今宵も元気なウサギです。
久々に、東野圭吾さんの実写映画を見る事が出来ました。しかも「ガリレオ・シリーズ」の最新作。小説も良かったけど、映画もいいですよね。早速、シェアしていきたいと思います。
★沈黙のパレード（２０２２年公開）
★あらすじ
菊野商店街にある「なみきや」の看板娘「並木佐織」が行方不明になり、数年後に200Kmも離れた場所で遺体となって発見されたところから物語は始まる。捜査線上で犯人に浮上した男「蓮沼寛一」は、過去、「本橋優奈」という少女殺害の件で起訴されたが、「沈黙」を貫いて「無罪」になった経歴があり、当時、その事件を担当していたのは、新米刑事時代の「草薙俊平」だった。「草薙俊平」の動揺する姿をみて、捜査一課の後輩刑事「内海薫」は、「草薙俊平」の親友であり、過去、幾度となく捜査協力を仰いだ物理学者「湯川学」を訪れるのだった。
アメリカ帰りで教授となった「湯川学」は、研究で訪れていた菊野市で偶然にも「なみきや」の常連となっていた。秋祭りのパレードの話で盛り上がる中、「なみきや」で夕食をとっていると今回も証拠不十分で釈放された加害者とされる「蓮沼寛一」が突然現れ、遺族たちを挑発する行動に…。そして、遺族や商店街の人々の悲しみを肥大化させ、大きな憎悪を抱かせることに…。
やりきれない思いの中で迎えたパレード当日、様々な想いが巡りながらも終了を迎えた時、「蓮沼寛一」の死体が発見される。初動捜査で、殺人の動機が強い「なみきや」が疑われるが、全員にアリバイがあり捜査は難航する。一方で、「湯川学」は密かに「真実」へ迫っていくのだが…。
★キャスティング
- 湯川学 ：福山雅治さん
- 内海薫 ：柴咲コウさん
- 草薙俊平 ：北村一輝さん
- 並木祐太郎：飯尾和樹さん
- 並木真智子：戸田菜穂さん
- 戸島修作 ：田口浩正さん
- 増村栄治 ：酒向芳さん
- 高垣智也 ：岡山天音さん
- 並木佐織 ：川床明日香さん
- 本橋誠二 ：清水伸さん
- 並木夏美 ：出口夏希さん
- 蓮沼寛一 ：村上淳さん
- 宮沢麻耶 ：吉田羊さん
- 新倉留美 ：檀れいさん
- 新倉直紀 ：椎名桔平さん
★ウサギの感想
変人らしくないガリレオ先生(笑)
2013年公開の「真夏の方程式」から「9年」、「柴咲コウ」さんが「内海刑事」役で出演した2008年公開の「容疑者Xの献身」から「14年」。この年月が、必然的に「沈黙のパレード」の実写映画に対して期待してしまう理由の一つだと思う。しかも「キャスティング」は、誰もが「主演」を張れるクラスの俳優たちが「勢揃い」となっているから猶更、「期待」は高まってしまいますよね。
そんな大きな期待のせいなのかウサギ的には「物足りなさ」を感じてしまいました。理由の一つとして「9福山雅治」さんが演じる「湯川学」の「物理学にしか興味がない変人」的な要素が薄れていたことが上げられます。助教授から教授となったことで「成長した」という演出だったかもしれませんが、ちょっと残念でした。もう一つの理由として、「北村一輝」さんが演じる「草薙俊平」が、「過去の事件」と「今回の事件」の狭間で揺れ、「なみきや」含めた「遺族の気持ち」に寄り添いたいが「刑事」としての対応をせざるを得ない「葛藤」を好演したのですが、「容疑者Xの献身」の「堤真一」さんが演じた「石神哲哉」と重なってしまい、どうしても「二番煎じ」的に見えてしまったところだと思います。小説で読んだときは「すごい！」と思いましたが、実写化されて少し良さが薄れたように感じたウサギでした。みなさんはどんな感想でしたか
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