今宵も元気なウサギです。
昨年からシリーズを順番に見ている「金田一耕助シリーズ」。よく考えたら「獄門島」を見ていない事に気づいて、正月早々に見てしまいました。ちょっと正月ムードではないですが、それも休みだからできる事。早速、シェアしていきたいと思います。
★獄門島(1977年公開)
★あらすじ
終戦から一年たった昭和21年のある日、私立探偵「金田一耕助」が岡山県のある波止場に向かっているところから物語は始まる。波止場で偶然居合わせた「了然和尚」に、「鬼頭千万太」が亡くなった事、遺書を「了然和尚」に渡してほしいと友人に頼まれた事を伝え、彼らと思に「獄門島」へと向かうことに…。
私立探偵である事を隠して「獄門島」の調査を開始する「金田一耕助」、その目的は、「鬼頭千万太」の最期の言葉「死にたくない。おれが帰ってやらないと、三人の妹たちが殺される」という真意を確かめるためであった。
本鬼頭の「月代」、「雪枝」、「花子」の三姉妹は「千万太」と異母兄妹で、いまは座敷牢に入れられている当主「与三松」と後妻「お小夜」の間に生まれた子供たちだが、「千万太」の亡祖父「嘉右衛門」は、旅芸人だった「お小夜」と「与三松」の再婚には、死ぬまで徹底的に反対していたらしい。少しずつ「獄門島」の人間関係が分かり始めてきた三日目、「千万太」の通夜の日に、第一の殺人事件が起来てしまう。果たして、「金田一耕助」は、この難事件を解決する事が出来るのか
★キャスティング
- 金田一耕助:石坂浩二さん
- 勝野 :司葉子さん
- 鬼頭早苗 :大原麗子さん
- お小夜 :草笛光子さん
- 分鬼頭巴 :太地喜和子さん
- お七 :坂口良子さん
- 鬼頭月代 :浅野ゆう子さん
- 等々力警部:加藤武さん
- 分鬼頭儀兵衛:大滝秀治さん
- 漢方医幸庵:松村達雄さん
- 清水巡査 :上條恒彦さん
- 鵜飼章三 :ピーターさん
- 鬼頭嘉右衛門:東野英治郎さん
★ウサギの感想
色褪せない至極のミステリー
「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」に続いて、「横溝正史」さんのミステリー小説を「石坂浩二」さん主演で映画化した作品で、以降、面々と受け継がれていく「金田一耕助」役の元祖と言っても過言ではない作品。原作をプロットしつつも、オリジナリティを脚本に織り交ぜているところが、公開当時の視聴者にも新鮮に感じさせたのではないでしょうか?
「金田一耕助」シリーズは、主人公「金田一耕助」が事件に巻き込まれていくスタイルで構成されることが多く、今回は、封建的な古い因習の中、「本鬼頭」と「分鬼頭」が対立する「獄門島」で連続殺人事件にまきこまれていきます。この流れは、後の「浅見光彦シリーズ」等にも影響をあたえたのではないかと勝手にウサギは想像しています。ある意味「水戸黄門」の様にパターン化しているとも言えると思います。
46年前に公開された「ミステリー映画」ですが、今見ても「色あせない」のは、その時の技術や内容が脈々と受け継がれてきて、その影響を受けた「後世のミステリー映画」をウサギたちが見てきたからかもしれませんね。機会があったら是非、見て頂きたいです。
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