ラノベぐらし！

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』1巻の感想・評価です。
ものすごくワガママな妹！

俺の妹がこんなに可愛いわけがない １巻　/　伏見 つかさ

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主人公の高坂京介(こうさか きょうすけ)には中学生の妹がいます。
妹の高坂桐乃(きりの)は茶髪でピアスのクラス内カースト上位のイマドキ女子。かなりの美人で成績優秀、陸上部でもかなりの成果を上げているカンペキ美少女です！
しかし桐乃の兄に対する態度は最悪で、ここ数年間はまともに会話すらせず、兄のことを見下しているようでした。

兄と妹の仲は冷え切っていましたが、ある日京介は妹の信じられない趣味を知ってしまい、妹との不思議な関係が始まってしまいました！

＜５段階評価＞
おすすめ度　　　　★★★★
ハーレム度　　　　★★★
戦闘・バトルの量：★(日常系)
ラブコメ量：　　　★★(?妹がヒロインなのか?よく分からない)
読みやすさ：　　　★★★★★

＜感想＞
妹がヒロインなのかと思いきや、その妹が余りにも傲慢で、兄である主人公がそれに振り回されているといった感じでした。
この主人公(京介)と妹(桐乃)とで恋愛になる未来はちょっと想像できないです。というか私は桐乃が嫌いです！いくらなんでもウザすぎます。

オタクに理解の無い京介が、初めてオタク文化に浸っていく様子の描写が見事。メルルを見て、「目と髪がピンクだ」「なんつーカッコしてんだ、このガキ」と、一般人の素朴な思った事を言っています。
私はこういうライトノベルを普段から読んでいるので、髪の毛がピンクだろうと水色だろうと気になりませんが、そうですよね……。ピンクの髪の毛はおかしいですよね……。(苦笑)

ファンタジー小説なら主人公に何か目的があって、それに向かって進んでいく作品が多いですが、この「おれいも」は主人公が何の目標も持っておらず、どんな話が展開されるのか、今後どうなっていくかが全く予想できません。作者さんのきまぐれでどうとでも話が転がってしまいます。
そのせいで多くのライトノベルにある、『この先どうなるんだろう!?』という期待やワクワク感はないのは残念かも。
でも気楽に楽しく読める作品です！肩の力を抜いて楽しめました！

(『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』1巻の感想・評価)