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コガシラクワガタ属の仲間

通称チリクワガタのC.grantiiに代表される、チリ周辺に分布する種類です。

C.grantiiはかなり特異な種類ですが、その他は似たような種類が多いです。
似てるとはいえ、それぞれ特徴がはっきりしているので区別は比較的容易です。
ただ、それぞれの区別は出来ても種類の分類はちょっと厄介かもしれません。

ちゃんと文献など読んで調べたわけではありませんが それぞれの種を見た感じ、
近縁のSphaenognathus属とは頭部が小さい、前胸の丈が詰まっているなどで分けることができそうです。



Sphaenognathus mandibularis

Chiasornithodus亜属に分類されていて、本種のみで形成されています。

確かにかなり特徴的な種類で、
長くて直線的で下方に強く湾曲する大顎や歯型 頭部・前胸の形状
前ケイ節内側の棘が長くて多い事などで同定は簡単かと思います。
サイズは50〜57.5mmとのことです。(記載文より)


Sphaenognathus(Chiasornithodus) mandibularis (Boileau,1911):426-428, fig.1 [Sphenognathus mandibularis]
[Type Locality] COLOMBIA:Medellin

記載文の絵 Boileau,1911より

Lectotype&Paralectotype
Chalumeau & Brochier,2007より

Sphaenognathus peruvianus

ガウジョン系統の種類で脚や上翅が赤いのが特徴的です。

新大図鑑のガウジョンの139−2は似たような色味で紛らわしいですが、
前ケイ節が直線的で中央部分に棘が目立たないこと 中ケイ節が湾曲すること
顎の先端部の形状と細かい内歯が目立たないこと 上翅の皺が浅くて少ない などで区別できそうです。

Sphaenognathus peruvianus (Waterhouse,1869):18-20, figs.2-3 [Chiasognathinus pervianus]
[Type Locality] Peru
[sny] Sphenognatus wallisi Taschenberg, 1870:178 [Loja (Equadór)].

記載文の絵
On a new genus and some new species of Coleoptera, belonging to the family Lucanidae
: Transactions of the Royal Entomological Society of London :13-20
より

クィーンズランド・シワバネクワガタ

オーストラリアに生息するもう1種のムンチョウはたまに目にしますが、
こちらはまったく見かけません。

Sphaenognathus queenslandicus Moore,1978:99-103,figs.1-3
[Type Locality] NORTH QUEENSLAND;Mt Lewis,via Julatten


パラタイプ Moore,1978
A new Australian stag beetle with Neotropical affinities
: Journal of the Australian Entomological Society 17(1):99-103
より
   
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プロフィール

tkyk4
主に大図鑑に載っていなかった種類について書いていこうかと思います。 見解の相違や同定間違いなどもあると思いますが、あたたかい目で見守ってください。
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