今宵も元気なウサギです!
昨年末に読んだ小説でシェアできていなかった1冊をシェアさせて頂きます。
★か「」く「」し「」ご「」と「
★紹介(あらすじ含む)
同じ高校に通う5人の男女。それぞれが「特殊能力」を持っており、各章ごとに主人公となる高校生によって視点が変わる物語。1章目の主人公「京」は、相手の頭の上に「!」や「?」といった記号が見える事で、相手の感情がわかる特殊能力。2章目の「ミッキー」は、相手の胸のあたりにシーソーが見える事で、相手の感情の浮き沈みが分かる特殊能力。3章目「パラ」は、相手の鼓動の速さを数字で見る事で、相手の状況が分かる特殊能力。4章目の「ヅカ」は、相手の頭の上にトランプの記号が見える事で、喜怒哀楽が分かる特殊能力。5章目の「エル」は相手の頭の上に矢印が見える事で、相手の感情の性質がわかる特殊能力。SF的な要素が多分にありながらも物語の中の高校生たちの「もどかしい想い」が自然に伝わってくる青春小説。
★ウサギの感想
甘酸っぱい青春。時間を遡りたくなりました
5章で、5人の高校生が「ひそかな想い」をもって日常を過ごしているのですが、「特殊能力」によって、「ひそかな想い」≒「かくしごと」に近づきながらも答えにたどり着けないような「もどかしい想い」が、なんとも言えない甘酸っぱい気持ちにさせてくれました。思わず青春時代に戻りたくなってしまう物語。「昔はこんな風だったかな」って大人になってしまった自分が「社会に染まってしまったのでは」と思えるくらいノスタルジックになれました。「住野よる」さんの作品の中でも一番好きな一冊になりそうです!
おすすめ(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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