「やっばかったんだってまぢで！」
【この部分にお好きな文章を入力してください。】
と鼻息を荒くして言っていたので
何がやばかったのか気になったので聞き耳をたててみました。
「まぢさ、私霊感やばくて、普通に心霊現象あんの！」
ほうほう
「こないだとか寝てるときめっちゃ足音してやばかったのお～！」
やたらと「やばい」をつけるこの女子高生は
友達のうんざりしている顔に気づいていないのか
このあとも延々と心霊話を続け
話題は心霊写真の話へ
彼女の話はいたって普通だったので
私も少し心霊写真について考えてみた。
私がほんとに小さかったとき
旅行先で撮った写真に
無数の小さな顔が映ってしまったことがあるそう。
それは兵隊さんのような感じだったと親は言っていたが
私は思うのだ。」
なぜ幽霊というと兵隊や落ち武者、青白くて髪の黒くて長い女性に
限定されがちなのだろうか。
茶髪のイケメンとかギャル、ショートヘアのおしゃれな感じの子、森ガールやキャバ嬢
みたいなのがいないのはなぜかと思うわけ。
そりゃおばけに対して恐怖心はあるが
いまいち信じきれない理由はそこである。
若くてかっこよかったらまあおばけでもありかな的な感じになっちゃうよ私は。
そしてプリクラに映らない理由はなんだろうか
やはり最近のプリクラといえば
自動で目を宇宙人のごとく大きくしてくれる機能がついているが
写りこんだはいいけど
目がでかく可愛く写っちゃって
なんか こう ちょっと違うなあ
と
幽霊なりに思うのであろうか
案外写ってても落書きやスタンプで隠されている可能性もある
なので私が幽霊ならあえてセンターでいってみるだろう
私、僕、ギャルの幽霊見たことあるよ！
チャラ男の幽霊と付き合ってたよ！
がないとな～～
