要になります。
 これも私自身 苦い経験があります。
必要以上にハイレベルな教材を購入してしまったり、「安上がりにしよう。」というだけの理由で、N△K教育TVの 英会話講座で間に合わせようとしたりして、結局は挫折して、全然上達しないで、大切なお金とか、貴重な時間まで無駄にしてしまいました。
なので必ず、自分の目的や、今のレベルに合った教材を選ぶべきだと思います。
当ページでは、飽きずに最後まで興味をもって続けられるように工夫された教材だけを英語レベルと、学習目的別にご紹介しています。どうか、あなたの夢や志が素敵な実を結びますように。。。


最後に・・・・・


「英語/英会話の勉強は若ければ若いほど良い。」
と、よく言われています。
でも、私は、人が人の言葉を学ぶことに対して何の制約も無いと思います。
本人のヤル気しだいで必ず習得できます。
これまで馴染みがなかった人の場合 、慣れるまでが大変ですが、それも時間が解決してくれます。
私も学生時代には、英会話は生理的に受け付けられず、テキストを開くことさえ嫌だったのに、今は毎日、英語に触れるのが楽しくてしかたありません。
会社では英語力を活かせる職場に配置転換して頂きお給料も上げてもらっちゃいました。
みなさんにも、今の、この充実感を味わって頂けたら、との思いで、このページをつくりました。
「英会話をしたい! 」
という気持ちになられたら、いつだって、今この瞬間があなたにとって最適なスタートラインなのです




七田式7+English
 
『日常英会話の実用60パターンの獲得。初心者向け英語会話教材』

七田式7+Englishは、60パターンの頻出フレーズを覚えればネイティブの日常会話がカバーできるという考えからできている英語/英会話教材です。
これだけ覚えれば意思疎通レベルの英語を話すことは可能かと思います。

1日10フレーズのペースで頻出フレーズを覚えられて19,800円は、なかなかリーズナブルな価格だと思います。

しかも、返金保証付き(購入して60日経過後から100日まで)なので、お試しする価値は十分にあると思います。

七田式7+English 詳細






30日間英語脳育成プログラム

『短期間で、英語の耳づくり。(初級、中級コース有り)』


30日間英語脳育成プログラムでは、一か月以内に「英語脳=英語を聴き取る耳」がつくられます。
CDからの英語は、本場のナチュラルスピードです。
サクサク英語が流れるので、初心者の方の場合、最初は何を言っているのか分からないでしょう。
でも、ご安心ください。
プログラムの案内に従い聞いているうちに、必ず、話された内容をキャッチできるようになります。

>>>30日間英語脳育成プログラム詳細

 




ゼロからの英語やり直し教室



英文法/英文読解/英作文の勉強教材から、超おすすめをご紹介させて頂きます。

ゼロからの英語やり直し教室New Beginningです。

英会話の早期上達法の一環として、曖昧になった英文法を着実に復習することも大切です。

>>>New Beginning 詳細





bわたしの英会話



bわたしの英語会話は、新宿・銀座・渋谷・表参道にある、女性のためのマンツーマン英会話スクールです。
先日、渋谷校に無料体験レッスンを受けに行ってきました。
bわたしの英語会話は、ビジネス、トラベル、趣味などの用途に沿ったマンツーマンレッスンが用意されていました。
室内にはアロマ系の香りが漂っていたりもして、正に女性のための空間と言えると思いました。
毎回、CCレモン・ペリエ・ヴォルビック・エビアン・コーヒー&チョコとアメのサービスも嬉しいです。

>>>bわたしの英会話 詳細





駅前留学の「 NOVA」



●目的 外国人講師との、活きた英語で会話。
●対象 こども(ジュニア)からビジネスマンまで
●価格 10,000円ポッキリ留学、20,000円マンツーマン留学など
  無料体験レッスン / 入会金無料

NOVAは駅前なのに海外と同じ空間を実現していて、まるで外国に留学する感覚で英会話を学べます。
講師だって、もちろん、全員外国人です。

>>>NOVA 詳細


--------------------------------------------------------------------------------



Kimini英会話〜オンライン英会話レッスン


(1)安心度抜群の「学研」ブランド
まず、運営が学研グループということで安心なのがおすすめの理由。
どうしてもインターネット越しにサービスを受けるとなると、レッスンの質とか料金とかいろいろと心配な点が出てきます。
その点、Kimini英会話は教育・参考書などの業界で有名な学研が運営しているので、安心できます。

(2)レッスンやテキストがしっかり構成されている
実際に中身を見てみると、テキストは主に学研グループが出版しているものから選ばれているので、日本人にもなじみやすいですね。
レッスン内容も、文法事項や会話シチュエーションに沿って進められるので、フリートークばかりということはありません。
「フリートークをガンガンしたい」という上級者の方には物足りないかもしれませんが、その分言葉が出てこなくて気まずい沈黙が続くことはまずありませんから、初心者には適したレッスンの流れになっています。
無料体験を何回か受けた限りでは、講師の質はそれなりに揃っているように感じられます。

(3)予習・復習もKimini英会話の指示にお任せ
レッスン内容だけでなく、予習・復習内容もKimini英会話で用意してくれています。
自分で学習内容を決める必要がないのは楽ちんです。
ちゃんとレッスン内容を踏まえて作られているので、予習・復習を真面目にこなせば確実に知識を定着させられます。

(4)パソコン操作が苦手でも問題なし
Kimini英会話では、Myページにログインしてからブラウザ上でレッスンを受けられます。
操作が簡単なので、パソコン操作の苦手な方でもストレスなく進められます。
オンライン英会話の多くは、Skypeというコミュニケーションツールを利用してレッスンを行います。
その場合、Skypeのダウンロード、いろいろな初期設定、など色々しなければなりません。

その点、ブラウザ上でレッスンを実施するKimini英会話は、便利さという点で他社より優れていると言えるでしょう。
ただし、ブラウザはFirefoxかChromeだけで、Internet Explorerには対応していないことが残念です。
改善して欲しいですね。。

(5)豊富な無料体験レッスン
2020年6月現在、初めの10日間は無料でレッスンを受けられます。
一般的なオンライン英会話だと、最初の1回や1週間だけ無料の場合が多いですが、Kimini英会話は10日間、毎日でも受けられるのでご自分にマッチしているか否か十分に見極められるでしょう。



Kimini英会話詳細

 
オンラインでの英会話勉強を検証

Part 1 おすすめポイント

まず、オンラインsystemでの英会話勉強をの長所おすすめポイントについてです。
オンライン英会話は通学スクールと比較して低価格で、しかもお気軽に自宅でレッスンが受けられるとても便利なサービスです。

英語ペラペラ人を目指す皆さんには、かなり効果的な英会話勉強法です。

そのおすすめポイントです。


(a)圧倒的な価格の安さ
オンライン英会話の一番の魅力は、何と言ってもその安さでしょう。
オンライン英会話の一般的な価格は、30分程度のレッスンを毎日受けても月々5,000円程度です。
これは1回あたりのレッスン単価に換算すると150円程度という安さです。
一般的な通学の英会話スクールの場合、マンツーマンレッスンの相場は1回40分で5,000円〜8,000円程度ですので、通学スクール1回分の費用で1ヶ月間毎日レッスンが受けられるということになります。


(b)マンツーマンレッスン
オンライン英会話では、マンツーマンレッスンが基本となります。
マンツーマンレッスンの場合はとにかくスピーキング量を担保できる上、講師も受講生のレベルに合わせてレッスン内容やカリキュラムをカスタマイズできるため、グループレッスンよりも短期間で効率よく英語を上達することが可能となります。
また、マンツーマンであれば講師への質問もしやすく、英語を話す際の恥じらいも必要ありません。本気で英語を伸ばしたいならマンツーマンでのレッスンは必須ですが、英会話スクールでのマンツーマンレッスンはグループよりも遥かに高い金額がかかってしまいます。


(c)英会話の量を担保できる
英語ペラペラ人になるには、何と言っても量をこなすことです。
日本人の場合は多くが既に文法や語彙、構文理解といった英語の基礎力は身につけているので、あとは一定の時間をスピーキングやリスニングといった会話に必要なスキルを伸ばすトレーニングに費やすことで、誰でもしっかりと英語での会話ができるようになります。
英語学習は「質」も大事ですが、それ以前に重要なのは「量」なのです。その「量」を担保するうえで何より効果的なのが、オンライン英会話です。
上記で説明した通り、オンライン英会話はレッスンあたりの単価が安く、かつマンツーマンでレッスンが受けられますので、英会話の量を担保する上で最適です。


(d)好きな時間や場所で受講できる
オンライン英会話は、早朝や深夜などでもレッスンが受講できる点も魅力です。
レッスン可能時間は会社によっても異なりますが、朝は5時か6時から、夜は深夜1時までレッスンを受けられるのが一般的です。中にはEFイングリッシュライブやネイティブキャンプのように24時間レッスン可能なサービスもありますので、日中は仕事で忙しい社会人の方でも、朝の出勤前の時間帯や帰宅後の深夜の時間帯などを有効活用でき、日常の生活サイクルの中に英会話の時間を組み入れることが可能です。

そして、レッスンが開始される5分〜10分程度前までの予約が可能です。
そのため、今すぐ英会話のレッスンを受けたいという方や、予定が不定期なので時間が空いたときだけレッスンを受けたいという方にも最適です。
この点もスクール通学とは違う大きな魅力です。

さらに、オンライン英会話では、時間だけではなくレッスンを受ける場所やデバイスにも制約がありません。
多くの場合、SkypeさえつながればPC・スマホ・タブレットなど好きな端末でレッスンを受けることが可能で、ビデオも必ずしも利用する必要はありません。室内でも屋外でも、好きなときに自由にレッスンを受けられます。


(e)講師を自分で選べる
オンライン英会話の大きな魅力の一つは、講師自体も自分の好みに合わせて自由に選べるという点です。
英会話スクールでは講師やクラスの変更は可能ですが、基本的にはスクール側のカリキュラムや都合に合わせて講師が割り当てられています。
しかし、その講師が必ずしも自分と相性が合うとは限りません。
オンライン英会話の場合、国籍や写真、指導歴、趣味、経歴などのプロフィールに基づいて講師を最初から自分で選ぶことが可能です。気になる講師がいれば一度レッスンを受けてみて、気に入ればそのまま継続、気に入らなければそれきりで終えることもできます。
英語の学習効率を高める上では講師との相性は非常に重要ですが、その点オンライン英会話は自分で自由に講師を選択できる点が大きなメリットだと言えます。

一人の講師に限定されることなく、様々な講師のレッスンを受講できるということは、発音や語彙の癖などがいろいろ異なる講師のレッスンを受ければ受けるほど、より実践的な英語力を身につけることができます。
特に、英会話のレッスンとなると講師の発音を気にされる方も多いのですが、実際のビジネスの現場では英会話講師のように綺麗で流暢な発音で英語を話すメンバーばかりとは限りません。むしろ、国籍によってそれぞれ英語の訛りがあるのが普通です。
そのため、実践力を磨くという意味では一人ではなく様々な講師と英会話ができるオンライン英会話はとても魅力的なサービスだと言えます。


(f)無料で教材が利用できる
オンライン英会話サービスの多くが、受講生向けに無料で教材やカリキュラムを用意しています。
日常英会話やビジネス英会話、TOEIC・TOEFL対策、発音矯正など目的別に教材が分かれているのが一般的で、目的に応じて必要な英語を体系的に効率よく学べるように作りこまれています。
また、教材を利用したレッスンはもちろん、講師と自由に話すフリートークや、ニュース素材や動画素材を使ったディスカッションのレッスンなど様々な形態のレッスンを受けられるので、飽きずにレッスンを続けることができます。


---------------------------------------------------------------------

Part 2 問題点と対策


オンライン英会話の良いところを述べてきましたが、もちろん問題点もありますので見ていきましょう。


(a)講師の質のばらつき
オンライン英会話サービスの運営会社の多くが自分の講師のレベルの高さをアピールしています。
しかし残念ながら、中にはレッスンのクオリティが低い講師がいるのも事実です。
プロフェッショナルとしての自覚を持ち、責任感と情熱を持って指導にあたってくれる講師がいる一方で、大学生のアルバイト感覚でレッスンをしている講師にあたってしまうこともあります。
全体的には、特に年齢が若い講師はブレが多い傾向にあります。
でも、オンライン英会話では講師が気に入らなければ次は予約しなければよいので、講師の良し悪しや、自分に合っているかとかを早めにに判断しましょう。

こうした講師にあたらないためには、できる限り指導経験が豊富なベテラン講師を中心に選んでレッスンを受けることです。
一般的にレッスン予約時に講師のスケジュールが見えるようになっていますので、できるかぎり予約が埋まっている人気の講師を中心に選ぶようにするとよいでしょう。



(b)続ける難しさ
オンライン英会話のメリットはいつでもどこでも好きなときに受講できるという点なのですが、このシステムはレッスンの受講に対する強制力がないため、受講者に学び続ける意思がないと、どうしてもレッスンを継続することが難しくさせる弱点でもあります。
英会話スクールに通学する場合はレッスンの曜日も時間も決まっているため、比較的続けやすいのですが、オンライン英会話の場合は予約もキャンセルも簡単にできるがゆえに、自分自身に対する甘えが出やすいのです。
最初はやる気を出して毎日レッスンを予約していたとしても、忙しさを理由にいずれ毎日が2日に1日のペースとなり、やがて週末だけになり、そして最終的には全くレッスンを受けなくなる、というのはよくあるパターンです。毎回レッスンを予約しなければいけない手間も、継続のモチベーションを下げる要因の一つとなります。

こうした英語学習の挫折を防ぐうえで有効なのは、レッスンが終わった段階で次のレッスンの予約をしてしまうことです。
レッスン終了後は毎回開放感に溢れて画面を離れたくなるのが常ですが、そこをぐっと我慢して次のレッスンを予約するまではサイトを閉じないようにするよう癖付けしましょう。


(c)人気講師の予約の難しさ
オンライン英会話では講師は割り当て制ではなく受講生が自由に選択できるシステムが一般的なので、どうしても人気の講師に生徒の予約が集中してしまい、結果として実力のある人気講師のレッスンはいつも予約がとりづらく、なかなかレッスンが受けられないという事態が発生しがちです。
レッスンの予約は早い者勝ちですので、こればかりはできる限り早いタイミングで予約を入れるように努力するしかありません。

こうした場合におすすめなのは、レッスンを早朝に受けることです。
基本的に翌日のレッスンは時間が経過すればするほど予約は埋まっていきますので、早朝のレッスンが終わった段階の翌日の予約をとるようにすれば、比較的予約をとりやすくなります。

また、毎日レッスンを受ける講師と時間を固定してしまうことで、他の受講生に自分と同じ講師、同じタイミングでの学習リズムを作らせないという手も有効です。講師の中には、レッスンを何度も重ねて親密な関係になると、自分のために「いつもの時間」をスケジュールからブロックして他の受講生が予約できないように空けておいてくれる方などもいます。



(d)講師を選ぶ手間
オンライン英会話の良い点は毎回好きな講師を選んで予約できるという点なのですが、しばらくすると、講師を選ぶ手間が煩わしくなることもなります。

講師を選んでいるだけで10分使ってしまったということもよくありますので、早めにお気に入りの講師と時間を固定してしまうか、プロフィールなどはあまり気にせずランダムで講師を予約するように心がけるとよいでしょう。

講師との相性はとても重要ですが、相性はいくらプロフィール画面を見ても、実際にレッスンを受けるまではなかなか分かりません。
写真の印象やプロフィール上はあまり相性がよくなさそうでも、いざレッスンを受けてみると自分にぴったりフィットする講師だったということもよくありますので、あまり悩み過ぎずにどんどん予約してしまうこともおすすめです。


(e)上達への壁
オンライン英会話を一定期間続けると、多くの方がぶつかる壁があります。
それは、問題なく英語で意思疎通ができるようにはなったけれど、なぜか上達を感じられないというものです。
多くの場合、英語学習者は頭の中に一度英語で話す回路ができてしまえば、英語で会話を続けることは難しくなくなります。
しかし、新たな語彙や表現、言い回しなどを覚えていかない限り、常に自分自身が持っている現状のボキャブラリーの中だけで文章を作ってしまうので、いつも同じような言い回し、表現となり、なかなか会話表現の幅が増えていかないのです。

このような事態を防ぐためには、アウトプットの訓練だけではなくインプットの訓練も継続して行う必要があります。
そこで大事なのは、英語学習に対して明確な目的を持つことです。

設定するゴールはTOEICやTOEFLなどのスコアでも構いませんし、毎日新しい表現を一つだけ覚えると、いったルールでも構いません。
オンライン英会話は自由度が高い反面、強制度は低いため、いかに自分自身でモチベーションを維持しながら英語学習を継続できるかが重要なのです。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
オンライン英会話ほど低価格で手軽に英会話のトレーニングができるシステムは他にありませんので、英語ペラペラ人を目指す方にはぜひ、おすすめポイントの勉強法です。。。




英会話スクールの検証

何かと問題も指摘される英会話スクール。
でも、決して悪いものではなく、活用の仕方によっては、とても有意義な学習ツールになる存在と捉えています。

私自身、b-わたしの英会話やNOVAに通ったことがあるのですが、役立ったという印象を持っています。

ただ、その一方で使い方を間違えると、殆ど効果はないとも思っています。
そこで私なりに感じている英会話スクールの活用法についてお伝えしていきます。
大雑把に分類すると、英会話スクールは2つのタイプに分かれます。
一つは、b-わたしの英会話やNOVAのようにフリートークを中心とする会話重視のスクール、もう一つは学校で勉強をするようなお勉強型のスクールです。

あなた自身の実力や目的によって通うべき英会話スクールのタイプが違ってきます。


初心者で英会話のことは殆ど何も分からないという人の場合、じっくり基礎を学べるお勉強型のスクール、ある程度の知識は身に付けていて、会話能力を鍛えたいという人はフリートーク中心のスクールがおススメです。
ただ、どちらのタイプのスクールに通うにしても、覚えておかなければいけないのは、スクールで学ぶだけでは英語は上達しないということです。
より正確に言えば、上達はするかもしれませんが、そのペースは恐ろしく遅いということです。

自宅で自分一人で勉強する独学の時間は絶対に必要です。

特にフリートーク中心のスクールは英会話実践という経験値を得られるため、会話能力は伸びますが、語彙力や文法といった基礎知識については学ぶ機会は極めて限定されているなので独学で学ぶことが必須となってきます。
英会話に通ったけど英語を話せるようにはならなかったという人は、この『独学』という観点が抜けています。
スクールに通うだけでどうにかなると思いがちですが、それは間違いです。
たとえば高校入試や大学入試でも、学校の勉強だけで済ませる人は殆どいないですよね。家で勉強するはずです。
英会話もこれと一緒と考えてください。
この観点さえ忘れなければ、どの英会話スクールに通っても結果を出せると思います。

ポイントは英会話スクールがどうということではなく、あくまでもそこに通う人の学習姿勢にあるということです。



  

2022年06月17日

英語Q&A 001〜040 「お手並み拝見てところかな」は、英会話ではどんな言い方

【英語Q&A 001】
(Q1)「お手並み拝見てところかな」はどう言いますか?

「お手並み拝見てところかな」は、英語/英会話ではどんな言い方をするのでしょうか? 

少し挑発的ですが、ある人の言動を見ていて、その人から「なぜ、私のことを見ているの?」と尋ねられた場合です。

(兵庫県 きらきらぼしさん)



Let me see you in action. と言います。

「お手並み拝見」は「実際にしているところを見る」と考えて、<see 人 in action>と表現します。

相手に直接、「お手並み拝見てところかな」と言うなら、Well, let me see you in action. でいいでしょう。

相手との関係によっては、would like to 〜(〜させていただく)を使って、I'd like to see you in action. と言えば、丁寧な響きになります。

また、具体的な動詞を用いて表すこともできます。

例えば、料理が得意と豪語する相手には、I want to see how well you cook.

(あなたがどれだけ上手に料理するのか拝見したいものですね)のように表現します。

歌がうまいと自信満々に話す相手には、cookをsingに変えればOKです。

簡単にLet me see your skills.(あなたの技術を見せてもらうかな)や、

Let me see how good you are.(どれだけうまいのか見せてもらおうかな)などと表してもいいでしょう。

いずれも、see(見る)を使う点は日本語と同じですね。

---------------------------------------------
【Q&A 002】
(Q2)The woman with a red cap on seems to be shouting. のonは必要ですか?

The woman with a red cap on seems to be shouting. のonはなぜ付いているのでしょうか?

(茨城県 みかさん)



赤い帽子をかぶっていることを明確に表すために必要です。

まず、意味を確認しておきましょう。

この文は簡単に言うと、The woman seems to be shouting.(その女性は大声を出しているようだ)で、

その女性の様子を描写したのがwith a red cap on(赤い帽子をかぶっている)です。

onが必要なのは、赤い帽子をかぶっていることを明確に表すためです。

with 〜 だけでは、赤い帽子をかぶっているのか、手に持っているのかが明確ではありません(後者の意味が一般的)。

しかし、onを付けると、赤い帽子をかぶっていると限定されます。

onには「(衣服やアクセサリー)を身に着けて」という意味があるからです。

「〜を着て、〜をかぶって、〜を履いて」などと表すときは、with 〜 onで表すと覚えておきましょう。

「赤い帽子をバッグに入れているその女性」なら、the woman with a red cap in her bagと表現します。

このように、withに語句を添えることで「身に着けている」や「バッグに入れている」など、状況をより具体的に表すことができます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【Q&A 003】
(Q3)あまり良くない話を聞いた場合の応答は?

それほど親しいわけではない知人にばったり会い、本人やその家族、共通の知人に関するあまり良くない話(離婚や死別、失業など)

を聞かされた場合、応答としてどんな表現を使うのがいいのでしょうか?

 例えば、That's too bad. はそういう場合にも使えますか?

(北海道 cawoluさん)



I'm sorry to hear that. と言いましょう。

離婚や死別、失業といった精神的ダメージの大きいことを経験した相手、あるいは第三者には、I'm sorry to hear that. と言いましょう。

「そのことを聞いて残念に思います」が直訳ですが、

「それは大変ですね/それは大変でしたね」「おつらいでしょう/おつらかったでしょう」「お悔やみ申し上げます」

といったニュアンスで、相手に寄り添う気持ちを表します。

That's too bad. は精神的ダメージを受けるほどではないこと、

例えば、風邪をひいた、傘を置き忘れた、などと話す相手に、「それはいけませんね」といったニュアンスで使うのが適しています。

また、精神的につらい思いをした相手には、I know the feeling.(<私も経験があるので>お気持ちは分かります)、

I know how you feel.(お気持ちをお察しします)、It must've been hard.(大変でしたね)

、It will take time to get over it, but I hope you'll get back to your normal routine soon.

(おつらいでしょうが、早くいつもの生活に戻れるよう願っています)

などと添えると、なおいいですね。

------------------------------------------------
【Q&A 004】
(Q4)感謝の気持ちを伝える表現を教えてください。

Thank you. 以外に、感謝の気持ちを伝える言葉のバリエーションが知りたいです。

(鹿児島県 mycさん)



心の中にある感謝の気持ちをそのまま言葉で表現してみましょう。

Thank you. をベースとした表現では、次のように感謝の度合いを変えてみるといいですね。

Thanks. → Thank you. → Thank you very much. / Thank you so much. → Thank you so very much.

英語会話では、右にいくほど、感謝の気持ちが強くなります。

Thank you. と言った後に、I owe you one. と言うネイティブスピーカーもいます。

「あなたに1つ借りができたね」というニュアンスです。

Thank you. と同じ意味で、I appreciate it. もよく使われます。

appreciateは「〜を感謝する」という意味です。強調するときは、I really appreciate it. と表しましょう。

感謝の気持ちを強調するなら、I can't thank you enough.(感謝してもしきれません)や、

My appreciation can't be expressed in words.(言葉では感謝の気持ちを表しきれません)などと表現してみましょう。

その他、状況に応じて次の表現を添えると感謝の気持ちがより伝わります。

ちょっとした親切には、It was nice of you.(ご親切にどうも/やさしいですね)、

協力、尽力してくれた相手には、You've been a great help.(大変助かりました)、

Without you, I couldn't have done it.(あなたがいなかったら、できなかったと思います)。

友達への感謝の気持ちは、I'm happy I have a friend like you.(あなたのような友達がいて幸せです)。

心の中にある感謝の気持ちをそのまま言葉で表現すれば、相手にきちんと伝わります。

いざというときにさっと口をついて出てくるように、日頃から具体的に感謝を表す練習をしておくといいですね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【Q&A 005】
(Q5)can afford to doは肯定文で使えますか?

イディオムでcan afford to doがありますが、否定文、疑問文の中で使われることが多いと書かれていて、これを使った肯定文を見たことがありません。

肯定文で使っても問題はないのでしょうか?

(東京都 Endeavorさん)



肯定文で使うこともできますが、否定文や疑問文で用いるのが一般的です。

「〜する(時間的・金銭的な)余裕がある」という意味の<can afford to+動詞の原形>は肯定文で使うこともできますが、否定文や疑問文で用いるのが一般的です。

肯定文で用いても自然な状況とは、「〜する余裕がある」ことを強調する必要がある場合で、特に相手の発言を訂正したり、意外性のあることを述べたりする場合です。

例えば、友達と旅行の計画をしているとしましょう。1泊2日を予定していたものの、話の流れで2泊3日にする案が出たとき、多忙なあなたを心配して友達が、But you're very busy. Maybe you won't be able to take time off for a three-day trip?(でもあなたは忙しいから、2泊3日の旅行は難しいかな?)と気を使ってくれたとします。そんなときに、Don't worry. I can afford to take three days off.(大丈夫、3日間の有休を取れるよ)のように返すことができます。

意外性のあることに関しては、High school students nowadays can afford to have a smartphone.

(最近は高校生でもスマートフォンを持っている)といった例が挙げられます。

Q&A 006
(Q6)何年くらいで英会話をマスターできますか?

私は今、小学6年生です。

英語をペラペラと話せるようになりたいし、スラスラと書けるようになりたいのですが、自分に合う英会話勉強法が分かりません。

まず、今は単語を覚えています。

先生のおすすめの英会話勉強法と英語の読み方、何年くらいで英語会話をマスターできるのかを教えてください。

(兵庫県 kurumiさん)



何年かかるかはあまり気にせず、コツコツ勉強しましょう

【継続は力なり】です。



自分に合ったレベルとペースで、単語→日常表現→会話、という順に勉強することをおすすめします。

まずは、食べ物や教科、国名など、興味のある単語をノートに何度も書きましょう。

英語のスペリング(つづり)は手を動かして覚えるのが一番です。

ある程度単語を覚えたら、次は「おなかが空いたなあ」「宿題を忘れちゃった」などの日常表現をたくさん覚えましょう。

家族や友達と、あるいは独り言で普段言っている表現がたくさん載っている本(表現集)を入手するといいですね。

できれば、音声付きのものがいいでしょう。

発音や抑揚をまねしながら音声に続いて何度も練習することで、英語のリズムが身に付きやすくなります。

英単語の読み方は、発音の仕方がかなで書かれた辞書や英語本を参考にするといいですが、理想は音声を聴きながら忠実にまねをすることです。

英語には日本語にない音がたくさんあり、かなでは全てを正確に表しきれないからです。

できれば、発音をチェックしてくれる人を見つけて、基本的な英語の音を体に染み込ませましょう。

英語を流ちょうに話せるようになるには、日頃から声に出して練習することと、英語を話す機会をたくさん持つことです。

特に会話では、相手の話を理解する力と、瞬時に自分の言いたいことを英語で話す能力が必要です。

初めは、相手の言った英語を頭の中で日本語に訳し、その受け答えを日本語で考えてから英語に訳すというプロセスになるかもしれませんが、場数を踏んで慣れてくると、日本語で考えることが減り、英語会話を聞いてさっと英語で返せるようになっていきます。

何年で英語会話をマスターできるかについては、勉強する時間の長さや(日本か海外かといった)場所によって異なりますし、独学か英会話教室などに通うかによっても変わるでしょう。
また、マスターの基準にもよると思います。
簡単な日常会話ができるレベルなのか、ニュースの話題を討論できるレベルなのか、翻訳や通訳ができるレベルなのか……。
そしてそれは、勉強を続けるうちに、だんだん変わっていくこともあります。よって今は何年かかるかはあまり気にせず、「これならできそう!」という目標を立て、コツコツ勉強(練習)しましょう。
そして、そのレベルに達したら次の目標を立て、少しずつ向上していくことを目指してみてください。
何年かたって過去を振り返ったとき、自分の上達ぶりに感動すると思います。Good luck!(がんばってね!)

--------------------------------------------------
【英語Q&A 007】
(Q7)anyの後の単数形と複数形の使い分けについて教えてください

留学先で、ネイティブの先生に聞いても納得のいく回答が返ってこなかったのですが、anyの後の単数形と複数形の使い分けについて教えていただけますか?

(神奈川県 まっすーさん)



名詞が数えられる名詞の場合は複数形に、数えられない名詞の場合は単数形にします .

anyが「いくらかの、何人かの」などを表すとき、後に続く名詞が数えられる名詞の場合は複数形に、数えられない名詞の場合は単数形にします。

このanyは数の意識があまりないので、日本語には訳さないことが多いのが特徴です。

(例) Do you have any brothers or sisters?

    きょうだいはいますか?

    Do you have any low-cal sugar?

    低カロリーの砂糖はありますか?

ただし、anyが「どんな〜でも」という意味の場合は、数えられる名詞でも単数形を続けます。

このanyは「どれを取っても」という意味で、名詞を強調するときに使います。

(例) You can buy any bag you like.

    気に入ったバッグを買っていいですよ。

    Do you have a pen? Any pen will do.

    ペンはありますか? どんなペンでも構いません。

---------------------------------------------------------
【英語Q&A 008】
(Q8)Not really. の使い方を教えてください

Not really. の使い方が分かりません。

教えていただきたいです。

(海外 eddyさん)



3つの英会話用法についてご説明します

3つの使い方を覚えておきましょう。

【用法1】 質問に対する答えのNo. と同じように使います。

No. が「いいえ」や「違います」ときっぱり否定するのに対し、Not really. は「いや、そうでもないよ」と軟らかいニュアンスになります。

(例)
 A: Is it cold outside?(外は寒いですか?)
 B: Not really. (いや、そうでもないですよ)

【用法2】 自分ではそれほどでもないと思っていることについて褒められた場合に使います。

「いや、それほどでもありません」といったニュアンスです(もっとも、欧米人の多くは、褒められたらThank you. と返すのが一般的ですが……)。
(例)
 A: You sing well.(歌がお上手ですね)
 B: Not really.(いや、それほどでも)

【用法3】 用法1と2は下がり口調で言いますが、Not really. を上がり口調で言うと、「まさか!」と驚きを表します。
(例)
 A: This chocolate is 500 yen apiece.(このチョコレートは1粒500円だよ)
 B: Not really! (まさか!)

-----------------------------------------


【英語Q&A 009】
(Q9)日本語の「の」に当たる前置詞でinとofの使い分け方を教えてください

日本語の「の」に当たる前置詞の使い方を教えてください。

「日本の首都」はthe capital of Japanであり、the capital in Japanではありません。

「日本の火山」や「A会社の従業員」というときは上記のようにinではなくofなのでしょうか。

このinとofの使い分けがよく分からないので、教えていただけないでしょうか。

「部屋の鍵」みたいにthe key to the roomのようなものは個別に覚えなくてはいけないと考えてよろしいでしょうか。

(京都府 kalbanyさん)



BがAに属している場合は、B of Aと表します。

BがAの中にあるというイメージなら、B in Aと表します。

「AのB」のような「の」は、BがAに属している場合は、B of Aと表します。

BがAの中にあるというイメージなら、B in Aと表します。

「日本の首都」の場合、首都は日本に属しているという見方なので、the capital of Japanとなります。

the capital in Japanだと「日本にある首都」となり、本来とは違う意味になってしまいます。

「日本の火山」の場合は、「日本に属する火山」という見方ならvolcanoes of Japan、「日本にある火山」と考えるなら、volcanoes in Japanとなり、どこにポイントを置くかによっていずれも可能といえます。

ちなみに、「京都のお土産」などと言うときは、a gift from Kyotoのようにfromで表します。

「A会社の従業員」のように勤務先を表す場合は、atやforを用いて、an employee at A Companyやan employee for A Companyとします。

atは多数いる中の1人というイメージが強く、forは雇用されているというニュアンスがあります。

「A会社の社長」のように、その役職が1人しかいない場合は、the president of A Companyのようにofを用います。

また、電話で「A会社のイトウです」のように会社名と自分の名前を名乗るときは、This is Ito of A Company. / This is Ito from A Company. / This is Ito with A Company.のいずれも可能です。

日本語の「の」に相当する英単語は数多くあります。

the key to the roomのtoも意外な「の」の使い方の1つですね。

前置詞のイメージを意識するとそれぞれの特徴が見えやすくなりますが、それが難しい場合は和英辞典で「の」を引き、そこに載っている例文を参考にすることをおすすめします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【英語Q&A 010】
(Q10)I play game on tennis. は正しい文ですか?

「私はテニスの試合をする」は、I play game on tennis. でいいですか?

(石川県 中3m(__)mm(__)mさん)



I play a match of tennis. が正しい英語英会話表現です。

英文を解説する前に、「試合」という単語について説明しますね。

アメリカ英語では、テニスや卓球、ボクシングなどにはmatchを、野球(baseball)やバレーボール(volleyball)のように、-ballの付くスポーツにはgameを使うことが多いのですが、イギリス英語では多くのスポーツにmatchを用います。

よって、ここではmatchに替えて解説します。

I play match on tennis. ―― 惜しい! まず、「試合」を表すmatchは数えられる名詞なので、1試合ならa match、2試合ならtwo matchesとします。

そして、on tennisはof tennisにしましょう。I play a match of tennis. ―― これが正しい文です。I play a tennis match.としてもOKです。

日本語はあいまいなところがあるので、もう少し具体的に見ておきましょう。

「私はテニスの試合をする」は、習慣なのか、予定なのかによって次のように使い分けます。

「私は(毎週日曜日に)テニスの試合をする」のように習慣的にしていることなら、I play a tennis match (every Sunday). と普通の現在形で、

「私は(明日)テニスの試合をする」のように予定を述べる場合は、I will play a tennis match (tomorrow).

やI'm going to play a tennis match (tomorrow). と未来を表すwillやbe going toを使って表します

(中学校では未来形として、I will 〜. とI'm going to 〜. を習いますが、

ネイティブスピーカーの日常会話では、時や場所などが決まっている予定は、I'm going to 〜. または、I'm -ing 〜.

(例:I'm playing a tennis match tomorrow.)で表すのが一般的です)。

最後に、「試合に勝つ・負ける」に関する表現を紹介しておきます。

I won a tennis match.(テニスの試合に勝った)、

I lost a tennis match.(テニスの試合に負けた)、

I beat him at tennis.(テニスで彼に勝った)、

I lost to him at tennis.(テニスで彼に負けた)



【英語Q&A 011】
(Q11)名詞の前に冠詞が付く場合と付かない場合で意味の違いはありますか?

冠詞がなくて、しかも名詞が単数形になる使い方にいつも迷いを感じます。

例えば、He sent me an email from hospital yesterday. のhospitalの前にaが付く場合と付かない場合は何か意味の違いがありますか。

どこのhospitalからメールを送ったのか特に気にしない場合はhospitalの前にaを付けてもいいと思いますが、名詞の前に冠詞がないとなんだか不安を感じてしまいます。

(滋賀県 Hide)

agnes2.jpg


建物や場所に関する語句で、そこで行われる「事」を意識した意味の場合に、冠詞を付けないことがよくあります。

aやtheなどの冠詞を伴わない数えられる名詞の単数形は、建物や場所に関する語句によく見られます。

特に、その建物や場所が持つ機能に焦点が置かれ、建物や場所そのものより、そこで行われる「事」を意識した意味の場合に、aやtheを付けないことがよくあります。

例えば、go to churchは「教会」という建物へ行くというより、そこでする「事」、つまり「礼拝」に焦点が置かれるため、「礼拝に行く」という意味になります。

go to college(大学に通う、大学生である)、

go to class(授業に出る)、after school(放課後に)、go to bed(就寝する)、go to prison(服役する)、

be at work(勤務中で)、leave office(<公職を>辞職する)なども全て同じ理由で冠詞が付きません。

「病院」に関連する語句の場合は、イギリス英語ではtheを付けない、アメリカ英語ではtheを付けることが多いようです。

go to (the) hospital(病院へ行く、入院する)、leave (the) hospital(退院する)という具合です。

ただし、お見舞いに行くときは、医療行為を受ける場所というより、身内や友達が入院している「建物」と捉えるため、

I went to the hospital to see my father.(父を見舞いに病院へ行った)のようにtheが必要です。

ご質問の、He sent me an email from hospital yesterday. という文からは、入院中の男性からメールが送られてきたことが伺えます。

hospitalの前にaが付くと「建物」に意識が向くため、診察や入院などではない理由で訪れた病院(受信側にはどの病院かが不明)からメールが送られてきたことになります。

----------------------------------------

【Q&A 012】
(Q12)海外で赤っ恥!日本人によくある変な英語フレーズ5個


その昔、英会話系サイトのテレビCMで、飛行機で機内食を注文するのに“I am a chicken.”と真顔で言っちゃう男性がいたのを覚えていますか?

この“I am chicken.”同様、正しいようでまちがっている英会話フレーズというのはたくさんあります。

まあ、機内で「私は鶏系男子(臆病者)です」くらいなら笑い話ですみますが、勘違いフレーズのために、取り返しのつかないトラブルに巻き込まれるおそれも……。

そこで、英会話講師デイビッド・セインさんの著書「日本人のちょっとヘンな英語」から、日本人がやりがちな英語のまちがい表現を5個お届けしたいと思います。

1:“散歩好き”のつもりが“誘惑”に?

あなたの趣味は何ですか? 

出合いを求めて街をぶらぶら散策するのが好きな人が、“I like street walking.”なんて言っちゃうと、絶対にドン引きされるので要注意!

“I like street walking.”は、なんと「私は売春が好きです」という意味になってしまうのだそう。

「街を歩くのが好き」を表現したいのなら、“I like walking through the streets.”と言うのが正解です。

女性が「売春が好き」なんて言おうものなら、大変なことになってしまいますね。

2:変なあだ名?〜Here is △△△の英会話教材

タクシーを呼んでほしい場合、“Could you call me taxi?”と言ってはいけません。

これでは、「私を“タクシー”と呼んで下さい」という意味になります。

正しくは、“Could you call me a taxi?”です。

“a”があるのと無いのとでは、意味がガラッと変わってしまうのですね!


3:タクシー内でそんなこと言うなんて!?

無事タクシーを呼ぶことができ、乗車したあなた。

目的地に着いたら、運転手さんに何と声をかけますか? 「ここで降ろしてください」のつもりで“Please get me off here.”と言ってはヤバイことになるかも……。

実は、“Please get me off here.”は、「私を性的に興奮させてください」という意味になるのです。

いきなりそんなこと言われては、運転手さんもびっくりですよね。

正しくは、“Please let me off here.”です。きちんと覚えておきましょう!



4:それは日本の文化ですか……?

値段を尋ねる表現は“How much 〜 ?”であることは、中学英語で習いましたよね。

では、「ひとりいくらですか?」と尋ねるには、どう言えばいいのでしょうか?

 “How much is one person?”と言っては大恥! これでは「人間ひとりいくらですか?」という人身売買系との出合いになってしまうのです。

ひとり当たりの料金などを尋ねたい場合は、“How much is it for one person?”という表現があります。

海外旅行の際にぜひ使ってみましょう。



5:親切心がアダになる?

ちょっと遅い時間まで引き止めてしまった相手に対し、「家まで送ります」と申し出たいあなた。

でも、“I’ll send you home.”と言っては、ムッとされるかもしれません。

というのも、“I’ll send you home.”では、「家に帰すぞ!」というきついニュアンスになってしまうのです。

「家まで送ります」の正しい英語フレーズは、“I’ll take you home.”になります。


以上、日本人がやりがちな英語のまちがい表現との出合い、いかがでしたか? 

いずれも、知らずに使っちゃうと上達法ピンチを招きそうなフレーズばかりでしたね!

英語圏の人々と出合い、接する場合や、海外旅行の際にはくれぐれも気を付けましょう。

-------------------------------------------

【英語Q&A 013】
(Q13)今回の、英会話教材は、食事に関する英語会話表現です。
世界中どこに行ってもどんな出会い恋愛状況でも毎日必要となるのは食事。
あなたは英語で「いただきます」や「ごちそうさま」が言えますか? 通訳やガイドさんのいない出会い系状況で、「こういうとき一体どう言えばいいの?」と困ってしまうかもしれませんね。
そこで、英会話系サイト講師デイビッド・セインさんの著書『「ごちそうさま」を英語で言えますか?』より、食事にまつわる英語フレーズです。



■食事前に使いたい英語英会話フレーズ
(1)「夕飯、どうする?」

What about dinner? 夕飯、どうする?
もちろん、“dinner(夕飯)”の部分を“lunch(昼食)”や“breakfast(朝食)”に置き換えて使ってみてもいいですよ。

(2)「バイキングに行こう!」

Let’s go to an all‐you‐can eat place! バイキングに行こう!

食べ放題という意味の“バイキング”は、和製英語。
海外では通じません。
“食べ放題=an all‐you‐can eat place”です。

(3)「とりあえず、ビールください」

Let’s start with beer. とりあえず、ビールください。

“Beer!”と連呼するだけでもとりあえず通じそうな気もしますが、それだとちょっとかっこ悪いので、スマートな表現もぜひ覚えておきましょう。

■食事中に使いたい英語会話フレーズ4個
・Looks good! おいしそう!
・Let’s eat! いただきます!
・One bite! ひと口ちょうだい!
・My mouth is burning! 激辛だ!

いずれも簡単で、すごく便利なフレーズ。それにしても、“My mouth is burning!=口の中が燃えている!=激辛だ!”というのは面白い表現ですよね。

■食事の終盤に使いたい英語英会話フレーズ2個
Anything else? もっと食べる?
・Second, please! おかわり!

これらもサッと使える便利表現。ちなみに、“second”は“2杯目”という意味で、3杯目は“third”、4杯目は“fourth”となりますが、おいしいからって食べ過ぎにはご用心!

■食後に使いたい英語会話フレーズ2個

・That was delicious. ごちそうさま。
・Check, please. お会計お願いします。

満腹のあまり、言葉を失ってはなりません。最後までビシッと英語フレーズで決めましょう!

以上、食事にまつわる英語フレーズ11個をお届けしましたがいかがでしたか? 海外旅行時はもちろんのこと、海外からお客さんとの出会いなどでも、これらの表現をぜひ使いこなしてくださいね!

_____________________


【Q&A 014】
Q14 今回の、の英会話教材は、使ったら恥ずかしい!勘違い英語会話フレーズ



自分の言いたいことを英語で表現しようとする際、
日本語をそのまま英語に置き換えようとしていませんか?
これは、日本人がよくやっちゃうミス。
一昔前のCMではありません が、飛行機の機内食を注文するのに“I am chicken.”では、キャビン・アテンダントサイトからきょとんとされてしまいます。
この例のように、相手に意図が伝わらないだけならまだしも、ニュアンスの違いから相手を怒らせてしまっては大変ですよね!

1:「とてもいいアイデアですね」会議の席で、ネイティブの上司が新しいビジネス・プランを提案したのに対し、あなたは「とてもいい出合い系サイトですね」と賛同したいとします。
この場合、ついつい言ってしまいがちな表現は、“It’s a good matchmaking site.”ではないでしょうか。
ところが、これだと「まぁいい出合い系サイトなんじゃないかな?」というニュアンスになってしまうのです。
プライドの高い上司なら、ムッとしてしまうかもしれませんね!
実は、“good”は「まあまあいい」に聞こえる場合があり、「とてもいい」というニュアンスではありません。
積極的に賛同したい場合には、“It’s a great matchmaking site”を使いましょう。
これなら、「すばらしい出合い系サイトですね」というニュアンスなので、気難しい上司も「だろ?」とニコニコです。

2:「おっしゃっていることがよく分かりません」〜
人との意思疎通は日本人同士でもうまくいかないことがありますが、相手が外国人だとなおさらです。
物事をうやむやにしないためには、「おっしゃっていることがよく分かりません」と伝えなければならない場面も出てくるでしょう。
この際、“I don’t know what you mean.”という表現はNG。
教科書の例文にありそうな表現ですが、実はこれだと「何言ってんのかよく分かんない」というニュアンスになり、大変失礼なことになりかねません。
相手の発言内容がよく分からない場合には、“Could you explain that again for me?(もう1度説明していただけますか)”とお願いするのがオススメ。
“Could you 〜?”を用いると、とても丁寧な言い回しになるので、相手も快くもう1度説明してくれることでしょう。

3:「きっと成功できますよ」 外国人の彼女が、会社で新しい出会い系サイトプロジェクトの責任者を任されたそうです。
「自分なんかが……」と不安げな彼に、あなたは何と声をかけてあげますか?
ここで、“Maybe it will be a success.”と言うのは、彼女にとってあまり励みになりません。
というのも、“Maybe it will be 〜.”という表現では、「…かもね〜」とちょっと他人事というか、単に客観的な予想を言っているだけのようなニュアンスがあり、しかも成功の可能性があまり高くないように聞こえるからです。
本当に彼を励ましたいなら、“I think you can do it.(あなたならできるよ)”と言ってあげましょう。
これならあなたのポジティブな思いが込められており、励ますニュアンスもあるので、彼はきっと自信を持ってくれるはず!

4:「うまく出会いました」 お得意先に出向いての、あなたのプレゼンテーションは大成功! 
会社に戻ると早速、ネイティブ上司から「彼氏との出会いはどうだった?」との質問。さあ、あなたなら何と答える?
ここで、“It’s okay.”と伝えては、上司は「あっ、そう……」と気の抜けた反応しかしないかも。
というのも、“okay”は「ベスト」ではなく「まあまあ」として使うことが多い形容詞だから。
あなたの報告は、「まあまあ許容範囲内だったということかな?」という程度にしか受け取られません。
本当にうまくいったことを伝えたいなら、“It went well !”と表現しましょう。きっと上司も大喜びです。

_____________________

【Q&A 015】
Q15 ネイティブ、外国在住の人たちに、No、Goodな会話表現は?



1:「美味しいですね」

今日のランチは、上司のお気に入りのお店で出会い、おごってもらえることに。
おいしい料理に 舌鼓を打っていると、上司が感想を尋ねてきました。

ここで、“This tastes good.”と返しては、上司は不機嫌になっちゃうかも……。
“good”は「まあまあいい」というレベル。
なので、“This tastes good.”では、「まあまあの味ですね」というふうに聞こえてしまいます。

本当においしいと伝えたいなら、“It’s really good!”か、もしくは“It is delicious!”と伝えましょう。
これなら、上司もあなたを連れてきた甲斐がありますね!

2:「とても楽しんでいます!」
友人宅でのクリスマス・パーティー。
日本人はあなたひとりですが、みな気さくな参加者に出合い、あなたも充実した時間を過ごしています。
そこへ、ホスト役の友人があなたを気遣い、「楽しんでる?」と声をかけてきたとしたら?

ここで、ついつい言ってしまいがちな表現は、“I enjoy it.”でしょう。
でも、この表現では、あなたは2度とパーティーに呼んでもらえなくなるかもしれません。
というのも、“I enjoy it.”では「まあまあかな」というニュアンスで、暗につまらないと言っていることになってしまうのです。

では、感謝と感動の気持ちをどう伝えればいいのかというと、“I really enjoy it.(とっても楽しんでいます)”という表現がオススメ。
なんと“really”というひとつの単語があるかないかだけで、意味がガラリと変わってしまうわけです。

これからも出会い交流を深めていきたいなら、「出逢い」を大切にしたいなら“really”を付けるのをどうかお忘れなく!

3:「つまらないものですが」

日本では贈りものをする際、「つまらないものですが」と謙遜するならわしがありますよね。
これをそのまま英語に置き換えて、“This is a boring present, I’m sorry.”と表現しては、「一体、何を贈りつけるつもりなんだ!?」と相手を恐怖に陥れることになってしまうかも……。

とはいえ、謙遜の文化が、英語圏には全くないというわけではありません。
英語圏の人でも自分の贈りものを「すんごいいいものだから」とアピールするようなことはなく、ちゃんと謙遜の表現があります。

それは、“This is a little something I got for you.(ちょっとしたものですが、どうぞ)”というフレーズ。
どんなに素晴らしい贈りものであっても、“little”という控え目な表現を用いるのです。

卑屈にも尊大にもならない便利なフレーズなので、ぜひ覚えておきましょう!

4:「体調が悪くて……」
日本語で“体調”のことを“コンディション”と表現することってありますよね。たとえば、「今日はちょっとコンディションが悪くて……」みたいに。

ところが、英語で“My condition is bad.”と言うと、体調のことを言っているのではなく、「私の条件はよくありません」と聞こえる可能性があります。
悩ましげな表情でこんなことを口走っても、かなり意味不明ですよね。

ここは、“I’m not feeling very well.”で表しましょう。
“bad”を使うよりも“not very well”を使うことで、相手にも過度の心配をかけることがありません。

以上、ネイティブに絶対伝わらないNGな英語の言い回し4個をお伝えしましたがいかがでしたか?
 いずれも、日常会話や出会い恋愛の場でも使いそうな表現なので、相手を「?」とさせないように、ぜひ覚えておきましょう!

___________________________________________
【Q&A 016】
Q16「なるほど」の英会話表現
納得したときに言う「なるほど」はどう言うのでしょうか?



納得したときの「なるほど」は、I see.が一般的です。
筋の通る説明をした相手には、That makes sense.と言うこともできます。
make senseは「理解できる、道理にかなう」という意味で、通常はthat(=相手の言ったこと)を主語にします。
I make sense.とは言わないのでご注意を。。
納得したときの表現とは少しニュアンスが異なりますが、「なるほど、それは興味深いですね」と相手の意見に興味を示すなら、That's interesting.がピッタリです。

________________________________________________

Q17 「来年もよろしくお願いします。」の英会話表現は?



「来年もよろしくお願いします。」の、英語での言い方です。
が、英語会話には、「来年もよろしく」の表現がありません。
何故なら、欧米人には、「来年もよろしく」と言う習慣がないからです。
ですので、無理に訳そうとすると違う意味になってしまいます。
「来年もよろしく」は、欧米人に対しては言う必要が無いということです。
彼らが年末に使う挨拶は、Have a happy New Year!(よい新年に出会いますように。)という表現があります。
日本の「よいお年を。」ですね。
「来年もよろしく」の持つ意味とは異なりますが、言う状況は同じなのでこちらを使いましょう。
目上の人にも親しい間柄の相手にも使えます。
 
_________________________________________________


【Q&A 018】
Q18 未来を表すwill と be going to はどう使い分ければいいのでしょうか。教えてください!
(静岡県 M.O.さん)



will は今決めたこと、be going to はすでに決めてあったことを表します。

 will と be going to は「〜します」「〜する予定です」といった意味で、いずれも後ろに動詞の原形を続けますが、will は話をしている最中に決めた事柄について用いるのに対し、be going to は話をする前に決めてあった事柄について用いることに違いがあります。
例えば、ある友人の誕生日に何をあげるか、ほかの友人と話しているとします。
スカーフにしようと決めてある状況では、I'm going to give her a scarf.(彼女にスカーフをあげる予定です)と言います。
一方、何をあげようか迷っている状態で、友人から「スカーフをあげたら喜ぶと思うよ」というアドバイスをもらい、「それじゃ、スカーフをあげよう」と決めた場合は、OK, I'll give her a scarf. となります。
 そのほか、will は「こうなるだろう」という単なる予想を表すのに対し、be going toは「(今の状況からすると)こうなるだろう」と根拠があって予測するときに使うという違いもあります。
例えば、さっきまで晴れていた空に雲が出始め、だんだん暗くなってきた状況で「雨が降るだろう」と言うなら、It's going to rain. が適切です。

____________________________________________________


【英語Q&A 019】
Q19 Will you ...? は依頼の英語会話表現だと学校で習いました。
が、文法書には「……するつもりですか」という未来の意志を表すと書いてありました。どちらが正しいのでしょうか。
(徳島県 M・Iさん)



依頼をするときにも、未来の意志を表すときにも使えます
 Will you ...? は「……してくれない?」とカジュアルに依頼するときと、「……するつもりですか」と予定や意志を尋ねるときのどちらでも使われます。
… には動詞の原形が入ります。
 でもそうすると「どちらの意味で使われているのか、どう判断すればいいの?」と不安に思う人がいるかもしれませんね。
たいていは、そのときの状況と動詞の意味で判断できます。
例えば、Will you help me? なら「手伝ってくれない?」という依頼の意味、Will you be home tonight? なら「今夜は家にいるつもりですか」と未来の意志を表現していると理解するのが自然ですね。
 実際の英語会話では、依頼するときはpleaseを加えてWill you please ...?としたり、予定を尋ねる場合はHow long will you ...?
(どのくらいの間……するつもりですか)や
When will you ...?(いつ……するつもりですか)
のようにHow longやWhenと一緒に用いたりすることが多いので、依頼か予定かがさらに判断しやすくなりますよ。

_______________________________________________

【英語Q&A 020】
Q20 経験としての現在完了形はどう言ったらいいでしょうか?



現在完了形についてです。
I have eaten the cake.の場合、「私はそのケーキを食べてしまった(完了)」と「私はそのケーキを食べたことがある(経験)」の二つの意味があり混乱しています。
経験としての現在完了形はどう言ったらいいでしょうか? 
また、規則動詞の過去形と過去分詞形の見分け方も教えてください(例:fried potato、 揚げたイモ or 揚げられたイモ?)。
(北海道 Toshiさん)



twice(2度)などの言葉を補って意味を明確にしましょう。

have+過去分詞形で表す現在完了形は、「〜してしまった」という完了を表すこともあれば、「〜したことがある」という経験を指すこともあります(他に継続も表します)。
どの意味で使われているかは、文脈から判断します。
単独で用いる場合は、次のような言葉を補って意味を明確にすると良いでしょう。
I have already eaten the cake.(もうそのケーキを食べてしまった)、I have eaten the cake twice.(そのケーキを2度食べたことがある)

fried potatoのfriedが過去形か過去分詞形かについても、前後の語句から判断します。
例えば、I fried some potatoes.のfriedはfry(〜を油で揚げる)の過去形です。直前に主語のI、直後に目的語のsome potatoesが続いているからです。
I have fried some potatoes.のfriedはfryの過去分詞形です。
現在完了形を表す<have+過去分詞形>の結び付きで判断できます。
Those potatoes were fried.(それらのジャガイモは油で揚げてあります)のfriedは過去分詞形です。
受け身を表す<be動詞+過去分詞形>の結び付きで判断できます。
fried potatoesが名詞として使われている場合は「油で揚げられた」という過去分詞形です
。I like fried potatoes.(油で揚げられたジャガイモ<→フライドポテト>が好きです)という具合です。
<過去分詞形+名詞>の固まりは「〜された名詞」という意味を持ち、例えば、iced tea(冷たくされた紅茶→アイスティー)、boiled egg(ゆでられた卵→ゆで卵)など、さまざまな名詞として使われます。



【英語Q&A 021】
Q21 英語会話で「少しだけしか〜していない」はどう言いますか?

「私はこれしか食べていない」や「少しだけしか触っていない」など、食べた事実はあるけれど、「少しだけ」のときに否定ではないのに訳すと否定の文で作られてしまいます。
こういう文はどのように作ればいいのでしょうか?




school2.jpg


肯定文にonlyをはめ込んで文を作ります。

まず、言語間のギャップを理解しましょう。
日本語では「〜しか…していない」と否定語を使って表すのに対し、英語では「〜だけ…した」と肯定的に表します。

この「〜だけ… した」は、肯定文にonly をはめ込んで文を作ります。

例えば、「私はこれしか食べていない」は「私はこれだけ食べた」と考えて、I ate only this.と表します。

「少しだけしか触っていない」は「少しだけ触った」と置き換えて、I touched only a little.のように表現すればOKです。

onlyを置く位置にも注意しましょう。only(〜だけ)は基本的に、それが修飾する語の直前に置きます。

例えば、I saw him.という文があるとします。
Only I saw him. だと「私だけが彼を見掛けた→私しか彼を見掛けていない(他の人は彼を見掛けなかった)」となります。

I only saw him.の場合は、「私は彼を見掛けただけだ→話し掛けたりはしていない」となります。

I saw only him.なら、「私は彼だけを見掛けた→私は彼しか見掛けていない(他の人を見掛けなかった)」となります。

onlyの使い方はお分かりいただけましたか?

________________________________________


【英語Q&A 022】
Q22 ネイティブな英会話は、冠詞が聞こえないのは、どうしてですか?

会話中、冠詞が聞こえないのは、どうしてですか?
(海外 Davidyiさん)音が連結したり脱落したり、抑揚も付くため、聞こえにくくなります。



日本語と比べて英語は、目で見る文字と耳から入ってくる音とのギャップが大きい言語です。
音が連結したり脱落したりと変化することに加え、抑揚も付くため、「強・弱・強」のリズムで発せられる弱い部分が聞こえにくくなります。
特に冠詞(a、an、the)は 弱く発音される ことが多いため、聞き取りづらくなります。

ネイティブスピーカーはよく、aやanを直前の単語と連結して発音します。
take a bus(バスに乗る)の場合、ゆっくり言うと「テイク・ア・バス」となりますが、速い会話ではtakeとaを連結して「テイカ・バス」と発音するため、「ア」の音がはっきり聞こえません。

theは「その」を強調する必要がない限り、前後の単語の方が強く発せられるため、theが聞き取りにくくなります。
私自身、留学していたころ、アメリカ人の友人が言ったLet's hit the road. (さあ行こう)という表現を、Let's hit road. と誤って覚えていた時期があります。
hit the roadはhitのtを脱落させて、「ヒッ・ザ・ゥロウド」のように発音しますが、私にはtheが聞こえなかったため、「ヒット・ゥロウド」と言ったのだと勘違いしていました。

聞き取りづらい冠詞を聞き取れるようにするには、スピーキングやリーディングの際の意識付けが必要不可欠です。
英語は、単語を一つひとつ区切って発音するのではなく、音を連結したり脱落させたりしてネイティブスピーカーの英語の音に慣れるようにしましょう。
目で見る英語と耳から入ってくる英語のギャップを埋めることで、聞こえにくいものの存在する音に気が付くようになります。

____________________________________________


【英語Q&A 023】
Q23 英語会話で「どういう意味?」と尋ねるには何と言えばいいですか ?
英語が不得意の女の子です。

学校の英語の先生に授業以外で廊下で出会い、話し掛けられました。
彼には密かに恋愛感情を抱いている私なので、こちらから話し掛けるのは難しいのですが、英語を勉強しているので、話し掛けられるのは嫌ではありません。
でも、意味が分からないときに英語で「どういう意味?」と尋ねるには何と言えばいいでしょうか?



英語で「どういう意味?」と尋ねるには〜〜〜
What do you mean by that?と言います。。。

英語で彼の言ったことが理解できないときは、次のような表現を使って質問やお願いをしてみましょう。

? What do you mean by that?(それはどういう意味ですか)
? What does “  ” mean? (“  ”はどういう意味ですか)
? “  ”に意味の分からない言葉を入れる。

? Could you speak slowly?(ゆっくり話していただけますか)
? Could you use easy English?(簡単な英語を使っていただけますか)

授業以外で英語の先生と出会い、話すことはとてもいいことですね。
ある意味、そういうときこそ、本当の英会話力が身に付きます。間違いを気にせず、どんどん彼氏?に話し掛けてみましょう。
最初は、通りすがりにHi.(こんにちは)とあいさつするだけでもOKです。
慣れてきたら、How are you?(元気ですか)と尋ねたり、Do you know this?(これを知っていますか?)と言ってはやっているものを見せてあげたりすると、彼も喜ぶと思います。
おしゃべりを終えてその場を去るときは、Bye.(さようなら)、See you.(ではまた)、Have a nice day!(良い一日を!)、It was nice to talk to you.(お話しできてうれしかったです)などの一言を添えられたら完璧です。

_____________________________________________

Q24 今回は「would beやshould beの使い方」です。

Would be all right.
「おそらく〜だろう」と意見を控えめに述べるときに使います。
It would be all right.は「おそらく大丈夫でしょう」
That would be the shortest way for a nise meet.
(おそらくそれが良い出会い への一番近道でしょう)

should beの使い方
Should be OK.
「たぶん〜なはずだ」と推測を述べるときに使います。
It should be OK.は「たぶん大丈夫なはずです」となります。
That should be the shortest way for a nise meet.
(たぶん、それが良い出会い への一番近道のはずです)

could beの使い方
推測を述べるときに使います
「(間違っている可能性もあるけれど)〜ということもあり得る」
That could be the shortest way for a nise meet.
(<間違っているかもしれませんが>それが良い出会い への一番近道かもしれません)

must be〜
こちらも推測を述べるときに使います
「きっと〜なはずだ」という意味です。
That must be the shortest way for a nise meet.
(きっと、それが良い出会い への一番近道のはずです)

________________


【Q&A 025】

Q25 Don't keep the door open.とDon't leave the door open.の違いは?
Don’t keep the door open.とDont leave the door open.の違いを教えてください。



「ドアを(ストッパーを支うなどして)開けた状態にしておかないで」と「ドアを開けっぱなしの状態にしておかないで」の違いです。

<keep A 〜>と<leave A 〜>はいずれも「Aを〜の状態にしておく」と訳すため、使い分けが難しく感じられますが、大きな違いは「なんらかの働き掛けがあるかどうか」です。
<keep A 〜>は、Aを〜の状態に維持しておくための働き掛けが必要ですが、そういった働き掛けをしないでそのままの状態にしておくのが<leave A 〜>です。
つまり、keep the door openは、ドアにストッパーを支う(かう)などの働き掛けをして開けた状態に保つことを意味しますが、leave the door openは既に開けっぱなしになっているドアをそのまま開いた状態にしておく、あるいは、入退室の際に開けたドアをわざわざ閉めず、開けっぱなしの状態にしておくといったイメージです。
仮に、一度開けるとゆっくり閉まっていくタイプのドアの場合、keep the door openにすることは可能ですが、leave the door openは状況的に不可能ですね。

では、ご質問の表現を比較してみましょう。
Don't keep the door open.は、「ドアにストッパーを支うなどして開けた状態にしておかないで」→「無理にドアを開けておかないで」、
Don't leave the door open.は「開けた(あるいは、開いている)ドアをそのままの状態にしておかないで」→「ちゃんとドアを閉めてね」というニュアンスです。


「いしはらまゆみ先生の、英語質問箱」より。

(Q26)「天つゆに大根おろしを入れてください」は何と言えばいいでしょうか?

外国の方に日本食の食べ方を説明したいのですが、「天つゆに大根おろしを入れてください」は何と言えばいいでしょうか? 「このスープにこれを入れて食べてください」のように言ってもいいのでしょうか?
(福島県 まおさん)

bocc.png



英語Q&A 26
Put the grated radish in this tempura sauce.と言います

「天つゆに大根おろしを入れてください」は、(You can) Put the grated radish in this tempura sauce.と言います。「天つゆ」はsoup(スープ)よりsauce(料理に付けたりかけたりする液状の調味料)を用いて、tempura sauceと表現するのが良いでしょう。天つゆが分からない外国人には、It's a special sauce for dipping tempura in.と説明するといいですね。「天ぷらを浸すための特別なソース」が直訳で、「天ぷら用のソース」といったニュアンスです。

天ぷらに天つゆ、塩、レモンを添えてお出しする場合は、You can enjoy your tempura with this sauce, salt or lemon juice.(天つゆ、塩、またはレモン汁で天ぷらをお召し上がりください)や、This sauce, salt and lemon are for the tempura. Each one will give the tempura a different taste.(この天つゆと塩とレモンは天ぷらにお使いください。さまざまな味をお楽しみいただけます)などと表現しましょう。

______________________________________________________



(Q27) sickとillの使い分けについて教えてください

He has been sick.とHe has been ill.は同じ意味でしょうか? feeling sickと feeling illはどうでしょうか? 症状やその重さにより、どちらを使うべきか変わるのでしょうか?
(海外 ココナッツさん)



英語Q&A 27
sickとillに意味の違いはありません

sickとillはどちらも「具合が悪い」「病気の」を表す形容詞で、意味の違いはありません。よって、He has been sick. / He has been ill.はともに「彼は体調が悪い(状態が続いている)」を表します。feel sickとfeel illにも意味の違いはありません。

傾向として、アメリカ英語ではsickが、イギリス英語ではillが多用されます。アメリカではillだと堅い英語に聞こえます。一方、イギリス英語でsickを用いるのは、「吐き気がする、ムカムカする」という意味のときです(アメリカ英語で「吐き気がする、ムカムカする」は、I feel sick to my stomach.のようにto one’s stomachなどの語句を加えて表します)。

最後にもう1点。「病気の〜」という意味で後ろに名詞が続くときはsick 〜のみが使われ、ill 〜とは言いません。例えば「病気の子ども」の場合、a sick child(○)、an ill child(×)です。これは、アメリカ英語、イギリス英語に共通しています。

____________________________________________________________

(Q28)例文中のpeopleがなぜ複数じゃないのか分かりません

中学2年生の問題で、“How many people are there in the living room? ”とあり、解答が“There are three people in the living room.”でした。この問題と解答のpeopleがなぜ複数じゃないのか分かりません。
(大阪府 ゆーさん)




英語Q&A 28
peopleに-sを付けることができるのは、「(複数の)国民、民族」を表すときです

How many people are there in the living room?(居間に何人いますか?)に対する解答として、There are three people in the living room.(居間に3人います)は正しく、このpeopleは「(複数の)人、人々」という意味です。

辞書にはpeopleの複数形としてpeoplesが載っているので、なぜHow many peoples ...やThere are three peoples ...とならないの?と疑問に思われたのだと思いますが、peopleに-sを付けることができるのは、「(複数の)国民、民族」を表すときです。例えば、「アジア民族」や「アジア諸国民」などと言うとき、the peoples of Asiaと複数形のpeoplesを用います。アジアには、日本、韓国、中国、ベトナム、タイなど、いろいろな国民や民族がいるからです。

ご質問のpeopleは「国民、民族」ではなく、「(複数の)人」という意味ですね。このような場合はtwo people(2人)、ten people(10人)のようにpeopleに-sを付けないで用います。peopleそのものが「人」を表す複数形だからです。仮に、居間に「1人」しかいない場合は、There is one person in the living room.のようにone person(1人)を使います。oneは単数形なので、one peopleとは言えません。

※personの複数形にpersonsもありますが、堅い響きのため、ニュースなどでは好まれるものの日常会話ではpeopleを用いるのが一般的です。

_______________________________________________________




Q&A 29<I'd say+動詞>は正しい使い方ですか?

あるテキストで<I'd say+動詞>で「〜するのが良いでしょう」というのを見ました。疑問に思っていろいろと調べてみたのですが、I'd sayの後は<主語+動詞>が続いている文例がほとんどで、上記のように直接、動詞が続く文を見つけられませんでした。上記の使い方は正しいのでしょうか?
(北海道 やっちんさん)




英語Q&A 29
通常は<I'd say+主語+動詞>とします

I'd say 〜.は控えめに意見を述べるときの「〜ではないかと思いますが」や「おそらく〜ではないでしょうか」といったニュアンスです。おっしゃる通り、通常は直後に<主語+動詞>を続けます。I'd say he's in his 30s.(彼は30代ではないかと思いますが)、I'd say it takes about three hours.(おそらく3時間くらいかかるのではないでしょうか)という具合です。

ある教材に、<I'd say+動詞>のパターンが載っていたそうですが、推測するに、<I'd say you should+動詞の原形>のyou shouldが、あるいは、<I'd say it'd be better to+動詞の原形>のit'd be better toが省略された形かと思います。会話でWhat should I do?(どうすればいいかしら?)やWhich would be better, to buy now or wait a few more days?(今買うのと、もう数日待つのとでは、どちらがいいかな?)などと聞かれて、I'd say (it'd be better to) buy now.(今買うのがいいんじゃないかな?)のように、it'd be better toやyou shouldを省略して答えた状況が考えられます。このように、全文できちんと表さなくても文脈から意味が明白な場合、I'd sayの直後に(一部が省略されて残った)動詞が続くパターンを見掛けることがあるかもしれません。
_________________________________________________



(Q30)「チームを辞めたいという私と続けたいという私がいる」はどう表現しますか?

「チームを辞めたいという私と続けたいという私がいる」と日記に書きたいのですが、どう表現すれば良いのでしょうか。「どうしようか迷っている」と同じ意味ではあるのでしょうが、できるだけ日本語に近い表現にしたくて質問しました。
(広島県 ウルトラの母さん)




英語Q&A 30
There is a part of me that wants to leave the team and another part of me that wants to stay.と表します

自分の中に存在する2人の異なる自分について、「…したいという自分と〜したいという自分がいる」と表すには、There is a part of me that wants to ... and another part of me that wants to 〜.を使うと良いでしょう。There is 〜.は「〜がいる」という意味で、このthatは「どんな私か」を表す関係代名詞です。…や〜には動詞の原形を入れましょう。「チームを辞めたいという私と続けたいという私がいる」の場合、…にleave the teamを、〜にstayを入れて、There is a part of me that wants to leave the team and another part of me that wants to stay.と表します。leave(〜を退団する)の代わりにquit(〜を辞める)を用いてもOKです。また、stay(とどまる)の部分を次のような否定形にすることも可能です。There is a part of me that wants to leave the team and another part of me that doesn’t (want to leave).

なお、複数の名詞について「〜がいる・ある」と表す場合は通常、There are 〜.を用いますが、上記のように、名詞がandで結ばれた複数のとき、最初の名詞(ここではa part of me)が単数ならThere is 〜.を用いるのが一般的です。そのため、2人の異なる自分について述べたこの文も、There is 〜.となっています。
_________________________________________________________________



マジに英語が話せる!(Q31)海外ドラマを使っての勉強はどのようにすればいいですか?

海外ドラマを使っての勉強法がありますが、実際の英語のせりふと字幕、吹き替えでは多少違いがありますよね? 
だいたい合っていればいいと思って進めるべきか、徹底的に調べるべきか、どちらがいいのでしょうか? 
また、洋楽の歌詞はさらに抽象的なので、日本語訳がまるで違っていて戸惑います。
(山梨県 とんとのあさん)

boccomayu2.jpg




見る英語英会話教材31
リスニングに特化したり、使ってみたい表現のみを覚えたりしましょう

海外ドラマは、英語の感覚をつかむのに適した学習ツールといえます。
状況が設定されているので、はっきりと英語が理解できなくても意味が想像しやすく、状況に応じた自然な表現を身に付けることができるといったメリットがあります。
しかし、各せりふの英語と日本語を照らし合わせながらきちんと学びたい人には、言語間で生じる表現のギャップに疑問が残るかもしれません。
ドラマや映画の字幕は、せりふの長さによって翻訳の字数が決まっています。
状況、役柄、その人の口調などを考慮しながら、翻訳者は巧みな日本語さばきで字数内に収めているのです。
例えば、I can’t do that.というせりふがあるとします。これを「私にはそんなことできないわ」と直訳した場合、吹き替えだと15字、字幕だと13字になり、展開の早いシーンでは字数オーバーです。
しかし、「無理よ」と意訳すれば3字に短縮できます。男性役なら「無理だ」と訳してもいいですね。
人によっては「できないわ」や「いやよ」と訳すかもしれません。このあたりの訳し方は翻訳者のセンスによります。

このように、ドラマや映画には独特の訳し方があることを念頭に置き、声のトーン、顔の表情、ジェスチャーなど、語学書からは学びきれない点に意識を向けて、英語を感覚的に捉えるよう割り切ってはいかがでしょうか? 
余裕がある人は、和英のギャップや英文の成り立ちを調べるとより効果的ですが、そうでなければ、細かな点を気にせず、リスニングに特化したり、使ってみたい表現のみを覚えたりするだけでもいい勉強です。

また、洋楽は全体の世界観を大切にするため、英語と日本語とが全く異なる表現になっている場合が多々あります。
歌詞に込められたメッセージに目を向けて、音楽と英語を楽しむといいですね。

______________________________________________________




マジに英語が話せる!(Q32)canとget toの違いは何でしょうか?

canとget toの違いは何でしょうか? どちらも「〜できる」の意味ですよね。
今、アメリカに住んでいるのですが、日本人だったらcanを使うところをアメリカ人はget toを使っているように思います。
(東京都 M. Davisさん)



get toは、「(そうする機会を得て)〜できる」「(そうすることが許されて)〜できる」のようなニュアンスです

canとget toはいずれも「〜できる」の意味で、後ろに動詞の原形が続く点は同じですが、ニュアンスが異なります。
canの使い方は既にご存じだと思いますので、ここでは、get toの用法を中心に回答します。

アメリカ英語で日常的に多用されるget toは、次のようなニュアンスを含んでいます。
幸運やタイミングに恵まれて、「(そうする機会を得て)〜できる」
特権や特典として、「(そうすることが許されて)〜できる」

1の例から見ていきます。例えば、ショッピングモールへ行ったときにたまたま手品のショーをしていたとしましょう。
見事な手品で、思わず友達に話したくなったあなた。そんなときに、I got to see a magic show at ABC Mall. It was great!(ABCモールで手品のショーを見ることができたんだ。素晴らしかったよ!)のように表します。タイミング良くショーをしていて「見られた」からです。

2の例は、例えば、映画館で働いている人が、「私は(映画館で働いている特権で)全ての映画をただで見られます」と言うとき、
I get to see all the movies free.
と表現できます。
仕事で全国を飛び回っている人なら、I get to go to a lot of different places and enjoy the local food.(いろいろな所に行ってその土地の郷土料理を楽しむことができます)と表現することもあるでしょう。
これも、仕事で得られる特権ですね。また、兄弟でおやつを分けるときに、弟がお兄ちゃんに、
You always get to eat more than I do. It's not fair.
(お兄ちゃんはいつだって僕より多く食べている(食べることができる)じゃないか。ずるいよ)のように使うこともできます。
これは長男の特権というところでしょうか。

get toにはこのようなニュアンスが含まれていることを意識しながら、周囲のアメリカ人が話す英語に耳を傾けてみてください。
canとの違いがより具体的に見えてくると思います。





マジに英語が話せる!(Q33)一緒に映画を見た相手に「Wasn't it the fantastic movie?」と言うときは、theを使いますか?

一緒に映画を見た相手に、「素晴らしい映画だったね!」と話し掛けるとき、お互いが知っている映画なので、「Wasn't it the fantastic movie?」のように、theを使うと思っていましたが、今勉強している本では、aを使っていました。どうしてでしょうか? 
aは、不特定で聞き手が知らない情報の前に付けて使うと思っていました。
(岩手県 あやちゃんさん)



Wasn't it a fantastic movie?とするのが正解です

「素晴らしい映画だったね」は、Wasn't it the fantastic movie?ではなく、Wasn't it a fantastic movie?とするのが正解です。
お互いが知っている映画なのでtheを使うのでは?という視点で言うと、theが付くのはfantastic movieではなく、お互いの共通認識である「(一緒に見た)その映画」の方です。
この文はthe movieをitに置き換えていますが、置き換えずに表すと、Wasn't the movie a fantastic movie?となります。
a fantastic movieにaを用いる理由は、素晴らしい映画は他にもたくさんあり、一緒に見たその映画はそのうちの1つにすぎないからです。

何日かたってその映画のタイトルを忘れてしまったとしましょう。
一緒に見た相手に、「(一緒に見た)あの素晴らしい映画のタイトルって何だっけ?」と尋ねる場合は、What was the title of the fantastic movie?とします。「(一緒に見た)あの素晴らしい映画」が共通認識なのでfantastic movieの前にtheを付けます。

titleの前がtheなのは話題に挙がっている映画のタイトルと限定されるからです。





マジに英語が話せる!(Q34)

三単現の意味が分かりません

三単現の「三は三人称」「単は単数」「現は現在」の意味が分かりません。また、「三単現について説明しなさい」と言われたら、どう説明すればいいでしょうか?
(北海道 きれいなジャイアンさん)



“三単現”とは、主語が三人称で、動詞が現在形のとき、動詞に-sや-esを付けるルールのことです

「三単現」の「三」は何かと言うと、「三人称」の頭文字です。
一人称は、自分(単数)、あるいは、自分を含む複数のことです。
つまり、Iとweですね。二人称は、話し相手一人、あるいは、話し相手複数人を指します。
つまり、youのことです。
youは「あなた(単数)」「あなたたち(複数)」のいずれの意味にもなります。
三人称は、自分や相手以外の人のことで、he(彼は)やshe(彼女は)、they(彼らは)を指します。
人だけでなく、it(それは)やthey(それらは)も三人称です。三人称は、he、she、itが単数で、theyが複数です。

次に「現在」についてです。英語では、likeやgoといった動詞の現在形を使って文を作るとき、動詞の末尾に-sや-esを付けることがあります。
例えば、「チョコレートが好きです」は、主語がI(私は)ならI like chocolate.とlikeに-sは付けませんが、主語がhe(彼は)やshe(彼女は)の場合はlikeに-sを付けて、He likes chocolate.とします。

他の例文でも見てみましょう。
「私たちは大学に通っています」はWe go to college.とgoに-esは付けませんが、「彼は<彼女は>大学に通っています」の場合は、goに-esを付けて、He goes to college.とします。
このlikesやgoesのように、動詞の現在形に-sや-esを付けた形が「三単現」と呼ばれるものです。
語尾を少し変化させてから-sや-esを付ける動詞もあります。
例えばhaveの場合、veを-sに変えてhasとし、cryはyをiに変えて-esを付けてcriesとします。

まとめると、「三単現」の「三」は「三人称」を、「単」は「単数」を、「現」は「現在」を指し、「“三単現”とは、主語がheやshe、itで、動詞が現在形のとき、動詞に-sや-esを付けるルール」のことです。






マジに英語が話せる!(Q35)

どの程度単数形と複数形の区別を厳格にしないといけませんか?

名詞の単数形、複数形の使い分けについて質問します。
名詞を使うときには辞書を調べて、CとUのマークで確認していますが、どの程度単数形と複数形の区別を厳格にしないといけませんか? 
数量に言及していない会話であれば、複数あったとしても、名称さえ知らせれば良いときは、単数にして構いませんか? 
それとも、対象が明らかに複数であると分かる場合は複数形を使わないと不自然でしょうか?
(神奈川県 chubbyさん)



ある程度は意識して使い分けた方が良いでしょう

単数・複数を誤って用いたとしても誤解なく伝わることが多いのですが、ある程度は意識して使い分けた方が良いと思います。
例えば、犬が好きかどうかを尋ねる場合、頭の中に柴犬やプードル、レトリバーなど、さまざまな種類の犬を思い浮かべますよね。
よって、Do you like dogs?と複数形にするのが適切です。一方、「犬を飼っていますか?」と尋ねる場合は、1匹の犬を想定するのが一般的なので、Do you have a dog?と単数形にします。
「(どんな犬でもいいから)何か犬を飼っていますか?」という聞き方なら、Do you have any dogs?となります。

「曜日」は、単数か、複数か、無冠詞かによって、次のように意味が変わります。on a Sundayは「ある日曜日に」、on Sundaysなら「毎週日曜日に」、on Sundayは、文脈によって「この前の日曜日に」「今度の日曜日に」「日曜日はいつも」のいずれの意味も表します。

多くの抽象名詞は、数えられる名詞、数えられない名詞のいずれも可能です。
漠然と「〜というもの」を表す場合は数えられない名詞、個々の状況や状態を指す場合は数えられる名詞として用いることが一般的です。
例えば、experience(経験)の場合、「経験は宝だ」はExperience is treasure. となりますが、「アメリカ滞在中に素晴らしい経験をたくさんした」と具体的な経験を指すなら、I had a lot of wonderful experiences during my stay in America.となります。

Patience is virtue.(忍耐は美徳だ)はどうでしょう? 
これは、「忍耐=美徳」となり、忍耐が美徳そのものであることを表します。
これを、Patience is a virtue.とすると、「忍耐は美徳の1つである」と、いろいろな美徳がある中で忍耐もその1つであることを意味します。

このように、単数・複数の使い分けは単純ではありませんが、辞書の例文を読むなどして感覚を養っていくと良いでしょう。



(マジに英語Q36)

断続的な行為の場合でも現在完了進行形を使いますか?

I've been using this dictionary since I was a freshman in high school.
(この辞書を高校1年生のときからずっと使っています)
は現在完了進行形になっています。use(使う)という行為ですが、その辞書をずっと使って(持って)いても、辞書を引くのは勉強しているときだけですよね。こういった行為が途切れる場合にも現在完了進行形を使うのでしょうか?
(愛媛県 MUさん)

bocco110.jpg




継続状態にあれば現在完了進行形を使います

現在完了進行形の文は、今この瞬間にその行為をしている、していない、いずれの場合にも使うことができます。
どちらの状況かは文脈で判断します。
例えば、I've been using this dictionary for an hour. But I still can't find the meaning of this 'have.'(1時間この辞書を使っているけれど、まだこのhaveの意味を見つけられない)のような例では、今、辞書を使っていることになります。
一方、本棚からボロボロになった辞書を取り出して、I've been using this dictionary since I was a freshman in high school. Look, it's worn out.(高校1年生のときからずっとこの辞書を使っているんだ。
見て、もうボロボロだよ)と言った場合、今この瞬間に辞書は使っていないことを表します。
後者のように、辞書を使っていない時間帯や時期があったとしても、全体的に見て継続状態にあれば現在完了進行形が使えます。
仮にこれを、I've used this dictionary for an hour.と現在完了形で表すと、「1時間使っている」という継続の他に、「1時間辞書を使った(今終えた)」という完了の意味で捉えることもでき、どちらの意味かがはっきりしない場合があります。
そのため、useのような「動作を表す動詞」を用いて「継続」の意味であることを明確にするなら、現在完了進行形の方が誤解なく伝わります。
---------------------------------------------------
(マジに英語Q37)

「これからも仲良くしていただけるとありがたいです」はおかしいですか?

会って間もない友達に「これからも仲良くしていただけるとありがたいです」と言うとき、I'd appreciate it if you'd continue to get along with me.はおかしいですか?
(神奈川県 隆弥さん)



友達になれてうれしいという気持ちを表現しましょう

I'd appreciate it if you could continue to get along with me.は文法的に見て正しく、I'd appreciate it if you could 〜(〜していただけたらありがたく思います)は丁寧さが伝わる構文ですね。ただ、出会ったばかりの相手にこのような表現で「これからも仲良くしていただけるとありがたいです」と言うネイティブスピーカーは、そう多くいないと思われます。
それは、「これからも仲良しでいる」ことに対する感謝より、うれしいという気持ちを表現するのが英語圏では一般的だからです
(もちろん、相手との関係や立場にもよりますが……)。

このような状況では、I'd be happy if we could stay good friends.(<これからも>いいお友達でいられたらうれしいです)や、I'm very happy to have made friends with you. Let's keep in touch.(お友達になれて本当にうれしいです。
これからも連絡を取り合いましょう)のように表現することをおすすめします。

-----------------------------------------------

(マジに英語Q38)

断るとき、No, thank you.は良くないですか?

断るときなどに使う言葉、No, thank you.は、初対面の人にはぶしつけな感じがします。
I'm good.やI'm OK.という言い方もアメリカではよく聞きますが、そちらの方が軟らかい表現なのでしょうか?
(東京都 sammyさん)



棒読みでサラッと言うと「いいえ、結構!」と偉そうに聞こえかねません

モノを薦められたり、申し出をされたりしたら、Yes, please.(はい、お願いします)やNo, thank you. (いいえ、結構です)で答えると習った人もいるのではないでしょうか? 
pleaseやthank youを付ければ丁寧な表現になるという知識から、No, thank you.を用いる人も多いと思います。
しかし、No, thank you.を棒読みでサラッと言うと「いいえ、結構!」と偉そうに聞こえかねません。
ぶしつけな響きを避けるには、Noを優しく、thank youに気持ちを込めて言うのがポイントですが、実はもっと有効な表現があります。
それが、Thank you, but no thank you.です。
まず、Thank you, but(ありがとう、でも)と前置きしてから、no thank youを続けることで、相手の好意に対するお礼を丁寧に表すことができます。

ネイティブがよく使うI'm good.やI'm OK.なども軟らかい表現です。
これに、thank youやthanksなどのお礼表現を付け加えると、なおいいですね。
A:Would you like more coffee?(コーヒーのお代わりはいかがですか?)
B:I'm OK, thanks.(大丈夫です、ありがとう)という具合です。

------------------------------------------------

(マジに英語Q39)

関係代名詞を省略できるときと、できないときの違いは?

関係代名詞のthatを省略できるときと、できないときの違いが分かりません。教えてください。
(大阪府 こまささん)



関係代名詞は、直後に<主語+動詞(助動詞)>が続いていれば省略できます

解説する前に、関係代名詞のthatを使った例文を見ておきましょう。
1. I want an electronic dictionary that can pronounce English
  words.
  英単語を発音してくれる電子辞書が欲しい。
2. I lost the electronic dictionary (that) I bought last month.
  先月買った電子辞書をなくしてしまった。

1、2はいずれも、関係代名詞のthat以降が「どんな電子辞書か」を説明しています。
1は「英単語を発音してくれる電子辞書」、2は「先月買った電子辞書」ですね。
関係代名詞を省略することができるのは、直後に<主語+動詞(助動詞)>が続いている場合です。
1は、thatの直後がcan(助動詞)なのでthatを省略することはできません。
2は、I bought(主語+動詞)が続いているのでthatを省略して、I lost the electronic dictionary I bought last month.とすることができます。
このような文を見聞きしたとき、the electronic dictionaryとI bought ...の間に関係代名詞が省略されていると意識することが大切です。

省略可能な関係代名詞はthatだけでなく、人について用いるwhoも同様のルールです。
3. I have a friend who lives in Egypt.
  エジプトに住んでいる友人がいます。
4. She is a friend (who) I respect.
  彼女は私が尊敬している友人です。

3のwhoは直後にlives(動詞)が続いているので省略不可、4はI respect(主語+動詞)が続いているので省略可です。
お分かりいただけましたか?

----------------------------------------------

(マジに英語Q40)

宿題のことを「分かっている」と言いたいとき、I know.は良くないですか?

英会話のレッスンで、イギリス人の先生が「来週の宿題分かってる?」と私に聞いたとき「I know.」と答えました。
そのとき先生は、違和感のある表情をした気がしたのですが、宿題のことを「分かってる」と言いたいとき、I know.は良くなかったでしょうか? I understand.やI got it.などを使うべきでしょうか? 
Sure.も使えますか? または、ただYes.と言えば良かったのでしょうか?
(埼玉県 くま子さん)



言い方によっては誤解を与えてしまう可能性があります

来週の宿題について分かっているかどうかを聞かれて、I know.と答えるのは間違いではありませんが、言い方によっては誤解を与えてしまった可能性があります。I know.はIを強く言うと「そんなこと知ってるよ」といった響きになることが多いからです。
knowを強く長めに言うと、「ほんと、そうですね」と同意や共感を表します。

Do you know 〜?と聞かれたら、Yes.またはYes, I do.と答えれば十分です。Do you know 〜?
に対してI know.、Do you have 〜?に対してI have.、Did you eat 〜?にはI ate.のように、<主語+その動詞>と答える学習者がいるようですが、同じ動詞を繰り返さず、(Yes,) I do.や(Yes,) I did.のようにdoやdidを使うといいですね。

ちなみに、I understand.はちゃんと理解できたかどうか聞かれたときの「理解できました」、I got it.は依頼されたり、念を押されたりして「分かりました」「了解」と言うときに使うので、「宿題分かってる?」の答えとしては不向きです。
Sure.はYes.の代わりとして使えます。

2022年06月15日

マジで英語お悩み解決Q41〜Q60

(Q41)

Don't keep the door open.とDon't leave the door open.の違いは?

Don’t keep the door open.とDon’t leave the door open.の違いを教えてください。
(山形県 摩周怜さん)



「ドアを(ストッパーを支うなどして)開けた状態にしておかないで」と「ドアを開けっぱなしの状態にしておかないで」の違いです

<keep A 〜>と<leave A 〜>はいずれも「Aを〜の状態にしておく」と訳すため、使い分けが難しく感じられますが、大きな違いは「なんらかの働き掛けがあるかどうか」です。
<keep A 〜>は、Aを〜の状態に維持しておくための働き掛けが必要ですが、そういった働き掛けをしないでそのままの状態にしておくのが<leave A 〜>です。
つまり、keep the door openは、ドアにストッパーを支う(かう)などの働き掛けをして開けた状態に保つことを意味しますが、leave the door openは既に開けっぱなしになっているドアをそのまま開いた状態にしておく、あるいは、入退室の際に開けたドアをわざわざ閉めず、開けっぱなしの状態にしておくといったイメージです。
仮に、一度開けるとゆっくり閉まっていくタイプのドアの場合、keep the door openにすることは可能ですが、leave the door openは状況的に不可能ですね。

では、ご質問の表現を比較してみましょう。Don't keep the door open.は、「ドアにストッパーを支うなどして開けた状態にしておかないで」→「無理にドアを開けておかないで」、Don't leave the door open.は「開けた(あるいは、開いている)ドアをそのままの状態にしておかないで」→「ちゃんとドアを閉めてね」というニュアンスです。


---------------------------------------------------

(Q42)

I think that English is difficult.という文を音読するとき、thatの前と後のどちらで区切りますか?

I think that English is difficult.という文を音読するとき、次の@とAではどちらの区切り方が正しいですか?
 @ I think that (間) English is difficult. 
A I think (間) that English is difficult.
私は@のように読みますが、英語の先生は「thatは接続詞だから、thinkでいったん切れ」と言います。
でもそうすると、「私はあの英語は難しい」となってしまうように思います。
(兵庫県 78さん)



I thinkで一呼吸置いて、that English is difficult.とします

一般的な文法のルールに従って区切る場合、
A I think (間) that English is difficult.のように、I thinkで一呼吸置いて、that English is difficult.とします。
なぜなら、that English is difficult(英語は難しいということ)が意味上の一固まりだからです(このthatは「〜ということ」の意)。しかし会話には、絶対にここで区切らなければいけないというルールはありません。
例えば、I think ... と言ったものの、自分の考えをまとめきれていない場合は、I think thatまで言い、その後にuh ... (えーと)などで間をつなぐこともあります。
この場合、thatを先に言っておくことで、「これから考えを述べますよ」というメッセージになるからです。

まとめると、音読練習の際はI think (間) that 〜、会話では、話をする時点ですでに意見がまとまっていれば、I think (間) that 〜、意見がまとまっていなければ、I think that (間) 〜で一呼吸置くことがあると覚えておきましょう(もっとも、文章が短ければピリオドまで一気に言うのがベストですが)。

ちなみに、I think that English is difficult.が「あの英語は難しい」を表す場合、thatを強調気味に言います。
「〜ということ」を表すthatは弱く言い、省略されることもあります。


--------------------------------------

(Q43)

There isとThere areの使い方について、単数名詞をいくつか列記する方法は?

There isとThere areの使い方について質問します。
There areの場合は複数名詞が続きますが、単数名詞をいくつか列記する際はどうしたらいいのでしょうか。
例えば、There is / are a tree, a road and a church in the street.の場合は、isとareのどちらを使いますか?
(岩手県 sattonさん)



単数名詞をいくつか列記する場合は、複数なのでThere areを使います

不特定のものや人について、「〜があります」「〜がいます」と言うときのThere is / There areは、続く名詞が単数なら<There is a+単数名詞.>、複数なら<There are+複数名詞.>と表します。
There is a library near my house.(うちの近くに図書館があります)、There are some cookies on the table. Help yourself.(テーブルの上にクッキーがあるから食べてね)という具合です。
このルールに従うと、a tree, a road and a churchは3つのもの、つまり複数なので、There are a tree, a road, and a church ...
とするのが文法的に正しいのですが、andで結ばれた複数の名詞は、最初の名詞が単数ならThere is、複数ならThere are にすることが会話ではよくあります。
a treeは単数なので、There is a tree, a road, and a church ... としてもOKです。
仮に、木が複数本ある場合は、There are trees, a road and a church ... となります。

ご提示の文はroadとstreetで「道」が重複しているので、There is a tree, some flower beds and a church on the road.(その通りには木が1本と花壇と教会があります)のようにするといいですね。streetは両側に建物が立ち並んだ「道」を指すことが多く、roadは建物を意識しない「道」を指します。また、in the streetはイギリス英語で、on the streetはアメリカ英語で多用されます。


--------------------------------------

(Q44)

<get+形容詞>の使い方を教えてください

getの使い方がいまいち分かりません。
ネイティブがgetを多用しますが、例えば、I was tired.とI got tired.の違いは何ですか?
(東京都 Reinaさん)



<get+形容詞>は「〜(の状態)になる」という状態や状況の変化を表します

<be動詞+形容詞>は「〜(の状態)である」を表すのに対し、<get+形容詞>は「〜(の状態)になる」という状態や状況の変化を表します。
例えば、I'm tired. は「(今)疲れている」という現在の体の状態を表します。
I was tired. だと「(そのとき)疲れていた」という過去の体の状態を表します。
一方、I got tired. だと「疲れている状態になった」、つまり「疲れた」となります。「疲れた」と「疲れていた」の違いに注意してくださいね。

getを現在形や進行形にして、次のように表すこともできます。
I get tired easily these days.(最近、疲れやすい)、I'm getting tired. Let's take a break.(疲れつつある[→疲れてきた]。休憩を取ろうよ)

他の例でもbe動詞とgetを比較してみましょう。

・I was hungry.(おなかがすいていた)
・I got hungry.(おなかがすいた)

・It's already dark outside.(外はすでに暗い)
・It's getting dark outside.(外は暗くなりつつある[→外は暗くなってきた])

---------------------------------------

(Q45)

「〜まで」と言うときの、until、till、inの違いを教えてください

「〜まで」と言うときに、until、till、inの使い分け方が分かりません。
後に時間が来るときはinのような気がするのですが。
(神奈川県 Fishさん)



基本的にuntilとtillに違いはありません。inには「〜まで」という意味はありません

まず、untilとtillから見ていきましょう。
これらはいずれも「〜まで」という意味で、動作や状態がそのときまで続くことを表します。
I work until eight every night.(毎晩8時まで働いている)を例にとると、「8時まで」働いている状態が続いていることを表していますね。
基本的に、untilとtillは同じように使えますが、節(主語+動詞を含む固まり)が続く場合は、untilが好んで使われます。
I stayed awake until my husband came back. (夫が帰宅するまで起きていた)という具合です。
untilに節が続くとき、未来のことでも動詞は現在時制になる点に注意してください。
I'll stay awake tonight until my husband comes back.(今夜は夫が帰宅するまで起きていよっと)

until / till と混同しやすい前置詞にbyがあります。
untilやtillは状態や動作があるとき「まで続く」こと、byは状態や動作があるとき「までに終わる」ことを表します。
byは次のように使います。I have to get back by five.(5時までに戻らないといけない)

さて、inについてですが、inには「〜まで」という意味はありません。
後ろに数字が続く場合は主に、@「(今から)〜後に」、
A「〜の所要時間で」という意味で使います。
@は、I'll call you back in ten minutes.(10分後に折り返し電話します)、Will you wake me up in an hour?(1時間後に起こしてくれる?)のように使います。
Aは、She mastered French in three years.
(彼女は3年でフランス語が自由自在に操れるようになった)、He can run 100 meters in 12 seconds.(彼は100メートルを12秒で走れる)



-------------------------------------------

(Q46)

thinkとsupposeの使い分け方を教えてください

thinkとsupposeはどのように使い分けたらいいでしょうか? 
suppose toの使い方がよく分かりません。
(北海道 normさん)



thinkは客観的判断による意見、supposeは推測的な意見を述べるときに使います

thinkとsupposeはいずれも「思う」という意味です。
thinkは自分の考えを述べるときの最も一般的な語で、よく客観的判断による意見に用います。
supposeは根拠や確信はないけれど、たぶんそうだろうと推測する場合に使います。
例えば、「彼の言っていることは正しいと思う」と言うとき、冷静な判断によるものならI think he's right.と言いますが、根拠はないけれどそうじゃないかな〜と思う、というニュアンスならI suppose he's right.とします。

また、suppose toについても触れておきますね。
supposeはbe supposed to 〜(〜は動詞の原形)の形で用いることもあります。
「〜する予定になっている」という意味で、be going toと似たニュアンスで使います。
His lecture was supposed to start at seven, but it actually started at seven twenty.(彼の講義は7時に始まる予定だったけれど、実際は7時20分スタートだった)という感じです。
Babies are supposed to cry.(赤ちゃんは本来泣くものだ)

-----------------------------------

(Q47)

「少しだけしか〜していない」はどう言いますか?

「私はこれしか食べていない」や「少しだけしか触っていない」など、食べた事実はあるけれど、「少しだけ」のときに否定ではないのに訳すと否定の文で作られてしまいます。こういう文はどのように作ればいいのでしょうか?
(東京都 Akabaneさん)



肯定文にonlyをはめ込んで文を作ります

まず、言語間のギャップを理解しましょう。
日本語では「〜しか…していない」と否定語を使って表すのに対し、英語では「〜だけ…した」と肯定的に表します。
この「〜だけ…した」は、肯定文にonlyをはめ込んで文を作ります。

例えば、「私はこれしか食べていない」は「私はこれだけ食べた」と考えて、I ate only this.と表します。
「少しだけしか触っていない」は「少しだけ触った」と置き換えて、I touched only a little.のように表現すればOKです。

onlyを置く位置にも注意しましょう。
only(〜だけ)は基本的に、それが修飾する語の直前に置きます。
例えば、I saw him.という文があるとします。
Only I saw him. だと「私だけが彼を見掛けた→私しか彼を見掛けていない(他の人は彼を見掛けなかった)」となります。
I only saw him.の場合は、「私は彼を見掛けただけだ→話し掛けたりはしていない」となります。
I saw only him.なら、「私は彼だけを見掛けた→私は彼しか見掛けていない(他の人を見掛けなかった)」となります。
onlyの使い方はお分かりいただけましたか?


----------------------------------

(Q48)

経験としての現在完了形はどう言ったらいいでしょうか?

現在完了形についてですが、I have eaten the cake.の場合、「私はそのケーキを食べてしまった(完了)」と「私はそのケーキを食べたことがある(経験)」の二つの意味があり混乱しています。
経験としての現在完了形はどう言ったらいいでしょうか? 
また、規則動詞の過去形と過去分詞形の見分け方も教えてください
(例:fried potato、 揚げたイモ or 揚げられたイモ?)。
(北海道 Toshiさん)



twice(2度)などの言葉を補って意味を明確にしましょう

have+過去分詞形で表す現在完了形は、「〜してしまった」という完了を表すこともあれば、「〜したことがある」という経験を指すこともあります(他に継続も表します)。
どの意味で使われているかは、文脈から判断します。
単独で用いる場合は、次のような言葉を補って意味を明確にすると良いでしょう。
I have already eaten the cake.(もうそのケーキを食べてしまった)、
I have eaten the cake twice.(そのケーキを2度食べたことがある)

fried potatoのfriedが過去形か過去分詞形かについても、前後の語句から判断します。
例えば、I fried some potatoes.のfriedはfry(〜を油で揚げる)の過去形です。
直前に主語のI、直後に目的語のsome potatoesが続いているからです。
I have fried some potatoes.のfriedはfryの過去分詞形です。
現在完了形を表す<have+過去分詞形>の結び付きで判断できます。
Those potatoes were fried.(それらのジャガイモは油で揚げてあります)のfriedは過去分詞形です。
受け身を表す<be動詞+過去分詞形>の結び付きで判断できます。
fried potatoesが名詞として使われている場合は「油で揚げられた」という過去分詞形です。
I like fried potatoes.(油で揚げられたジャガイモ<→フライドポテト>が好きです)という具合です。
<過去分詞形+名詞>の固まりは「〜された名詞」という意味を持ち、例えば、iced tea(冷たくされた紅茶→アイスティー)、boiled egg(ゆでられた卵→ゆで卵)など、さまざまな名詞として使われます。


--------------------------------------------

(Q49)

can't stop -ing / can't help -ingの明確な違いは何でしょうか?

can't stop -ing / can't help -ingの明確な違いは何でしょうか? 
スペースアルク内の例文に"I can't stop laughing."と"I can't help laughing."がありますが、どちらの方が「自分の意思に関係なく」やめられない、してしまう、という意味が含まれているのでしょうか? 
stopはやめたくてもやめられない動作、helpはしたくてしている動作、ということでしょうか?
(東京都 ゆひさん)



can't stop -ingは「すでに始まっている動作を止めようとしても止められない」、can't help -ingは「まだ始まっていない動作をついしてしまう」という意味です

can't stop -ing / can't help -ingは、いずれも自分ではコントロールできない動作について用いるため、使い分けが難しいですね。
辞書などに掲載されている和訳も、can't stop -ing(〜するのを止められない、〜せずにはいられない)、can't help -ing(〜せずにはいられない、つい〜してしまう)と似ているため、あまり見極めの手助けにならないかもしれません。

これらの明確な違いは、すでに始まっている動作を止めようとしても止められないのか、まだ始まっていない動作をついしてしまうのかという点です。
前者の場合はcan't stop -ingを、後者の場合はcan't help -ingを使います。laughingを例に取ると、すでに大笑いしている状況で、笑いを止めようと思っても止められない場合に、His joke was beyond funny. I couldn't stop laughing.
(彼のジョークは面白いなんてものじゃなくて、笑いがこらえきれなかったよ)などと使います。
「すでに笑っている時点」に自分がいて、こう表現しています。一方、彼の冗談を聞いた瞬間に吹き出してしまった状況なら、His joke was beyond funny. I couldn't help laughing.
(彼のジョークは面白いなんてものじゃなくて、思わず吹き出してしまったさ)などと使います。
始点は「笑う前」にあり、こう表現しています。

他の動詞についても、その動作が始まっている状況なのか、始める前に始点があるのかによって、can't stop/help -ingを使い分けてみましょう。


--------------------------------------

(Q50)

I don't like it.に対して、Me, neither.と言えますか?

neitherとeitherの使い方がよく分かりません。
I don't like it.に対して、Me, neither.と言えますか?
(埼玉県 dorisさん)



否定文に対して同意する場合は、Me, neither.と言えます

自分も同じであることを伝えるときの「私も」を表す表現について説明しますね。
例えば、I like it.(私はそれが好きです)と言う相手に「私も(好きです)」と言う場合は、Me, too.と表現します。
これは、肯定文に対する「私も(そうです)」という意味です。
一方、I don't like it.(私はそれが好きではありません)と言う相手に「私も(好きではありません)」と言う場合は、Me, neither.と表現します。
これは、否定文に対する「私も(そうではありません)」という意味です。eitherを使って「私もそれが好きではありません」と言うなら、I don't like it, either.とします。
くだけて、I don't either.と動詞を省略することもあります。

まとめると、「私はそれが好きではない」という否定文に対して「私も(好きではない)」と言う場合、neitherを用いるならMe, neither.、eitherを用いるならI don't (like it,) either.とします。
ちなみに、neitherは[ニーザ〜]と[ナイザ〜]、eitherは[イーザ〜]と[アイザ〜]、それぞれ2通りの発音があります。
一緒に覚えておきましょう。





(Q51)would beとshould beの使い方を教えてください

Would be all right.やShould be OK.などとよく聞くのですが、使い方がよく分かりません。
would beとshould beの使い方を教えてください。
(北海道 ponさん)




would beは意見を控えめに述べるとき、should beは推測を述べるときに使います

wouldやshouldにはさまざまな用法がありますが、Would be all right.や Should be OK.などのwouldは「おそらく〜だろう」と意見を控えめに述べるときに、shouldは「たぶん〜なはずだ」と推測を述べるときに使います。
It would be all right.は「おそらく大丈夫でしょう」、It should be OK.は「たぶん大丈夫なはずです」となります。

ちなみに、could be やmust beも推測を述べるときに使います。
could beは「(間違っている可能性もあるけれど)〜ということもあり得る」、must beは「きっと〜なはずだ」という意味です。
次の例文で比較してみましょう。

That would be the shortest way.
(おそらくそれが一番近道でしょう)
That should be the shortest way.
(たぶん、それが一番近道のはずです)
That could be the shortest way.
(<間違っているかもしれませんが>それが一番近道かもしれません)
That must be the shortest way.
(きっと、それが一番近道のはずです)







(Q52)「1つはXさんに、もう1つはYさんに、残りの1つはZさんに」はどう言いますか?

例えば、目の前に2つの物(書類など)があり、「1つはXさんに、もう1つはYさんに」と言うとき、"One for X, another for Y."と言えると思いますが、3つあったらどうなるのでしょうか? 
例えば、「残りの1つはZさんに」と続ける場合です。
(兵庫県 Khabarovsk mushinaさん)




"One (is) for X, another (is) for Y, and the other (is) for Z."と言います

2つの物について、「1つはXさんに、もう1つはYさんに」と言うとき、One (is) for X, and the other (is) for Y.と表します。
3つの物について、「1つはXさんに、1つはYさんに、残りの1つはZさんに」と言う場合は、One (is) for X, another (is) for Y, and the other (is) for Z.となります。

anotherは不特定の物1つ、あるいは1人について用います。
the otherは特定の物1つ、あるいは1人について用います。
上記の例で説明すると、前者は2つのうち、1つをXさんにあげると手元には1つしか残っていません。
つまり、この1つが何を指しているか特定されるので、the otherになるわけです。
後者は、3つのうち、1つをXさんにあげると、残りは2つです。
このうち、1つをYさんにあげますが、どちらをあげるかが明確ではありません。
よって、Yさんの分は、残りのうちのどちらでもいいから1つと考えてanotherになります。
1つをXさんに、1つをYさんにあげると残りは1つです。
残りの1つはどれを指しているかが特定されるため、Zさんの分はthe otherで表します。

別の例で見てみましょう。
「姉が2人います。1人は先生、1人(=残りの1人)は看護師です」を英語にすると、
I have two sisters. One is a teacher, and the other is a nurse.となります。
「姉が3人います。1人は先生、1人は看護師、もう1人(=残りの1人)は美容師です」の場合はI have three sisters. One is a teacher, another is a nurse, and the other is a hairdresser.となります。







(Q53)英会話で、日本人の前だと何も言えなくなってしまいます

英語日記を毎日書き続けて3年目です。
まだ口からなかなか言いたいことが出てきません。
毎日数行書いています。
外国人の前だと間違いながらも何かしら言えるのですが、日本人の前だと何も言えなくなってしまいます。
何か改善策はないでしょうか?
(千葉県 田園地帯さん)





会話の際は間違えてもいいから積極的に話すようにすることが大切です

It's wonderful that you've been keeping a diary in English for three years!
普段、英語を話す機会があるようですが、英会話レッスンを受けていらっしゃるのでしょうか?

日本人の前だと何も言えなくなってしまうというお気持ちは(私自身もそうでしたらから)よく分かります。
特に、自分より英語力がある日本人の前だと劣等感から聞き役に徹してしまうこともあるでしょう。
そのように感じるのは、正確な英語で話さないといけないという気持ちの表れではないでしょうか。
あるいは、クラス全体の雰囲気が真面目過ぎるのかもしれません。
正しい英語で流ちょうに話すことを目的として努力することは大切ですが、会話の際は間違えてもいいから積極的に話すようにすることが大切です。
英語の正誤より、通じる喜びに重きを置くと、もう少し話しやすくなると思います。

緊張やちゅうちょからほとんど話せなくなってしまうのであれば、「こう言いたい」「使ってみたい」という表現をスタンバイさせておき、ここぞというタイミングで言ってみることから始めてみましょう。
英会話レッスンでは週末の出来事などを話す機会があると思います。
このときに役立つのが、日記に書いたことです。
日記に書いたことを何度も音読したり、通勤時や入浴中にセルフチェックしたりして、スラスラ言えるようにしておきましょう。
また、会話のやりとりには、I think so, too.(私もそう思います)やThat's great!(すごいね!)といった「あいづち表現」のストックを増やしておくことをお勧めします。

英会話で大切なのは積極性とその後のフォローアップです。文法の正誤より、まずは積極的に話す姿勢を持ち、あのときああ言いたかった、といった反省点を勉強でカバーしていく、この繰り返しだと思います。
地道に頑張ってくださいね。







(Q54)<make+人 〜>の表現について教えてください

「make」を使った表現ですが、make you feel angry のように、人の後は必ず動詞がくるのでしょうか? 
make you sleepy、make you happyのように、形容詞を使うこともできますか?
(東京都 パノラマさん)



<make+人 〜>の表現では、人の後に動詞だけでなく、形容詞がくることもあります。

makeには「人を〜の状態にさせる」という意味があり、<make+人 〜>で表します。
〜には、動詞だけでなく、形容詞がくることも非常に多くあります。
挙げてくださった一つ目の例のmake you feel angryは、make you angryとすることも可能で、このangryは形容詞です。
他に、名詞がくることもあります。
一つずつ見ていきましょう。

【動詞の例】
make A cry(Aを泣かせる)、make A laugh(Aを笑わせる)、make A yawn(Aにあくびをさせる→Aを退屈させる)

【形容詞の例】
make A happy(Aを喜ばせる)、make A sleepy(Aを眠くさせる)、make A nervous(Aを不安にさせる)、make A famous(Aを有名にする)

【名詞の例】
make A leader(Aをリーダーにする)、make A a star(Aをスターにする)







(Q55) getの使い方で、get homeの場合はtoがいらないのはなぜですか?

getの使い方でget homeの場合はtoがいらなくて、schoolのときはtoが必要なのはなぜですか? 
schoolもhomeも同じ場所を表す単語なのに分かりません。
教えてください。
(大阪府 のんちゃんさん)



home自体にtoの意味が含まれているからです

getには「着く、到着する」という意味があり、get to school(学校に着く)、get to the airport(空港に着く)のように使います。
ではなぜ、「家に着く=帰宅する」は、get homeとなり、toが不要なのかというと、このhomeは「(自分の)家へ、家に」という意味の副詞で、home自体にtoの意味が含まれているからです。
このhomeはgo home(家に行く=帰宅する)やcome home(家に来る=帰宅する)などのときも同様にtoが不要です。
ただし、人の家の場合は、toが必要です。
get to Non-chan's home(のんちゃんの家に着く)、go to Non-chan's home(のんちゃんの家に行く)という具合です。
この場合のhomeやhouseは「家」という意味の名詞です。

他に、there(そこへ)やhere(ここに)にも「へ」や「に」の意味が含まれているので注意しましょう。
「そこへ行った」は、I went there.と表します。
I went to there.(×)とはしません。
また、overseasやabroadは「海外へ」「海外に」の意味で、これらにも「へ」や「に」が含まれています。
よって、「海外に住みたい」は I want to live overseas.となります。
I want to live in overseas.(×)としないように注意してくださいね。





ホントに楽しく英語学習 (Q56)

日付を聞くとき、"What date is it today?"と言えますか?

曜日を聞く際は"What day is it today?"なのに、日付を聞くときは"What is the date today?"と聞くのはなぜですか? 
"What date is it today? "と言うのでは駄目なのでしょうか?
(福岡県 まるちゃん)

ga1.jpeg




「今日の日付」は今日しかないので、What's the date today?と尋ねましょう

まず、dayとdateの違いから見てみましょう。dayは「日、曜日」、dateは「日付、日にち」という意味です。
dayは単独だと漠然としているので、first day(初日)、three days(3日間)、busy day(忙しい日)のように形容詞と用いて意味を具体化します。
birthday(誕生日)のように名詞の一部として使われることもあります。
一方、dateはそれだけで「日にち」という特定した意味があるので、the dateの形で用いるのが一般的です。

曜日は、Monday, Tuesday …と週に7日あります。
dayだけでは何曜日のことか分からないので、Mon- やTues- などの語句と一緒に用いて「月曜日」「火曜日」と明確にするわけです。
「今日は何曜日?」と聞くときは、「何」を表すwhatと「曜日」を表すdayを一緒に用いて、What dayとし、is it today?を続けて、What day is it today? と表します。
what dayが「曜日」を指すことをより明確にするために、What day of the week is it today? とすることもあります。

一方、What date is it today?(×)という聞き方はしません。曜日は月曜日から日曜日までありますが、「今日の日付」は今日しかないからです。
今日の日付はthe dateを用いて、What's the date today?と尋ねましょう。



---------------------------------------


ホントに楽しく英語学習(Q57)

ちょっと離れた所にいる人に「お電話ですよ」という言い方は?

電話を取ったら「マリアさんをお願いします」と言われ、ちょっと離れた所にいるマリアさんに「お電話ですよー!」と言いたいときはどう言えばいいでしょうか? すぐそばにいれば名前を呼んで受話器を渡せばいいかなと思うのですが。
(石川県 なおぞうえるさん)



(名前), there's a call for you. または、(名前), you have a call. のように言います

他の人にかかってきた電話を受けて、当人に「お電話ですよ」と言うときは、例えば、Maria, there's a call for you. または、Maria, you have a call. のように表します。
「通話」の意味での「電話」は (phone) callと言います(phoneは省略可)。
telephoneやphoneは「電話機」のことなので注意しましょう。

その他の電話に関する表現を見ておきましょう。
The phone is ringing.(電話が鳴ってるよ)
Can you get the phone? (電話に出てくれる?)
He / She is out now.(今、席を外しております)
He / She is on another line now.(今、別の電話に出ております)
You have the wrong number.(おかけ間違いです)
Could you tell him / her I called? (電話があったことをお伝えいただけますか)
Could you tell him / her to call me back?(お電話いただくようお伝えいただけますか)



------------------------------------------------


ホントに楽しく英語学習(Q58)

"I don't want to do anything."と"I don't want to do something."の違いは?

「何もしたいことがない」という英文をネットで調べると、下記の両方の言い方があるみたいです。
"I don't want to do anything."と"I don't want to do something."。どう違うのでしょうか?
(岡山県 てっちゃんさん)





I don't want to do something. は文法的に誤りです

「何もしたいことがない」を表す英文として、I don't want to do anything. はOKですが、I don't want to do something. は文法的に正しいとは言えません。
否定文ではsomethingではなくanythingを使います。
代わりに、I want to do nothing. という英文を使って違いを説明しますね。

何かが「ない」という否定文は、次のどちらかで表すことができます。
1. 否定形の動詞+anything
2. 肯定形の動詞+nothing
つまり、@のパターンで表したのがI don't want to do anything. で、
Aで表したのがI want to do nothing.です。どちらも意味は同じですが、Aの方が否定が強調されます。
anythingやnothingの代わりに、<any+名詞> や <no+名詞>で表すこともあります。
例文でも比較してみましょう。

「何も買いませんでした」
1. I didn't buy anything.
2. I bought nothing.
「質問はありません」
1. I don't have any questions.
2. I have no questions.



-------------------------------------------------


ホントに楽しく英語学習(Q59)

熟語の中の代名詞の位置について教えてください

熟語の中に代名詞が入ると、その代名詞は通常は単語と単語の間に挟むものだと理解しています。
例えば、turn it off 、put it offのit のように。
しかし、代名詞でも挟むときと挟まないときがありますよね。例えば、Go over it.、He'll get over it. など。
どういうときに代名詞を挟み、どういうときに挟まないのでしょうか?
(富山県 yoyoさん)





他動詞なのか準他動詞なのかで見分けます

まず、名詞や代名詞の位置を整理しましょう。
例えば、「電気<それ>を消す」と言う場合、turn the light off(○)、turn off the light(○)、turn it off(○)、turn off it(×)のように、the light のような名詞はturn とoff の間に挟んでも、off の後に置いてもどちらでも構いませんが、itのような代名詞は、間に挟むというルールがあります。

これは、turn offという句動詞(動詞を含む固まり)が「〜を消す」という意味の他動詞の場合に当てはまります。
「〜を延期する」という意味のput offも同様です。従って、「試合<それら>を延期する」は、put the games off(○)、put off the games(○)、put them off(○)、put off them(×)となります。

しかし、同じような句動詞に見えるものでも、働きの異なるものがあります。
例えば、look like(〜に似ている)がそうです。
一見、目的語を必要とする他動詞のように見えますが、これはもともと、look(見える)という自動詞にlike(〜のように)という前置詞を続けて「〜に似ている」という意味を持たせたものであり、完全な他動詞ではありません。
あくまでも、「自動詞+前置詞」から成る固まりです。このタイプは、他動詞ではないものの、他動詞のような働きをするので、「準他動詞」と呼ばれています。
この準他動詞タイプの句動詞は、名詞、代名詞ともに必ず前置詞の後に置き、間に挟むことはできません。
look like my mother(○)、look my mother like(×)、look like her(○)、look her like(×)とします。

get overは、他動詞、準他動詞の両方の用法があります。
「(嫌なこと)を片付ける、終わらせる」という意味の場合は他動詞で、get over the presentation(○)、get the presentation over(○)、get it over(○)、get over it(×)とします。
一方、「(困難)を乗り越える」という意味の場合は準他動詞なので、get over the difficulty(○)、get the difficulty over(×)、get over it(○)、get it over(×)とします。

とはいえ、他動詞なのか準他動詞なのかを見分けるのは難しいかもしれません。その場合は、英和辞書などで確認することをお勧めします。
一部の辞書(学研の『アンカーコズミカ英和辞典』など)では代名詞を間に挟むことができるものは他動詞を表す【他】、代名詞を間に挟むことができないものは準他動詞を表す【準他】と表記されているので、これを判断基準にすると良いでしょう。
念のため、look after(〜の世話をする)、get through(〜を通り抜ける、〜を終える)、keep at(〜を根気よくやる)などを調べてみてください。
【準他】と書いてあるはずです。



---------------------------------------------


ホントに楽しく英語学習(Q60)

トイレで「入っています」は、どう言いますか?

海外で公共のトイレなどに入っている最中にドアをノックされた場合、「入っています」と答えるには、どう言えばネイティブっぽいでしょうか?
 私は混乱して「I am here」と言ってしまったことがありますが、何か違う気がしてなりません。
(海外 ごまふあざらしさん)





「入っています」は、Just a minute. やJust a moment. などと言うことが多いです

I'm here. でも通じますが、厳密に言うと、これは「私はここにいます」という意味なので、Where are you?(どこにいますか?)などと聞かれた場合の答えとしてしっくりきます。
トイレのドアをノックされたときの「入っています」は、Just a minute. やJust a moment. など「ちょっとお待ちください」と言うことが多いようです。
I'm coming out. やI'm out soon. など、「すぐに出ます」と表現してもいいですね。
映画やドラマでは、It's taken .やOccupied. で「使用中です」と返答しているシーンも見掛けます。
基本的に、使用中であることが分かればいいので、単に、Yes. と言うだけでもOKですし、何も言わずにノックし返しても良いでしょう。

ちなみに、公共のお手洗いや銀行の窓口などでは、一列に並び、空きができたら一人ずつ前に進むのが一般的です。知らないで横入りしてしまい、白い目で見られた……なんてことがないように、Are you in line?(並んでいますか?)やAre you the last person in this line?(あなたが最後尾ですか?)といった表現も覚えておくと便利ですよ。








□マジに英語が話せる!英会話勉強法

2022年06月10日

(Q61)〜100 知っている単語・表現と同じ意味かどうか聞く方法は?

(Q61)知っている単語・表現と同じ意味かどうか聞く方法は?

自分が既に知っている単語・表現と同じ意味かどうか聞く方法は?

英会話教室で習う単語・表現について、自分が既に知っている単語・表現と同じ意味かどうか聞くにはどのように質問したらいいですか? 
いつも"Same meaning?"を使っています。外国人の先生は理解して答えてくれますが、文法的に正しく聞くにはどう言えば良いですか? 
時々、"Can I say〜?"も使いますが、他にバリエーションはありますか?
(大分県 T&Tさん)





Does it mean the same as 〜? やWhat's the difference between A and B? を使ってみましょう

先生が理解して回答してくださるということは、意味が正しく伝わっている証拠ですから、コミュニケーションが取れているという点には自信を持ってくださいね。その上で、より積極的に質問できるように、きちんとした表現を覚えておきましょう。

Same meaning?(同じ意味?)は、代わりにDoes it mean the same as 〜?(それは〜と同じ意味ですか?)を使ってみましょう。
例えば、I know how you feel.(お気持ちは分かります)という表現を既に知っていて、I know the feeling.を習った場合、Does it mean the same as "I know how you feel"? と聞きます。
2つの表現をandでまとめて主語にし、次のように尋ねることもできます。
Do "I know the feeling," and "I know how you feel," mean the same?
また、What's the difference between A and B?(AとBの違いは何ですか?)を使って、What's the difference between "I know the feeling," and "I know how you feel"? という表現も覚えておくと便利です。

ご提示のCan I say 〜? を使う場合は、Can I say "I know how you feel," instead?(代わりに、"I know how you feel."と言えますか?)や、Can I say, "I know how you feel," in the same situation?(同じ状況で、I know how you feel.も使えますか?)などと表現するといいですね。

ちなみに、I know how you feel. は「(私には経験はないけれど)お気持ちは分かります、同情します」、I know the feeling. は「(私にも経験があるので)お気持ちは分かります」というニュアンスで使います。



----------------------------------------


(Q62)

littleとかbattleのttの部分の発音のコツはありますか?

発音に関しての質問なので答えにくいかもしれませんがお願いします。
littleとかbattleのttの部分の発音が苦手なのですが、何かコツはないでしょうか?
(神奈川県 ngさん)



[t]の音を徐々に [d] や [l] に変えていく発音練習をしましょう

littleやbattleなどの[tt]の発音についてとのことですが、アメリカ英語に見られるlittleが [リロォ] 、battleが [バドォ] のように聞こえる発音のことでしょうか? ここではその解説をしますね。

littleやbattleなど、アクセントの直後に位置する語中の [t] は、アメリカ英語では [d] や [l]に近い音に変化します。
本来、littleは[リトォ] 、battleは [バトォ] のように発音しますが、いずれも直前のliやbaを強く発音するため、続く [t] が必然的に弱い音([d] や [l] に近い音)になり、[リロォ] や [リドォ] 、 [バロォ] や [バドォ] のようになります。

[t]の音を徐々に [d] や [l] に変えていく発音練習をしてみましょう。
littleなら、リトォ→リドォ →リロォ という具合です。
このとき、[リ] は強くはっきりと言いますが、[ドォ] や [ロォ]はクリアに発音し過ぎないのがポイントです。舌を口の真ん中あたりに位置させた状態で、もごもごっと発音する感じです。
[リドォ] と[リロォ] の中間の「どっちつかずの音」が出せれば、アメリカ英語にかなり近づいたと言って良いでしょう。

他にも、letter(手紙)、water(水)、heater(暖房器具)など、身近な単語で練習を重ねましょう。映画や教材用のCDなど、手本となる音声があれば、トコトンまねするのが一番です。





(Q63)

自分の得意なことを紹介するときに使える表現を教えてください

「自分で言うのも何ですが、私は〜が得意です」の表現を教えてください。
自分の得意なことを紹介する場面で、自慢するような表現になっていないか不安です。
(海外 くちゃんさん)





基本的には前置きなしで、I'm good at 〜.でOKです

日本では、自分や身内の話を得意げに話すと周囲から冷ややかに見られることがありますが、欧米では堂々と自慢話をすることが珍しくないため、「自分で言うのも何ですが」といった前置きをしないのが一般的です。
よって、基本的にはこのような前置きなしで、I'm good at 〜.(〜が得意です)と言えばOKです。
とはいえ、自慢げに聞こえたら不安という気持ちも分かります。
そんなときは、次のような表現で代用すると良いでしょう。

This / It might sound a little too proud, but ....
(誇らしげ聞こえてしまうかもしれませんが)
I don't want to sound too proud, but ....
(自慢げに聞こえたら困るのですが)
I don't mean to brag, but ....
(自慢するつもりはないのですが)

視点を変えて、Believe it or not,というのもいいですね。
「信じられないかもしれないけれど」「こう見えても」といったニュアンスで、事実とイメージにギャップがある事柄について話すときにピッタリです。
Believe it or not, I'm good at cooking. I'll invite you to dinner someday.
(こう見えても料理が得意なんですよ。いつか食事に招待しますね)という感じで使います。



-----------------------------------

(Q64)

「できる」と「can」との違いを教えてください

Can you speak Japanese? と尋ねるのは失礼だとか、I cannot swim.と言うと、何か身体的にあるいは他の理由で泳げないと思われると聞きました。
日本語の「できる」と英語の「can」との違いを教えてください。
(岡山県 todonomatsuさん)





canは主に、能力があって「〜できる」を表します

日本語の「できる」と英語の「can」に大きな違いはありませんが、日本人は、「〜しますか」「〜しません」と表現するのが自然なときにもCan you 〜? やI can't 〜.と言う傾向にあります。
canは主に、能力や知識、体力があって「〜できる」、条件がそろって「〜できる」を表します。
相手の能力を意識する場合はCan you 〜?(〜できますか)、相手が習慣的にしている事柄かどうかなら、Do you 〜?(〜しますか)で尋ねます。
例えば、日本語を勉強し始めた外国人に、Can you speak Japanese? と尋ねるのは失礼とは言えません。
語学習得中の学生と分かっていて、日本語を話せるレベルに達したかどうかを尋ねているからです。
しかし、Can you speak English? と尋ねる場合は注意が必要です。母語が英語だったり、世界の共通語である英語を日常的に使っていたりする人は多く、能力を問う質問に違和感があるからです(外国人が私たち日本人に「日本語を話せますか?」と聞くようなものです)。
このような場合は、「能力」ではなく、Do you speak English?(英語を話しますか)とそのような「習慣」があるかどうかを聞くのが無難です。

I can't swim.は能力がなくて泳げない、つまり「かなづち」の場合と、医者に止められているなどの理由で「泳げない(状況にある)、泳いではいけない(状況にある)」のいずれも可能で、文脈からどちらの意味かを判断します。ちなみに、I don't swim.だと「泳ぎません(=泳ぐ習慣がありません)」という意味になります。Can you swim? と聞かれて、I can swim but I don't swim.(泳げるけれど普段は泳がない)と答える人もいるでしょう。

これに関連してもう一つ。お酒に関して、日本人は「飲めますか?」と聞くことが多く、これを直訳して、Can you drink? と表現しがちですが、Do you drink?(お酒を飲みますか)と表すのが自然です。
また、「飲めない」と言う場合、I can't drink.だとドクターストップがかかっているなどの理由で「飲めない(状況にある)」ことを指すので、飲む習慣がない場合は、I don't drink.としましょう。

他にも、外国人に「刺身は食べられますか」や「箸を使えますか」と尋ねる場合は、Can you 〜? 以外の表現を用いるのが無難です。
これらは、能力ではないからです。

Do you eat sashimi? (<習慣的に>刺身を食べますか)、Have you ever tried sashimi?(刺身を食べたことはありますか)、Do you know how to use chopsticks?(箸の使い方は分かりますか)という具合です。
仮に、Can you use chopsticks?(箸を使えますか)と尋ねると、I don't know. I've never tried.(分かりません。まだ使ってみたことがありませんから)といった答えが返ってくるかもしれません。このように、日本語では「〜できますか」や「〜できません」と表現することが多くても、英語では能力を尋ねているのかどうかを意識して、表現を選ぶことをお薦めします。



----------------------------------

(Q65)

Nice to meet you, too. を略してYou, too. と言えますか?

初対面のとき、Nice to meet you. にはNice to meet you, too. と返すのが普通ですよね。
でも、それを略してYou, too. という言い方は可能ですか? 
You, too. だと話がかみ合わないように思うのですが、あるイギリス人の英語教師は正しいと言っています。
(栃木県 ちゃびーさん)





You, too. も可能ですが、フレンドリーな感覚で使うくだけた表現です

初対面の相手と、A「初めまして(お会いできてうれしいです)」B「こちらこそ(お会いできてうれしいです)」とあいさつをする際、下記のいずれも可能です。

【会話例1】
A: Nice to meet you. 
B: Nice to meet you, too.

【会話例2】
A: Nice to meet you.
B: You, too.

【会話例2】のYou, too. は、(It's nice to meet) you, too. の( )の部分が省略されています。
フレンドリーな感覚で使うくだけた表現です。
文法的には合っていますが、初対面の相手やビジネスシーンなどでは略式を避け、
【会話例1】のようにきちんと全文で表現するのが無難です。

ただし、別れ際の“相手への気遣い表現”に対して「あなたもね」と言う場合は、初対面かそうでないかにかかわらず、
You, too. で返すのが自然です。
(例)A: Take care.(じゃあね、気を付けてね)
B: You, too.(あなたもね) /
A: Have a nice day.(良い一日を)B: You, too.(あなたもね)



------------------------------------------

(Q67)

I worry about .... とI'm worried about .... の使い分け方を教えてください

Don't worry! という表現から、worryを動詞だと思って I worry about ....
と使用してきましたが、友達はI'm worried about .... だと言います。
調べたらどちらも正しいようですが、どうやって使い分けたらいいですか?
(京都府 Nanakoさん)



常に気になっていることならworry about 〜、今心配に思っていることならbe worried about 〜を使います

I worry about ….とI'm worried about ….は文法的にどちらも正しく、次のように使い分けます。

worry about 〜
・「〜のことを心配する」(動作)
・「〜のことを(常に)心配している」(状態)

be worried about 〜
・「〜のことを(今)心配している」(状態)

これらの訳からも分かるように、「〜のことを心配する」という動作には、worry about 〜を用います。
Don't worry.(心配ないよ)、Thank you for worrying about me.(心配してくれてありがとう)、You should worry about yourself.(<人のことなど心配しないで>自分の心配をしたら?)という具合です。

「〜のことを心配している」と状態を表す場合は、常に気になっている事柄ならworry about 〜を、今心配に思っている具体的な事柄ならbe worried about 〜を使います。
I'm worried about the test results.(検査の結果が心配だ)や
I'm worried about tomorrow's weather.(明日の天気が心配だ)
などは今心配していることなのでbe worried aboutで表すのが自然です。
健康や将来などに対する不安は、常に気になっているのか今気になっているのかによって、
I worry about my health. /
I'm worried about my health.
のいずれも可能です。



-----------------------------------------------


(Q68)

どうしたらネイティブのような英語を話せますか?

カナダに留学中です。ネイティブのように、きれいな英語を話したいのですが、なかなかできません。
その理由の一つとして、日本人特有の、強弱のない英語を話してしまいます。
例えば、ネイティブは、one of を[ワン オブ]と発音しないで、[ワナブ]のように発音します。
他にも、in itやon itを [イニット][オニット]と発音するように思います。このような、前置詞や短い音の連結や、連結することによって音が多少変わってしまうものなどはどのように学べばいいでしょうか? 
そろそろ日本人っぽい英語から抜け出したいです。
(海外 しおしおさん)






文字で見る発音より、耳から入ってくる発音をまねしましょう

「意識」と「まね」に尽きると思います。
私はアメリカ留学中にこの2点をかなり心掛けて、現地の人に褒めていただける程度の発音を身に付けました。
英語は、音が連結したり、脱落したり、あるいは、変化したりする言語です。

特に、アメリカやカナダで話される英語はイギリス英語と比べて、その傾向が強いと言えます。
せっかく留学しているのですから、文字で見る発音より、耳から入ってくる発音を意識的にまねするようにしてください。
そうすると、単語の結びつきによって、連結しやすい音や脱落しやすい音の傾向が見えてきます。
例えば、look atは[ルックアット]ではなく[ルッカッ]と聞こえます。take itは[テイクイット]ではなく、[テイキッ]という感じです。
このように<子音+母音>は連結しやすい、後ろに母音が続かない場合の[t]は促音の[ッ]になりやすいといった特徴が見えてきます。
さらには、internationalが[イナナーショナォ]と聞こえたり、get itが[ゲリッ]、cut it outが[カリラゥ]、Hang in there.が[ハンギンネア]と聞こえたりするなど、文字で見る英語と耳から入ってくる発音にかなりギャップがあるものが存在することも分かります。
とにかく、聞こえたとおりにまねすることが大切です。

また、抑揚をつけて話すことも意識しましょう。
日本語は比較的平坦な言語のため、英語でもそれを引きずってしまう人が多いようです。発音もイントネーションも、できれば顔の表情やジェスチャーもとことんまねするくらいの気持ちが、ネイティブ英語に近づけてくれます。
身近な人でも有名人でも、「この人の英語ってすてき!」と思う模範例があれば、その人の物まねをするのも効果的ですよ。



-----------------------------------------


(Q69)

全否定の文が、部分否定にもなることはありますか?

I didn't take Tom to swim in the pool today.は全否定で、My father does not always walk to work.は部分否定であると習いました。一つ目の文は部分否定にもなりませんか?
(滋賀県 テルマとマテルさん)




強調する語句の有無や文脈によって部分否定になり得ます

基本的には、1文目は「今日、私はトムをプールに泳ぎに連れて行かなかった」という全否定、2文目は「父はいつも会社まで歩いて行くとは限らない(=歩いて行かない日もある)」という部分否定で正しいです。
全否定は、「〜ではない」という全体的な否定を表し、部分否定は「〜というわけではない」という部分的な否定を表します。
部分否定は通常、notの直後にalways(いつも)、all(すべて)、every(どの〜も)、both(両方の)、completely(完全に)などの「全体」を表すような語句が続き、not always(いつもではない)、not both(両方ではない=どちらか一つだ)のように使います。
まれに、All that glitters is not gold.(光る物が必ずしも金ではない)のようにnotがallの直前に来ていない文もありますが、これは、ことわざなどの慣用表現として定着しているもので例外です。

さて、「I didn’t take Tom to swim in the pool today.が部分否定になるのでは?」という点についてですが、部分否定になり得ると言えます。
会話では、普通に言えば全否定の文でも、否定したい語句を強調することで、そこを部分否定にすることができます。
例えば、 Iを強く言えば、「私」は連れて行かなかった=他の人が連れて行った、となります。
Tomを強調すれば、「トム」を連れて行かなかった=他の人を連れて行ったことを表し、to swimを強調すれば「泳ぎに」連れて行ったわけではなく、他のことをするために連れて行った、となります。
また、前後関係から部分否定だと判断できる場合もあります。
まとめると、基本的には全否定となる文でも、強調する語句の有無や文脈によって部分否定になり得る、ということです。

---------------------------------------------------------



(Q70)

「物心ついたころから」は、どのように表現しますか?

外国人からの「日本人はなぜピースをするのか?」という質問に、「物心ついたころからしていた」と答えたいのですが、どのように表現するのか分かりません。
教えてください。
(大阪府 とまとさん)





「物心」は、説明的に表現します

英語には「物心」にぴったりな言葉がないため、説明的に表現します。
「物心ついたころから」は、例えば、ever since A can remember(Aが思い出せるとき以来ずっと)と表すことができます。
ever sinceは「〜以来ずっと」という意味で、Aには「人」を入れます。
We’ve been making peace signs at the camera ever since we can remember.(物心ついたころから、私たちはカメラに向かってピースサインをしていました)という具合です。

他にも次のような表現が可能です。
ever since A was old enough to think for himself / herself(Aが自分で考えられるような年頃になってからずっと)、ever since A was old enough to understand things(物事が分かる年頃になってからずっと)、ever since A reached the age of reason(道理の分かる年齢になってからずっと)などがあります。
最後の表現は少し硬い印象です。ちなみに私なら、… at the camera for no reason since childhood.(子どものころから<=物心ついたころから>特に理由なくカメラに向かって…)と表します。


まゆみの英語質問箱 Q71〜80

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
(Q71) duringの後に動名詞がこないのはなぜですか?
前置詞の後には普通、動名詞がくるはずなのに、duringの後にはこないのはなぜですか?
(三重県 プッピリングさん)





duringの後には名詞(句)を続けます。

解説する前に、1カ所訂正しておきます。
「前置詞の後には普通、動名詞がくる」とありますが、正しくは、「前置詞の後には名詞(句)が続く」です。

前置詞とは、from(〜から)、with(〜と一緒に)、in(〜に、〜で)などを指し、後ろに名詞や代名詞が続きます。
from the station(駅から)、with him(彼と一緒に)、in Mie(三重県に)という具合です。duringは「〜の間ずっと、〜中に」という意味の前置詞なので、during the class(授業中ずっと)やduring my stay in New York(ニューヨーク滞在中に)のように、後ろに名詞(句)を続けます。

duringと似た意味の単語にwhile(〜する間、〜中に)がありますが、これは前置詞ではなく接続詞です。
よって、直後に<主語+動詞>を続けます。
I prepared dinner while my husband was taking a bath.(夫が風呂に入っている間、私は夕食の準備をした)という具合です。
I watched TV while I was eating dinner.(夕食をとっている間=夕食中にテレビを見た)のように、2つの行為(ここではwatch TVとeat dinner)が同じ人による場合、whileの直後の<主語+be動詞>を省略できるため、I watched TV while eating dinner.と表すこともできます
(I prepared …の文は2つの行為が別の人によるものなので<主語+be動詞>は省略不可)。

「夕食をとっている間」をduring eating dinner(×)と表したくなるかもしれませんが、これは不自然です。
duringを使うなら、during dinnerのように名詞(句)を続けましょう。

----------------------------------------------------------------------------

(Q72) Sounds fun.とSounds like fun.は同じ意味ですか?
Sounds fun.とSounds like fun.のどちらも目にします。
どちらも同じ意味でしょうか? 
Soundsの後に他の単語を続ける場合はどうでしょうか? 
likeの使い方がよく分かりません。
(東京都 tamayuraさん)




  
いずれも同じ意味ですが、Sounds like fun.とするのがより適切です。

(That) sounds fun.と(That) sounds like fun.について説明する前に、soundsとsounds likeの違いを見ておきましょう。
耳にした情報から「〜そうですね」「〜みたいだ」と言うときに、sound(〜のように聞こえる)を使って、<sound+形容詞>または<sound like+名詞(句)>と表します。このlikeは「〜のように」という意味です。
(That) sounds difficult.(難しそうですね)、You sound like a teacher.(あなたは先生みたい(なことを言いますね))という具合です。

funは、He's fun.(彼って面白い人ね)やIt was a lot of fun.(それはすごく楽しかった)のように、「面白いこと<人>、楽しいこと<人>」という意味の名詞として多用されるので、「楽しそう、面白そう」はSounds like fun.と表現することが多いです。
しかしくだけて、funを形容詞として用いることもあります(その場合、<fun+名詞>あるいは<It's fun to+動詞の原形.>や<It's fun+動詞のing形.>にするのが一般的)。
そのため、Sounds fun.という表現を見聞きすることもあります。
いずれの表現も可能ですが、厳密な文法的観点から言うと、Sounds like fun.の方がより適切と言えるでしょう。

ちなみに、目にした情報から「〜そうですね」と言う場合は、soundをlookに変えます。
(例)You look nice.(すてきな装いですね)、Her house looks like a castle.(彼女の家はお城みたい)

------------------------------------------------------------------
(Q73)動詞の最後の子音の変化に規則はありますか?
動詞を過去形や進行形にする際、stop-stopped-stoppingのように最後の子音が二重に変化するのは何か規則があるのですか?
また、動詞の最後の子音をiにして-iesを末尾に付けるものも規則はありますか?
いつもスペリングを間違えてしまいます。
(愛知県 mini chocoさん)





動詞の活用のスペリングにはルールがあります。

動詞の活用のスペリングにはルールがあります。
動詞が<1つの短い母音+1つの子音字>の場合、語尾の子音字を重ねます。
stopは [スタップ]と発音しますが、この [タッ]が1つの短い母音で、語尾はp(1つの子音字)ですね。
だから、過去形や過去分詞はstopped、-ing形はstoppingのように最後の子音字(ここではp)を重ねてから-edや-ingを付けるのです。
このような動詞は他に、plan → planned / planning、admit → admitted / admitting、refer → referred / referringなどがあります。
ただし、<1つの短い母音+1つの子音字>で終わる動詞でも、アクセントが最後にない場合は、最後の子音字を重ねません。
(例) visit → visited / visiting(アクセントはvi)、limit → limited / limiting(アクセントはli)

また、動詞の語尾が<子音字+y>のときは動詞の最後のyをiに変えて、-esや-edを付けます。try → tries / tried、study → studies / studiedという具合です。
yの前はそれぞれr(子音字)やd(子音字)ですね。
しかし、語尾が<母音+y>の動詞は、yを変化させずに -sや-edを付けます。
例えば、play → plays / played、enjoy → enjoys / enjoyedなどです。いずれもyの前はaやoの母音字ですね。
-ing形に関しては、yの前が子音字か母音字かに関係なく常にyはそのままで、-ingを付けます。
(例)trying、studying、playing、enjoying


---------------------------------------------------------
(Q74)canとbe able toの使い分けは?
canとbe able toの使い分けを教えていただけますか?
(東京都 ポワロさん)







主語や時制の違い、一緒に用いる語などによって使い分けます

「(人が)〜できる」と現在形で用いる場合、canとbe able toはどちらも同じように使えますが、「(物や場所が)〜できる」の場合はcanで表すのが一般的です。
(例)He can / is able to speak French.(彼はフランス語が話せる)、My bike can go very fast.(私の自転車は速く走ることができる)

canは、willなどの助動詞と用いたり、to不定詞の後に用いたりすることができません。
これらの文では、be able toを使いましょう。
(例)
彼はすぐに泳げるようになるだろう。
He will can swim soon.(×)、He will be able to swim soon.(○) ピアノが弾けるようになりたい。
I want to can play the piano.(×)、I want to be able to play the piano.(○)


ちなみに、「(人が)〜できた」と過去形で表す場合、be able toを用いるのが無難です。
couldは、「過去に(継続して)それをする能力があった」を表し、一度きりの経験に対して使うことはできません。
つまり、I could dance well when I was in high school.
(高校時代は上手に踊ることができた)はOKですが、I could attend the lecture.(その講義に参加することができた)のような例はNGです。
後者の場合は、I was able to attend the lecture.のようにbe able toを使うか、I attended the lecture.と過去形で表すのが自然です。
ただし、「〜することができなかった」という過去の否定は、I couldn't attend the lecture. / I wasn't able to attend the lecture.のいずれも同じように使えます。

-----------------------------------------------------------------

(Q75)関係代名詞whichの所有格はどのように使われますか?

関係代名詞whichの所有格は、whoseかof whichが用いられるって学校で習ったんですが、ある文法書を見たときに、それはあまり使われない文語体で、口語体では同伴を表す前置詞withが使われるとありました。
実際はどのように使うか教えてください。
(群馬県 ぼっくんさん)





会話ではwithを使うのが自然です。

「物」について説明するときに用いる関係代名詞whichの所有格はwhose、または、of whichです。
例えば、「すごく長いタイトルの本を買った」は、I bought a book whose title is very long. / I bought a book, the title of which is very long. とします。
しかし、これらはとても文語的で響きが硬く、口語ではほとんど耳にしないのが実情です。
会話では、I bought a book with a very long title.のように、withを使って表すのが自然です。
あるいは、long-titled(長いタイトルが付けられた)という形容詞句を用いて、I bought a long-titled book.としてもよいでしょう。

whoseは、次の例のように「人」について用いるのが一般的です。
(例)I talked with a woman whose husband is a pilot.(ご主人がパイロットをしている女性と話をした)、A baker is a person whose job is baking and selling bread.(bakerとは、パンを焼いて売ることを仕事にしている人のことです)

------------------------------------------------------


(Q76)彼女の髪型を褒めるときの表現は?

16歳、日本人学生です。
家族で父の母国であるオーストラリアに移住してきました。
先日、髪型を変えた彼女に「その髪型いいね〈Your new hairstyle is pretty good.〉」と言ったところ、「前の髪型は悪かったの!?」と強く言われました。
僕が言った英語の意味は合っていますか?
また、「その髪型もいいね」はどう言えばいいのですか?
(海外 アーロンさん)




英会話では、前の髪型も良かったことを付け加えて、言葉を選びましょう。

アーロンさんが彼女の髪型に対して言った、Your new hairstyle is pretty good. は何ら問題ありません。
Thanks.(ありがとう)と返答する人も少なくないと思います。

彼女の気分を害してしまった理由は2つ考えられます。
1つは、「新しい髪型は結構いい → 前の髪型はあまり良くなかった」という印象に聞こえた可能性です。
これは、Your old hairstyle was nice, and the new hairstyle is also very nice.
/ I liked your old hairstyle, but your new hairstyle is even better.
(evenはbetterを強調して「さらに」の意)などと、前の髪型も良かったことを一言加えれば解決します。
もう1つは、pretty goodを使ったこと。
もしかしたら彼女は、pretty good(結構いい)ではなく、really nice(すごくステキ)やgreat(素晴らしい)など、最高の言葉で褒めてもらいたかったのかもしれません。

次回からは、I like your new hairstyle, too.
(新しい髪型もいいね)やYou look beautiful in any hairstyle.
(どんな髪型もステキだね)、You are always so pretty.
I'm a lucky guy.(いつ見ても本当にかわいいね。僕ってラッキーだな!)
などの表現で褒めてみては? 
英会話では明るい声で気持ちを込めて言うことも忘れずにねっ。

------------------------------------------------------





(Q77)make a stopはstopと使い方が違う?

電車の電光掲示板に、We will soon make a brief stop at Shizuoka. と表示されました。
「間もなく静岡です」 ということは分かりましたが、make a brief stop という表現がよく分かりませんでした。
単純に考えると Soon, we will stop at Shizuoka. でよいと思うのですが、このmakeの使い方を教えてください。
(静岡県 きらきらGOさん)





make a stopの特徴を知って使いこなしましょう。

make a stopとstopの意味は同じです。
入れ替え可能ですが、<make a 〜>という表現には主に次の特徴があります。

1. 名詞の前に形容詞を置いてより具体的に表せる。
make a stopの場合、stop(「停車」の意)の前に形容詞を置くことで、どのような「停車」なのかを具体的に表せます。
ここではbrief(短い)を置いて、「短時間の停車」を表しています。

2. 英会話でのリズムを良くする
例えば、「その列車は停車した」というとき、The train stopped. は淡々とした響きですが、The train made a stop.と表すことで英語のリズムがよくなります。
このように、リズムのバランスを取るために、<make a 〜>を伴う表現を好んで使う人が多くいます。

3. 1回の動作を強調する。
stop(停車する)は停車するという動作に焦点が置かれていますが、make a stopはaからも分かるように、「1回の動作(や行為)」が強調されます。

ご質問の表現は、We will soon stop (briefly) at Shizuoka.でもよいのですが、
「ひと停車する」ことと英会話でのリズムの良さを考慮して、
We will soon make a brief stop at Shizuoka.
としているのでしょう。

動詞から派生した名詞で表す<make a 〜>には、他にも次のようなものがあります。
make a call(電話をかける)
make a reservation(予約をする)
make a decision(決断する)
make an effort(努力する)
make a mistake(間違いをする)


------------------------------------------




(Q78)動詞の現在形が表す意味は?

現在形は習慣、状態を表す場合に使うと教わったのですが、
I like dogs.(私は犬が好きな状態だ)
I drink some coffee.(私はコーヒーを飲む習慣がある)
としても問題ないのでしょうか?
(千葉県 kenさん)




「現在の習慣」や「現在の状態」を表します。

その通りです。
現在形は「現在の習慣」や「現在の状態」を表すときに用い、I drink (some) coffee.や I like dogs. は正しい表現といえます。
「現在」の持つ時間的幅は広く、過去もそうしていて(そのような状態にあって)、これからもそうする(そのような状態が続く)ことを意味します。

通常、「習慣」を表す文では動作を表す動詞を用い、「いつするのか」や「どのくらいの頻度でするのか」を表す語句を伴うことがよくあります。
I drink coffee every morning.(毎朝コーヒーを飲みます)
I often eat out.(よく外食します)
I go to the gym three times a week.(週に3回スポーツクラブに通っています)という具合です。
また、I teach English. は「習慣的に英語を教えています → 英語の教師をしています」となります。
このように、動詞で職業を表すときにも現在形を使います。

一方、現在の「状態」や「気持ち、思い」などは、状態を表す動詞を使って表します。
be動詞(〜である)
have(〜を持っている)
live(住んでいる)
work(勤務している)
like(〜が好きである)
hate(〜が嫌いである)
want(〜が欲しい)
hope(〜を望む)などが日常的によく使われます。
I have a cat.(ネコを1匹飼っています)
I live in Chiba.(千葉県在住です)という具合です。
---------------------------------------------------------------




(Q79)英語の母音と子音について教えてください

英語会話の母音、子音のことがよく分かりません。
詳しく教えてください。
(大阪府 ココさん)




英語会話での母音は「ア・イ・ウ・エ・オ」の音を、子音はそれ以外を指します。

日本語を基準に説明すると、母音は 「ア・イ・ウ・エ・オ」の音を、子音は母音以外の音を指します。
日本語は、母音のみ、または、子音と母音の組み合わせでできています(「n=ン」を除く)。
ローマ字で表すと、例えば「か行」は、か=ka、き=ki、く=ku、け=ke、こ=ko、となります。
左側のkが子音、右側のa、i、u、e、oが母音です。
日本語の母音はこの5つですが、英語の母音は多数あります。
例えば「ア」の音1つ取っても、小さな口で発音する「ア」、口を大きく開けて発音する「ア」、「エ」と「ア」が混ざったような「ェア」、「ア」と「ウ」の中間音の曖昧な音などさまざまです。
また、「エィ」「アゥ」などの二重母音といわれるものもあります。
たいていの英和辞典には巻頭に発音記号表が載っているので、 そちらも参考にするとよいでしょう。

母音か子音かの区別は、a / an 〜 と表すときに大切になってきます。
「1つの」「1人の」を表すaやanは、原則として<a+子音で始まる単語><an+母音で始まる単語>と使い分けます。
「犬1匹」はa dog、「車1台」はa carですが、「りんご1つ」ならan apple、「卵1つ」ならan eggとします。

注意が必用なのは、母音で始まるかどうかはつづりではなく発音で決まることです。
例えば、hour(1時間、60分)はh(子音)で始まっていますが、「アゥア」と発音するため、「1時間」はan hourとします。
同様に、NHKは見た目はN(子音)ですが、「エネィチケイ」と発音するため、「NHKの1番組」はan NHK programとします。

また、特定のものや人を指すtheの発音についても覚えておきましょう。
theは、母音の前では(舌を上下の歯で挟むようにして)「ジ」、子音の前では「ザ」と発音します。


--------------------------------------------

(Q80)可算名詞と不可算名詞はどう区別する?

中学1年生ですが、可算名詞と不可算名詞の区別がうまくできません。
anyとsomeの使い分けもイマイチよく分かりません。
英語会話初心者向けでお願いします。
(埼玉県 I'm a beginnerさん)




数えることができるかどうかで区別しましょう。


可算名詞(=数えられる名詞)は、book(本)、dog(犬)、apple(りんご)など、パッと見て1つ、2つと数えることができるものを指します。
不可算名詞(=数えられない名詞)には、water(水)、rice(米)、baseball(野球)などがあります。
waterやriceなどの飲食物は、(数ではなく)量で「どのくらい」かを表します。
このように、グラスや茶わんなどの容器に入れないと数えにくいものは不可算名詞になります。
baseballのようなスポーツ名も不可算名詞です。

区別が難しい名詞は辞書で確認しましょう。
英和辞典で名詞を引くと、意味の左横に[可]=可算名詞、[不]=不可算名詞、と記してあります。
[可]の代わりに[C](「数えられる」を表すcountableの頭文字)、[不]の代わりに[U](「数えられない」を表すuncountableの頭文字)を用いる辞書もあります。
ここを見れば、可算か不可算かがすぐに分かりますよ。

someとanyは名詞の前に置く言葉で、数や量について「少し(ある)」「少しも(ない)」「何か」などを表しますが、数や量を強調するとき以外は日本語ではあえて訳さないことが多いです。
いずれも、後ろに可算名詞が続く場合は複数形にします。

someは「少し、いくらか」を表し、肯定文で使います。
(例)I have some homework today.(今日は<少し>宿題がある)、I ate some snacks.(お菓子を<少し>食べた)

anyは「少しも」を表し、否定文で使います。
(例)I don't like any animals.(動物は好きではない)

疑問文は通常anyを使って表しますが、ものを勧めるときなどyesの答えを期待するときはsomeを使います。
(例)Do you have any pets?((何か)ペットを飼っていますか)、Do you want some chocolate?(チョコレート欲しい?)


-------------------------------------------------------







(Q81)“how old” と “do you think” の組み合わせ方は?

英会話で、How old do you think she is? を Do you think how old she is? と言えますか?
(山口県 m.nさん)




<疑問詞+do you think+主語+動詞?>の形で表します

How old do you think she is?(あなたは彼女が何歳だと思いますか)をDo you think how old she is?(×)と英会話では言うことはできません。
前者が尋ねているのはhow old(何歳か)で、「(あなたが思う彼女の)年齢」を答えます。
一方、後者が尋ねているのはdo you think(思うか)の部分です。
つまり、yesかnoで答えます。
m.nさんは後者の文を、Do you think(あなたは思いますか)、how old she is(彼女が何歳であるか)と解釈し、このような表現が可能ではないかと考えたのだろうと思いますが、この英文は「彼女が何歳であるか、あなたは思いますか(、それとも思いませんか)」となり意味が通じません。

Do you think 〜? は「〜」にくる事柄についてあなたがそう思うかどうかを尋ねる疑問文なので、「〜」に疑問詞で始まる文が続くことはありません。
「あなたは彼女が何歳だと思いますか」のような疑問文は、疑問詞の後にdo you thinkを持ってきて、<疑問詞+do you think+主語+動詞?>で表すと覚えておきましょう。


-----------------------------------------------------------

(Q82)take「連れて行く」の使い方は?

I took my son to the planetarium. と Someday, I will take him camping where we can sleep under the stars.
で take の後に to が付くのと付かないのがよく分かりません。
この場合のtakeの使い方を教えてください。
(茨城県 ティーカップさん)



場所を示す場合と目的を示す場合で使い分けをします。

この場合のtake(過去形はtook)は、「〜(人)を連れて行く」という意味で、後に続く語句は、行き先(=どこに)か、レクリエーションなどの目的(=何をしに)かで使い分けます。
行き先の場合は<to+場所>を、目的の場合は<動詞のing形>を続けます。
I took my son to the planetarium.(息子をプラネタリウムに連れて行った)は「プラネタリウム」が行き先です。
よって、I tookの後ろがto the planetariumとなっています。
一方、Someday, I will take him camping ...は「キャンプをしに」という目的を表しているため、campingとなっているわけです。

ちなみに、<take+人+動詞のing形>で表すものには、次のようなものがあります。
(例)shopping(買い物)、
bowling(ボウリング)、
fishing(釣り)、
hiking(ハイキング)、
skiing(スキー)、
snowboarding(スノーボーディング)、
swimming(水泳)、
sightseeing(観光)、
cherry-blossom-viewing(花見)

※ing形の後に<at+店名や施設名>や<in+地名>などを加えると、どこでそのレクリエーションをする(した)のかを具体的に表すことができます。

------------------------------------------------

(Q83)if節の中に未来形が来る場合はどのようなとき?

中学校ではif節の中は現在形、カンマより後を未来形で書くと習いました。
しかし、If I'm late, I will call you.とIf I will be late, I will call you.は両文とも文法的に正しいが意味が違うと聞きました。
if節の中に未来形が来るときと来ないときには、どのような違いがあるのでしょうか?
(和歌山県・プーチンさん)



主語の意思の有無で用法が変わります

「もし〜なら……しよう」と言うとき、if節が単なる仮定を表していれば、たとえ未来のことでも<If+現在形の文, I will 〜.>とif節内の動詞を現在形にします。
例えば、If the weather is nice tomorrow, I'll air my futon.(明日天気がよければ、布団を干そうっと)という具合です。
この文は、「(明日の天気は分からないけれど仮に)明日天気がよければ布団を干す」という状況で使います。
If the weather will be nice tomorrow, ...は×です。

このルールに従うと、If I'm late, I will call you.は「(遅れるかどうかは分からないけれど)もし遅れるようなら、そのときはあなたに電話しますね」という仮定を表しています。

しかし、if節内の内容が、「〜していただければ」「〜ということになるのなら」と主語の意思に関わる場合は、if節内をwillで表します。
このwillは「〜する意思がある、〜という状況になる」というニュアンスです。
If you will sign here, you can move in there anytime.(こちらに署名していただければ、あとはいつでも入居可能です)、If it will make him happy, I'll do it.(それで彼が喜ぶなら、私はそうするわ)という具合です。

If I will be late, I will call you.はif節内をwillで表しているので、「(遅れる意思があれば=)遅れるつもりなら、そのときは連絡します」という意味になります。
ちなみに、ネイティブスピーカーによると、この場合はIf I'm going to be late, のほうがしっくりくるそうです。
いずれにしても、ご質問の例ではニュアンスの差を理解するのは難しいかもしれませんが、単なる仮定か、主語の意思かでif節の時制が変わると覚えておきましょう。

----------------------------------------------


(Q84)Hello. や How are you?を使う時間帯は?

Hello. や How are you? は1日のどの時間でも使えますか。
(北海道・blueberryさん)



英会話では1日のどの時間帯でも使えます

Hello.とHow are you? はいずれも、1日のどの時間帯でも使えます。
「Hello.=こんにちは」「How are you?=ご機嫌いかがですか」と訳されることが多いため、日中しか使えないように思うかもしれませんが、Hello.は「こんにちは」に限らず、Good morning. / Good afternoon. / Good evening. の代わりになる万能表現です。
アメリカ英語では、Hello.よりHi.が多用されます。
どちらも、人と会ったときに言うあいさつで、目上、目下、初対面などにかかわらず誰にでも使えます。

また、How are you? もいつでも使うことができます。
人によっては、How are you this morning? やHow are you tonight?のように、午前中ならthis morning、夜ならtonightなどと「時を表す語句」を付け加える人もいます。
なお、How are you?の代わりにHow’re you doing?やHow's it going?と聞く人もいますが、いずれに対してもPretty good. / Not bad.などと答えればOKです。

ちなみに、英会話では、別れ際に言うHave a nice day!(よい1日を!)を使うのは午後3時から4時くらいまでにしましょう。
夕方以降はdayではなく、Have a nice evening!(よい夜を!)と言うのが適切です。
夜遅い時間なら、Have a good night.(よい夜を! お休みなさい)と言うとよいでしょう。

-------------------------------------------

(Q85)by the wayとanywayの違いは?

by the wayとanywayの違いを教えてください。
またanywaysを使うネイティブスピーカーの人もいるんですが、sが付くことによって何か意味に違いはありますか?
(海外・Emaさん)



「話題の転換」と「話のまとめ」の違いです

by the wayは「ところで」「話がそれるけど」という意味で、通常、話題を変えるときに使います。
Oh, by the wayと言うと、「あっ、そう言えば」と思い出したことを付け加えるニュアンスになります。
By the way, did you hear about Yoko?(ところで、ヨウコのこと聞いた?)、Oh, by the way, I hear there will be a convenience store next to our office.(あっ、そう言えば、うちの会社の横にコンビニができるらしいよ)という具合です。

anywayは、by the wayと同じようにまったく違う話題に変えるときに使うこともありますが、どちらかというと、「いずれにしても」「まあとにかく」と話のまとめに入ったり、大して重要でない部分を省略したり、「それはそうと」と話を元に戻したりするときに多用します。
Anyway, I did all I could, so I’ll see what’ll happen.(とにかく、できる限りのことはしたから様子を見てみるよ)のように使います。

anywayの代わりにanywaysと言う人もいますが、意味に違いはありません。
非標準英語ですが、アメリカ英語ではよく耳にします。
また、anyhowもanywayと同様に使われるので一緒に覚えておきましょう。

-------------------------------------------------------------------------

(Q86)I get (got) it.とYou got it.の違いは?

I get(got) it.とYou got it.の違いを教えてください。
(千葉県・クッキーさん)



get itは「理解している」の意味で使われますが、You got it.は承諾の意味でも使われます

get itは「分かる、理解する」という意味の熟語で、口語で非常によく使われます。
understandと同義で、I get it. = I understand.(私は理解している) / You get it. = You understand. (あなたは理解している)となります。
I get it. (現在形)、I got it.(過去形)のいずれも「理解している」ことを表し、両者に大きな意味の差はありませんが、「すでに分かった」ことを強調する場合は、I got it.やI've got it.とすることがあります。
また、I got it.はくだけて主語を省略することもあります。

例えば、質問に対する回答を聞いて、I get it. / I got it. と言えば「なるほど」「分かりました」という意味に、回答をし終えた後、確認の意味で、You get it? / You got it? と聞けば、「分かりましたか」「理解できましたか」となります。

もう一点。Will you do it by Friday? (金曜日までにしておいてくれますか)などと依頼されて、「分かりました」「承知しました」などと同意する際は、I got it. / You got it.のいずれも可能です。
You got it.とyouを主語にすることに違和感があるかもしれませんが、「あなたは私の承諾を得ている=私はその依頼を引き受ける」と考えると分かりやすいでしょう。

-------------------------------------------

(Q87)How many 〜?の使い方を教えてください

数を尋ねるとき、<How many+複数形?>と習いましたが、How many?だけで使うことはできますか? 
もし、How many? だけでいいのなら、how many(いくつ)do you have books?(本を持っているの?)と考えて、How many do you have books? としたら駄目ですか?
(石川県・むんすけさん)



<How many+複数名詞 〜?>が正しい言い方です

結論から言いますと、How many? はOKです。人数や物の数を尋ねる質問文は、<How many+複数名詞 〜?>で表します。
How many books do you have? (本を何冊持っていますか)、How many people took part in the seminar? (そのセミナーには何人参加しましたか)という具合です。

ただし、状況的に何を指しているかが明確なら、How many? のみでも構いません。
例えば、レストランに入ると店員に「何名様ですか?」と聞かれることがありますが、それが、How many? です。
わざわざHow many people 〜? と言わなくても人数を尋ねていることが分かります。
同様に、洋菓子店でショーケースに入ったスイーツを買う際、
A) I'd like this one.(これをください)
B) How many?(おいくつ<ご入り用>ですか)
といった会話が聞かれます。

最後に、How many do you have books? が可能かどうかについてですが、これはNGです。
booksをどの固まりで用いるかがポイントです。
Do you have books? は「あなたは本を持っていますか」という意味ですが、ここで聞きたいのは「本を持っているかどうか」ではなく「何冊の本か」なので、how many booksのようにbooksをhow manyに付けてからdo you have を加えるのが英語流です。

-------------------------------------------------------

(Q88)英会話のつなぎに使う言葉を教えてください

英会話のつなぎで、andやsoばかり使ってしまいます。
他に良い言い回しがあれば教えてください。
(神奈川県・ビーノさん)



英会話では、andやsoの他にthenなどバリエーションを増やして効果的に使いましょう

and(そして、それから)やso(だから、それで)などのつなぎ言葉は会話を滑らかに進めるのに大変効果的です。
これらは汎用性が高いのでつい多用してしまいますが、状況に応じてバリエーションを増やしていくといいですね。

andやsoの代わりに、英会話では、thenやand thenが使えます。
いずれも「そして、それから」という意味で、物事を順に話すときに使います。
時には、after that(その後)やin the end(最後に、結局)なども入れるとよいでしょう。

相手が驚くようなことを話すときの前置きとして、Actually,(実は)やBelieve it or not,(信じられないかもしれないけれど)がよく使われます。
話題を変える場合なら、By the way,(ところで)やNot to change the subject,(話は変わりますが)がよいでしょう。
会話中に関連する別のことを思い出して話題を変えるときは、
Speaking of which, (そういえば、その話が出たついでに言うと)やThat reminds me,(それで思い出したんだけど)がピッタリです。
このようなつなぎ言葉を効果的に使って、話し上手を目指しましょう。

-------------------------------------------

(Q89)期限を示すuntil、by、withinの使い方を教えてください

仕事で相手に期限を提示するときに、until、by、withinのいずれを使えばいいのか分からないときがあります。
自分としては、例えば期限である金曜日中でよければuntil Friday、金曜日までには必ずなんらかの回答が欲しい場合はbyを使っています。
withinはほとんど使いません。どんな使い方が適当でしょうか? 教えてください!
(大阪府 yokospeakingさん)



英会話では、その日を含むかどうかでbyとonを使い分けましょう

まず、各語の意味を確認しておきましょう。until(tillも同じ)は「〜まで<ずっと>」、byは「〜までに」、withinは「〜以内に、〜たたないうちに」という意味です。untilは、ある状態がそれまで続くことを、byはある動作がそれまでに完了していることを、withinはある動作がそれより以前に完了していることを表します。
金曜日が期限の場合、I’d appreciate it if you could get back to me by Friday.(金曜日までにお返事いただけますと幸いです)のようにby Fridayを使って表します。金曜日中でよければ、by Fridayをon Fridayとしましょう。「金曜日中」の意味でuntil Fridayは使いません。また、withinも期限を表すときにはあまり用いません。

別の例で、これらの語を比較してみましょう。
I worked until 9:00 p.m.(夜9時まで仕事をした)、I’m going to stay in London until the 15th.(15日までロンドンに滞在する予定です)、I’ll be back by 5:00.(5時までに戻ります)、I have to decide by next Monday.(来週の月曜日までに決断しなくてはならない)、He’ll call me within a few hours.(数時間以内に彼から電話があるだろう)という具合です。

期限を提示する際、その日(や時間)を含むのか含まないのかがあいまいだと、後々トラブルになりかねません。
そこで、by ~ at the latestやno later than ~も覚えておくとよいでしょう。
いずれも「遅くても〜までに」という意味で、〜の日(や時間)を過ぎることが許されないことを明確に表しています。(例)Please submit it by noon at the latest.(遅くても正午までに提出してください)

---------------------------------------------------------

(Q90)「〜や……など」を英会話では、どうすればよいですか

日本語で「〜や……など」と、物の範囲を持たせて表現するには英会話ではどうすればよいのでしょうか? 
「〜 and ...」だと「〜と……」になってしまいますし、「example for」は面倒な気がします。
(京都府 もじろうさん)



イントネーションやand so onなどで表します

基本的に、「〜や……など」は“A and B”を使って表すことができます。
英会話では、A、Bともに上がり口調で言うことで、「AやBなど」と「〜など」も含めることができます。
I like watching sports−baseball (右矢印2) and soccer (右矢印2)...という具合です。
このとき、soccerの後に「まだ他にもあるよ」という気持ちで文を終えるのがポイントです。

言い方ではなく、言葉で「〜など」を表したい場合は、A and Bの後に、, and so onや, and so forthなどを付け加えましょう(A and B, and so onなどとなります)。, and the likeという言い方もあります。
このlikeは同じ種類の人や物を指します。, etc.の場合、前にandは不要で、これはet cetera(エトセトラ)と読みます。

他に、such as A and Bやlike A and Bのように、A and Bの前に言葉を補うこともできます。
このsuch asやlikeは「例えば〜のような」という意味で、「例えばAやBなどのような」を表します。
ご提示いただいた example forはfor example(例えば)という語順なので注意してくださいね。
for example, A and Bという形もOKですよ。

--------------------------------------------------

(Q91)動詞を強調するdoの使い方について教えてください

動詞を強調するときにdoを動詞の前に付けているのを聞いたこと(見たこと)があります。
I do understand that.とかI do apologize.などです。これはくだけた感じの口語でしょうか? 
それともメールなどで少し改まった文章にも使えるのでしょうか。
それから、主語がhe、she などの三人称・単数になった際はHe does 〜のようになるのでしょうか。教えてください。
(東京都 ピースさん)



口語、文語のいずれでも使えます

一般動詞の意味を強調するために、<do+動詞の原形>の形を使うことがあります。
主語がheやshe、itなどの三人称・単数で時制が現在の場合は<does+動詞の原形>、過去形の文の場合は主語にかかわらず<did+動詞の原形>にします。カジュアルな会話、改まった文章のいずれでも使えます。
このdoは「とても」のような“程度”を強調するためではなく、動詞が持つ意味について「本当ですよ」「確かに〜ですよ」と事実であることを強調したり、「いいえ、〜なんですよ」と相手の発言を訂正したりするときに用います。
He understands that.(彼は分かっています)→He does understand that.(彼はちゃんと分かっていますよ)、She apologized.(彼女は謝罪しました)→ She did apologize.(彼女は確かに謝罪しましたよ)という具合です。

別の例も見ておきましょう。恋人同士の会話で、You don’t love me.(私のことを愛していないのね)と言う相手に、I do love you.と言えば、「いや、愛しているさ」「もちろん愛しているよ」となります。
次のような“言った・言わない”のやり取りで使われることもあります。

A) You didn’t say that.(君はそう言わなかったじゃないか)
B) I did say that.(いや、ちゃんと言ったわ)
A) No, you didn’t. (いや、言わなかった)
B) Yes, I did.(いや、言った)

-----------------------------------------

(Q92)英会話の発音に関する質問です

I want の want と I will not の won't の発音が似ていて難しいです。
どんなところに注意したらいいですか?
(沖縄県 ポンタさん)

the USA のtheの発音を子どもが学校で[ジ]と習ってきましたが、uの発音は母音ではないので[ザ]の方が正しいのではないでしょうか? 
教えてください。
(埼玉県 みゅうさん)



the USAのtheは[ザ]と発音します

沖縄県のポンタさん、埼玉県のみゅうさんから発音に関する質問を頂きました。
今回は特別に、2つの質問に回答します。

【want とwon'tの発音の区別について】
wantは[ワント]、または[ウォント]のように発音します。will notの短縮形won'tは[ウォウント]と発音します。
wantのaは[ワ]、または[ウォ]と発音しますが、won'tのoは[ウォウ]という二重母音です。
won'tを発音する際、[ウォ]の後に[ウ]を添えるように言ってみるとよいでしょう。

【the USAのtheの発音について】
theは上下の前歯で舌を軽く挟んだ状態で[ザ]と発音します。
ただし、直後に母音(ア・イ・ウ・エ・オのような音)が続く場合は、[ジ]になります。
ここでいう母音とは、スペルではなく発音のことです。
USAのUはスペルの上では母音ですが、発音は[ユー]で母音ではありません。
よって、みゅうさんのおっしゃるとおり、the USAのtheは[ザ]と発音するのが英会話的です。


--------------------------------------------------
(Q93)会話力と文法力を兼ね備えるには?

帰国子女で英会話をネイティブスピーカーのようにできる人はいるし、(日本で英語教育を受けた人で)英文法を理解している人はいますが、石原先生のように、両方を兼ね備えている人、ネイティブスピーカーの話す英語を文法できっちり説明できる人は少ないと思います。
私は両方とも中途半端なのですが、大人になってから、特に英文法の力を強化するには、どんな勉強法、教材があるでしょうか。
(海外 まこさん)




ネイティブスピーカーの英会話のやり取りをまねて文法書で理解を深めましょう

うれしいお言葉をありがとうございます。

英会話に必要な英文法の力を強化するには、やはり、文法書を読むのが一番だと思います。
といっても、何でも良いわけではなく、自分の知りたい項目が載っている本、説明を読んで理解できるレベルのものを選ぶことが大切ですね。

私の場合、留学時代は常にネイティブスピーカーの英語に耳を傾け、「これは使える」と思った表現は、まねして使うように心掛けました。
感覚的に理解していたので、勘違いも多々ありましたが……。“感覚的”から“自信を持って”使えるようになったのは、文法を勉強し直してからのことです。例えば、感想を表すときネイティブスピーカーはよく、I found it interesting.(興味深いと感じた)と表現していました。
「find=見付ける」と覚えていた私にはこの表現がとても新鮮で、It was hard.の代わりにI found it hard.(難しいと思った)と言ってみたり、He was nice.(彼はいい人だった)の代わりにI found him nice.と言ってみたりして、ネイティブ表現を積極的に取り入れるようにしました。
そのときはなんとなく使っていたのですが、帰国して読んだ中学・高校で習う英文法が解説された本に「find ~ A(〜をAだと感じる)」とあるのを見て、文の成り立ちに合点がいったものです。

他に、問題集などを利用して、自分の文法力を試すのも手です。
間違えたところは、解説を読んでしっかりと理解しましょう。
文法を分かりやすく説明したサイトも数多くあるので、インターネットを利用するのもいいですね。
ちなみに、本サイトにも文法学習に役立つコンテンツがあります。こちらものぞいてみてはいかがでしょうか。

文法は大切ですが、文法に気を取られ過ぎて会話が楽しめなくなるのは本末転倒です。
また、やみくもに(レベルの合っていない)文法書を読んでも頭に残らないこともあります。
せっかく海外にいらっしゃるのですから、ネイティブスピーカーの英語に耳を傾け、体で感じる英語感覚も大切にしてください。
その中で、気になった文法は徹底的に勉強して理解を深めていくとよいのではないでしょうか。



----------------------------------------------------------------

(Q94)Who を主語にした疑問文の作り方は?

Who を主語にした疑問文がいまいちよく分かりません
。例えば、「あなたのお母さんは誰と一緒に住んでいますか?」は Who does your mother live with? なのか、Who live with your mother? なのか……。
正しい文章を教えてください。
(埼玉県 chachaさん)


「誰が」の場合と「誰を・誰に」の場合とで作り方が違います

Whoで始まる疑問文には、直後に動詞が続くパターンと疑問文が続くパターンがあります。
whoが「誰が」を表す主語の場合は<Who+動詞?>で表します。
Who made this?(誰がこれを作りましたか)、<実演の場などで>Who wants to try it?(誰がやってみたいですか=やってみたい人はいますか)、Who is taking part in the event?(誰がそのイベントに参加する予定ですか)という具合です。
一方、whoが「誰に」や「誰を」を表す目的語や「誰と」などを表す場合は、<Who+疑問文?>とします。
例えば、Who do you respect?(あなたは誰を尊敬していますか)、Who did you go with?(あなたは誰と一緒に行きましたか)、Who are you going to invite?(あなたは誰を招待する予定ですか)などです。

ご質問の「あなたのお母さんは誰と一緒に住んでいますか」が尋ねているのは「誰と」なので、Who does your mother live with? とします。
Who lives with your mother?(liveにsが付く)は、「誰があなたのお母さんと住んでいますか」という意味です。



---------------------------------------------------------------

(Q95)〜 in hereと〜 hereはどう違う?

〜 in hereと〜 hereですが、英会話ではどうやって使い分けたらよいですか?
 例えば It's hot in here. とIt's hot here.の場合について教えてください。
(東京都 maimaiさん)




部屋や建物の「中」を強調する場合などに使います

hereは「ここに、ここへ」という意味で、He came here yesterday.(彼は昨日ここへ来ました)のように表します。
すでに「〜に」や「〜へ」などを含んでいるため、It’s hot in here.のinは不要なのでは? と思うかもしれません。
基本的に、hereには前置詞が不要ですが、「ここ」が室内を指していることを明確にするために、in hereとすることがあります。
It’s hot in here.で、「この部屋の中は暑い」という意味です。
一方、It’s hot here.(ここは暑い)は外が暑いのか、室内が暑いのかが明確ではありません。
このように、部屋や建物の「中」が暑いことを強調して、in hereと表すのです。
ちなみに、室外であることを強調してout here、高いところを強調してup thereと言うこともあります。
一緒に覚えておきましょう。


-----------------------------------------


(Q96)特定のものを表すときにthere構文は使える?

there構文には不特定のものしか使わないと習いましたが、新しい情報の場合には特定のものでも構わないと聞きました。
特定のものや地名がきても構わないということでしょうか?
(千葉県 ビクトリーさん)




必要なもの、探していたものがそこにあることを伝えるときには使えます

「〜がいる、ある」を表すThere is / There areは、不特定のものや人に用いるのが基本です。
There is+単数名詞. / There are+複数名詞. の形で用い、それぞれThere’s / There’reと短縮できます。
例えば、道案内で「2つ目の角のところに、郵便局があります(ので、そこを右折してください)」などと言うときに、There’s a post office at the second corner.のように使います。
一方、郵便局の場所を尋ねられて、「その郵便局は2つ目の角にありますよ」と答えるなど特定のものは、There’s the post office at the second corner.(×)ではなく、The post office is at the second corner.のように、それ自体を主語にして表現します。
地名や人名などの固有名詞や、my やhisなどの所有代名詞+名詞も同様です。

しかし、例外もあります。
必要なもの、探していたものなどがそこにあることを相手に伝える場合に、There is the 〜. と表すことがあります。
例えば、書くものを探している相手に、There is the pen.(ペンならそこにありますよ)という具合です。
また、「〜があった、あった!」というニュアンスで、探していたものやお目当てのものが見つかったときにOh, there is his latest book!(あっ、彼の新刊を見つけた!)などと言います。

---------------------------------------------------------

(Q97)英会話で数字を言うコツは?

数字を英会話の中で言うのが苦手です。
例えば、1,234円、56,789円、187,654円などはどのように言うのですか?
 数字が大きくなるほど分かりません。
分かりやすく教えてください。
(北海道 チョコさん)



thousandを基準に考えましょう

数字を英会話中に表すのは容易ではありません。
まして、桁が大きくなると混乱してしまう人もいるでしょう。
今回は、1,000〜999,999の数の表し方について学びましょう。

英語には「万」を表す単位がないため、10,000〜999,999の数もthousandをベースにして表します。
thousandはゼロが3つ付く4桁の単位で「千」のことです。
英語では、<カンマの左の数+thousand>でこれらの数を表します。
9,000はnine thousand、50,000はfifty thousand、826,000はeight hundred (and) twenty-six thousandという具合です。
カンマの右側が「000」ではなく、中途半端な数の場合も、いったん上記のように表してから端数を加えます。
つまり、<カンマの左の数+thousand+カンマの右の数>の順で表します。
79,351はseventy-nine thousand three hundred (and) fifty-one、912,486ならnine hundred twelve thousand four hundred (and) eighty-sixとなります。

このルールに従ってご質問の数を英語で表すと次のようになります(「円」は省略します)。
1,234=one thousand two hundred (and) thirty-four、
56,789=fifty six thousand seven hundred (and) eighty-nine、
187, 654=one hundred eighty-seven thousand six hundred (and) fifty-four
(全てandは省略可)。

ご理解いただけましたか?



--------------------------------------------------------------------------

(Q98)“I'm coloring the countries where I've ever been.”は英会話で使えますか?

世界地図を広げて行ったことのある国を色付けしていたらネイティブスピーカーに何をしているのか聞かれました。
I'm coloring the countries where I've ever been.で意味は通じますか? 
あと、「鉛筆は試験会場に何本持ち込めますか?」と聞かれた場合、 「何本でもいいですよ」は英語で何と言いますか? 
There's no rules.でいいでしょうか?
(大阪府 うさこさん)




この場合、英会話では、everは不要です。
表現が出てこないときは発想の転換も重要です

何をしているのか尋ねられて、「今までに行ったことのある国に色を塗っているのです」と答える場合、I’m coloring the countries where I’ve ever been.でOKですが、ever(今までに)は通常、疑問文で用いるので、I’m coloring the countries where I’ve been. としましょう。
このwhereは場所を表す関係副詞です。

試験会場に持ち込むことができる鉛筆の本数を聞かれた際の「何本でもいいですよ」は、As many (pencils) as you want.です。
as 〜 as you wantは「あなたが好きなだけ〜」という意味で、〜にmany (pencils)を入れて、「あなたが好きなだけたくさん(の鉛筆)」を表しています。
これは、You can bring as many (pencils) as you want.のYou can bringが省略された形です。

英語でコミュニケーションを図るときに大切なのは、とにかく伝えること。
英語表現がとっさに出てこない場合、発想を転換するのはとても良いことです。
「何本でもいいですよ」が分からず、There’s no rule.(規則はありません=だから、何本でもいいですよ)と表現すれば通じます。
There aren’t any rules. と複数形にすると、より自然です。Anyway, good job!


-------------------------------------------------

(Q99)英会話中に、何か提案するときにshouldを使えますか?

should の用法について教えてください。
英会話辞典や文法書には、should の用法の一つとして、提案、助言「〜した方がいい」とあり、had better やmust のような高圧的な印象を与えないと書いてあります。
しかし、知り合いのアメリカ人数名にshould について聞くと、「You should ...と言われると、ドキッとする」とか、「次に何を言われるか構えてしまう、そんなふうに言われたくない」などという反応でした。
「〜してはどうですか」というような提案にshould を使っていいものでしょうか?
(海外 chipmunkさん)




控えめな提案ならYou could 〜.やYou might want to 〜.などを使いましょう

You should 〜. には、「〜した方がいい」という助言や提案に加えて、「〜すべきだ」「〜しなさい」という義務や忠告の意味もあります。
どちらのニュアンスで使われているかは、相手との関係やその内容、言い方などによって判断します。
例えば、過労で健康を損ねかけている同僚を心配して、You should take a few days off.と言えば「2〜3日休みを取った方がいいんじゃない?」といった提案になりますし、テスト期間中にもかかわらず遊んでばかりいる子どもに親が、You should study for your exams, right now!と叱れば、「今すぐに試験勉強をしなさい!」という忠告になります。

You had better 〜. や You must 〜. は提案というより命令です。
「〜しなさい(そうしないと後でどうなっても知りませんよ)」という含みがあり、威圧的な印象を与えるので、上司が部下に、親が子に、といった上下関係でない限り、使わない方が無難です。

「〜してはどうですか」と控えめに提案する場合は、You could 〜.やYou might want to 〜.を使うとよいでしょう。
You could try yoga.(ヨガをやってみてはどうですか)、You might want to take a train there.(そこへは電車で行くことをお勧めします)という具合で、いずれも「選択肢の一つ」としての提案を表します。



-----------------------------------------------------------
(Q100)I was amazing.とI was amazed.の違いを教えてください。

I was amazing.とI was amazed.の違いが分かりません。
(神奈川県 shimashimaさん)




物が主体か人が主体かで使い分けます

英和辞典には、amazing = 驚くべき、amazed = 驚いた、のように載っているため、使い分けが分かりづらいかもしれません。
amazing / amazedのような、-ing形と-ed形で表すことができる形容詞は、-ingはそれ自体がそう思わせる存在である、-edはその人がそう感じている、という場合に使います。
よって、I'm amazing. は「私は驚くべき人です=私ってすごいのよ」、I'm amazed.は「私は驚きを感じている=驚いている」というニュアンスになります。
-edはもともと受け身で、「〜された」という意味を持っています。
よって、amazed look(驚かされた顔つき=びっくりした顔つき)のように使うこともできます。

他の例で、-ing形と-ed形の形容詞を比較してみましょう。
He's boring.(彼は退屈な人だ)
/ The movie was boring.(その映画はつまらなかった)
/ He's bored.(彼は退屈している)、
/ The -ing and -ed adjectives are confusing.(-ing形と-ed形の形容詞はややこしい)
/ I'm still confused about the -ing and -ed adjectives.(私は-ing形と-ed形の形容詞がいまだによく分からない)

使い分けは理解できましたか?

<< 2022年09月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリーアーカイブ
検索
日常英会話初心者OLが英語ペラペラ女子になれた英語脳育成法、教材
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。