マーケットの愚か者

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2月4日
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2月5日
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10:30 米国市場は大きく下げる。大きいと云っても130ドル程度、今年初の3桁のよう。指数は夜間取引で11330円まで上昇。高値の11320円をまたしても買わされてしまう。取り戻そうと下落途中を買っては損切り、大きく下げて戻ったトコロを売れば踏まされる。朝方には大きく円高に振れて、GBPは-0.80。指数は11070円まで下げて戻ったトコロを待ち構えて売っても踏まされる。踏まされる値段も高値ばかりでいい加減嫌気が差して来る。取り戻そうと再度戻りを売れば又踏まされる。死んだと思ったGBPやEURもプラスサイドまで急伸。信じられない展開に負けが嵩んで損失が膨らむ。損切り率は80％程度か？ここまで不調が続く事は余り経験が無い。買えば下げて、売れば上がる。切った途端に仕掛け方向へ急伸。踏んだら急落、投げたら反発・・・。何らかの手を打たねばならない。

二度や三度の損切りで怯んではならない。諦めてはいけない。手を出さなければ損は取り戻せない。反面、手が合わない時は何を仕掛けてもダメ。損を取り戻そうとすれば感情が先走り損失は加速する。熱くなってポジションが大きくなると・・・決まって莫大な損失となる。

経験上、後者の確率が断然高い。過去を検証してみると、幾度と無く過ちを繰り返している。負けが混んでいるが金額ベースでは大した事は無い。しばらくの間、思惑裁量の仕掛けを止める事にする。出来る事は戦略的仕掛けと損切りに徹する。

11:10　死んだと思った円安がプラスサイドに復活。上げ幅は小幅で大した事は無く、指数は先程の11170円で息切れし現在11140円。売りポジションが無くなったので、この後大きく下げたりするのか・・・？

11:30　結局前場は11100円を割れるところまで下げている。売りは正解で、高値圏で踏まされただけ。結局のところ、損切りを許容出来る金額が小さ過ぎた事に尽きる。あと少し、あと2.30円損切りを遠くに設定すればいいだけの事。ちゃぷついた方向感の無い値動きに、損切りが簡単に引っ掛かってしまう。利食いもあるが、値動きが大きく無い為に損失を補う金額が得られない。ちゃぷついた相場の行方を当てる事は不可能で、結果として静観あるのみと再認識させられる。

16:00　ストラングルとネイキッドの売りが苦しいながらも着実に収益を積み上げていく。その利益をヘッジやら思惑裁量だのと下手なトレードが食い潰す結果となっている。その原因は色々あるのだが、一番大きな原因が判明する。それは、小額の損切りを受け入れられない事。一定額の損失を受け入れられない為、ほんの僅かな逆行で損切りを繰り返す。損失が嵩み、ポジションが多くなると大きくヤラれる。取り戻そうとして熱くなって深みにはまって行く。損切りは防ぎようが無い事で必要経費と割り切れなくなる。
指数は下げ幅を拡げて安値圏、11046円で引ける。週末のS.Qの着地点が見えて来るが、プレミアムはほぼ消滅しつつある。11500円の芽が断たれ11000円を挟んだところが着地点と考える。大きな調整に入り値位置を大きく下げるか、このまましばらくおとなしくなるのか。押し目を買われて新値更新がまだまだ続くのか。1ヶ月先は本当に難しい。判らないこそプレミアムは高い。オプションの取引システムは本当に上手く出来ていると再認識させられる。