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2017年07月25日

書評−最強のファンダメンタル株式投資法



今回も書評ですが、久々に骨のある株式投資本に出会いました。その本は
V-COM2氏の「最強のファンダメンタル株式投資法」です。正直私は手法
としてはテクニカルに重きを置いたトレードをしていますので、投資に際
してはその会社がどのような会社か、四季報に乗っている程度の経営状況
の確認はしますが、決算書を細かく読み込んだり、各種指標となる数字や
財務会計の確認というところまではあまりしておりません。

勿論、ベンジャミン・グレアムやウォーレン・バフェットのような株式投資
のファンダメンタリストの存在と実績は賞賛と尊敬に値すると思っておりま
すが、自分にはそのような会社や市場の解析力は無いと思っておりましたの
で、テクニカル投資の道を進んだ訳です。そしてファンダメンタル投資と言
ってもエントリーやイグジットに際しては、テクニカル指標に頼らざるを得
ないと考えておりました。

今回この本を読んで驚いたのは、例えば株主優待にしても、単に株主に対す
るお土産以上の重要な要素があり、優待を使ったいろいろな資金調達などの
意味合いがあり、それがその会社の株価を支えているケースもあるという事
でした。私が勉強していた頃は、優待を出す資金があるなら配当を増やせと
言われたり、又優待などに釣られて銘柄選定など以ての外と言われたもので
す。

それと100人に1人の少数派を目指すという事です。V-COM2氏の場合は、先
程の優待株関連、その上に財務会計関連、そして東証一部昇格関連などの知
識と経験に裏付けされた優位性が、彼の少数派としての地位を守っていると
いう事でしょうか。普通の人と同じレベルの事をしていては、決して人を抜
きんでる事は出来ないという事をしっかりと自覚しておきましょう。

この本にはその他にも、資産株の待ち伏せ買い、成長株の発掘について、RO
Eと配当利回りと株価の関係、資本政策のまとめ、のれん・会計方針の変更等
特殊要因を学ぶ、キャッシュフローでわかる企業の向かう道、勝てる投資家に
共通するもの「知識」と「経験」、最後は「メンタル」等の項目についても、
かなり詳しい説明がなされています。

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正直この本は初心者向けではありません。私も1回読んだくらいでは理解できな
い部分が多々ありました。但しある意味では株式投資の王道を示唆している書物
だと思います。特にファンダメンタルな手法で会社を正確に確認し、長期に渡っ
て投資するトレーダーにとってはバイブル的な意味があると思います。すぐに
全てを理解できなくても、これらのテーマを1つ1つ学び自分の物にしていく事で
、理想とする少数派のトレーダーになれるかも知れません。それでは又。


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posted by norch at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評

2017年07月10日

書評−うねりチャート底値買い投資術



今回は久々の投資本の書評です。私も知りませんでしたが、上野正明氏という
実業家でもある方の株式投資に関する書籍です。読んだ感想ですかなかなか手
堅く、一般の個人投資家の方々にとってもすごく参考になる内容かと思い、今
回取り上げた次第です。

うねりと言っても以前紹介した純粋な「うねり取り」ではなく、チャートの保
ち合いレンジでの規則正しくうねっているものを見つけ、そのレンジの底値付
近に来たものを買い、レンジの高値付近で売ると言う大変シンプルな手法です。

うねり取りで言うと、底値付近と思われるところから分割して買い下がり、目
標の高値付近で分割か一括で利確するという、買いの手法に特化したものと言
っても良いと思います。ただうねり取りと異なるところは上げ下げのうねりを
撮っていくものではなく、株価が保ち合いゾーンに入っているチャートを見つ
け、そのゾーンの底値に近付いている銘柄を買いで狙うというものです。

一口で言うと
 @ 一定の幅で上下動を繰り返す銘柄を
 A できるだけ底値付近で何回かに分けて買い
 B 高値に近づいたら売る
を繰り返す、シンプルな投資術だそうです。

それ以外にも
 ・タイミング5割、技術3割、銘柄選びは2割だけ
 ・相場では技術磨く、銘柄を絞る、ゆっくり商いする
 ・タイミングには「うねり」と「循環」がある
 ・投資家としての基本の売買技術を身に着ける
 ・銘柄を絞り、得意な銘柄を作る
 ・勝つ感覚を繰り返し体に覚えさせる
 ・谷と山が交互に来る事を知る
 ・銘柄は必ず分割して買う
 ・リスク管理を徹底してやる
 ・未来は予測するものでなく、準備して待つ

これらについても丁寧な説明がなされており、まだ自分の売買手法が固まって
いない初心者の方や、中級者でも1回の負けでそれまでの利益を吹っ飛ばしてし
まうような方には、結構役立つ投資手法かと思います。株式投資にのめり込む
とどうしても、勉強すればするほど実力が付いてくるような錯覚に陥りがちで
すが、実際はいくら頭の中で理論武装しても上手くはなりません。寧ろ弊害の
ほうが多くなると思います。

「株式投資は技術だ」と言われるように、自分なりに構築したできるだけシン
プルな手法に沿って何度も実戦で売買を繰り返し、自分なりの売買技術の精度
を高めていくという事に尽きると思います。勿論リスク管理の注意点は山ほど
ありますが、注意点を一々意識しなくても正確に売買できるようになるまで、
退場させられる事無く、何度でもしつこく売買していく。

口で言うのは簡単ですが、できない方がほとんどです。それでは又。

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posted by norch at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 書評
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43年勤めた会社を退職し、趣味でやっていた株式投資三昧の毎日。そんなに贅沢し美食したわけでもないのに、50歳から痛風予備軍と高血圧症。長年の医者通いにうんざりし、医療費節約も兼ねて、薬の個人輸入を始める。
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