雑学オタクの独り言

サンスクリット語で、
クシティ.ガルバとはお地蔵様のことである。



大地が全ての命を育む力を蔵するがごとく、
苦悩の人々を無限の大慈悲の心で救う。


その信仰の対象がお地蔵様。



１つの信仰にくくりきれない、
なんとなく手を合わせたくなる信仰の対象。



なんとなく、
全国のいたるところにある
不思議な神仏。


神仏というより、

地蔵様というより、

親しみをこめて、

お地蔵さんといいたくなる

身近な信仰の対象。


その全国のお地蔵さんの仲間の中で
今のサラリーマンにご利益のある
お地蔵様を紹介したい。


東京都練馬区の中村地区に
中村八幡神社様というところがある。


その鳥居をくぐると、
江戸時代に建てられたという風格のある
たたずまいの本殿がある。


その裏手にまわると一角に、

首つぎ地蔵尊のお堂がある。


このお地蔵さま、
かつては首と体の部分が別々の状態で、
神社の裏道にあったという。


何故？
いつ？

首がとれたのは定かではない。


そして、
首がとれたお地蔵さまが、

ある信心深い2人の者の夢枕に

首と身体がはなれている様子を知らせるように現れたらしい。


で、
お地蔵さまを元の状態にすべく、
信心深い人々の手によって、
今の首をつないだ状態になったとか？


それから、
不況の嵐のなかで、


首が危ないとか？

首がまわらないとか？

切羽詰まった人々が

お参りに来るようになったという。


一縷の望みを託したサラリーマンが
拝みにくるには
ご利益のあるお地蔵さまみたい。


まあ、
これからの世の中

AIの進化で
仕事自体がなくなりそうな勢いだが、

お地蔵さまに

切羽詰まらないように
手を合わせてみるのもいいかも。

というか、手を合わせたいm(_ _)m


ちなみに、
クシティは大地

ガルバは胎内

大地の胎内を意味し、
大地がすべての命を育み蔵する、
無限の大慈悲で包み込み救う。

その意味からの
地蔵らしい。


親しみを込めての
お地蔵さんは

あまりにも庶民的に身近な存在から、
お地蔵さまというより、
お地蔵さんと呼ばれるようになったみたい。