新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2015年12月09日
『左手に告げるなかれ』第42回江戸川乱歩賞受賞(1996年)著者渡辺 容子(わたなべ ようこ)
左手に告げるなかれ
「右手を見せてくれ」。
スーパーで万引犯を捕捉する女性保安士・八木薔子(しょうこ)のもとを訪れた刑事が尋ねる。
3年前に別れた不倫相手の妻が殺されたのだ。
夫の不貞相手として多額の慰謝料をむしり取られた彼女にかかった殺人容疑。
彼女の腕にある傷痕は何を意味するのか。
著者 渡辺 容子
東京都生まれ。東京女学館短期大学卒業。20代前半からジュニア小説家として活躍。その後、大人向けの小説に転身し、’92年、『売る女、脱ぐ女』で第59回小説現代新人賞受賞。’96年、本作品で第42回江戸川乱歩賞受賞。著作は『無制限』(講談社)、『斃れし者に水を』(祥伝社)など。