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2016年09月08日

「ドグラ・マグラ」感想

1988年/米 公開:1988年10月15日


ストーリー

大正末期、精神病院の病室で目覚めた男(松田洋治)には記憶がなかった。隣の部
屋からは兄を呼ぶ女の声が聞こえる。やがて訪れた若林博士(室田日出男)は、男
がある事件に巻き込まれて記憶を失っているが、正木博士(桂枝雀)の画期的な治
療法で回復に向かいつつある。しかし正木教授は突然亡くなってしまい、若林教
授が後を引き継いでいるという。男は若林博士の説明により記憶を取り戻そうと
するが、そこに死んだはずの正木博士が現れる。




日本探偵小説三大奇書といわれる夢野久作の小説「ドグラ・マグラ」の映画化で
す。ちなみに後の二作は「黒死館殺人事件(作:小栗虫太郎)」、「虚無への供物
(作:塔晶夫)」です。


1988年の公開当時友人と劇場に観に行ったのですが、仕事疲れで寝てしまい、冒
頭しか記憶にありませんでした。28年ぶりに全編をみることができました。

「胎児よ 胎児よ 何故踊る 母親の心がわかって おそろしいのか」という
小説と同じ巻頭歌で映画が始まります。この話自体が胎児の見る夢なのか、それ
とも精神に異常をきたした呉一郎という男が永遠に見る同じ夢を観客は見せられ
ているのか、不思議な感覚でした。桂枝雀演じる正木博士の陽と室田日出男演じ
る若林博士の陰と対照的な二人の演技が良かったです。二人の博士の矛盾した話
のどちらが正しいのか、それとも記憶は失っているが正常に戻った男は実はまだ
治っていなくて支離滅裂な幻想を見ているだけなのか、途中から何が正しいのか
わからなくなり混乱しました。


記憶喪失の男を演じた松田洋治は「仮面ライダーアマゾン」のマサヒコ役、「風
の谷のナウシカ」のアスベル役、「もののけ姫」のアシタカ役を演じています。
アマゾンライダーのトモダチのマサヒコだったとは知りませんでした。

DVDパッケージにもなっている映画公開時のポスターですが映画を見終わった後、
ある事柄についてネタバレしているんだと気づきました。

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Akio
はじめまして。 映画が大好きで、現在も続いている午前十時の映画祭の第一回と第二回では上映作品100本全ての映画を鑑賞しました。 映画やテレビはたとえ架空設定のSFであっても、制作当時の時代を映しています。50歳を超えた今、特に邦画と日本のドラマは、過去の世相と風俗を振り返りながら観ていきたいと思っています。
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