今宵も元気なウサギです!
明日から連休、「読書」と「映画」と「散歩」に明け狂う予定です。洗濯等の最小限の家事をしながら(笑)
そんな最初に紹介したいのはこちら!
★風の中のマリア(著者:百田尚樹さん)
★あらすじ
主人公「マリア」は、晩夏に生まれたオオスズメバチ。姉から育てられて羽化をした現在、自らの育った帝国、姉妹や女王蜂のため、恋もせず、必死に戦い続ける物語。他の生物との関わりの中で、生物は子孫を残すことが目的であり、子孫を残さず、帝国のために働く「マリア」は変わった存在であることを聞く事になるが、それが自らの運命と気にすることはなかった。ある時、オスバチの「ヴェーヴァルト」と出会って恋をするとともに、新たな女王蜂の育成や自らの役割を教えられる。姉との会話の中で妹たちを育てる役目を再認識し、帝国の維持のために最期の最期まで邁進する「マリア」の生涯の記憶。
★感想
オオスズメバチに「感情」があったら…。そんな風に思えて仕方がない物語。それは、人間の物差しで「オオスズメバチの生涯」を考えてしまうからなのでしょうか?毎年、初夏が訪れるとともに、蜂を目にすると、この物語を想いだしてしまうのですから、まんまと著者の思惑(掌の上)に乗せられてしまってますね(笑)
そして、毎回、とても不思議な想いを抱かされる物語です。
人間も「生き物」ですから、アプローチは違えど「命を紡いでいく」っていう部分では同じ熱量を感じます。あらためて、「感情があるか?ないか?」で、こんなに「とらえ方」が違うのか?と思わされますよ。この感覚は、「永遠の0」の中の「世論」と同じくらい違和感を抱かせます。「感情があるのに無くさなければならない世界だから…。」
矛盾に気づきたい方にお勧めの物語です!
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