【映画の世界】億男（2018年10月公開）: 夢みるウサギの散歩道

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2021年05月16日

【映画の世界】億男（2018年10月公開）

こんばんは！

最近、肩こりがひどいウサギです

人との接触を少なくするため、マッサージにも行けず、自力で対応中です(笑)。さて、休みといえば【映画の世界】。U-NEXTさんも最近、新しくUPしている新作＆旧作のペースが良い感じなんですよ！そんな中、ウサギがチョイスしたのはコレ！【貯蓄生活】にもつながるかも？って欲張った選択だよね

★億男（2018年10月公開）

原作は、映画プロデューサーで小説家の川村元気による長編小説。2014年10月刊行。
56万部を売上。また、2017年に「オトバンク」にて、オーディオブックにもなっています。

★あらすじ

主人公「一男」は、まじめで人が良い普通の社会人。兄の借金の保証人（肩代わり）をしたことで、妻とは別居し家族がバラバラになってしまっていた。借金返済のために昼は図書館司書、夜はパン工場と掛け持ちで働いていた。そんなある日、「一男」は3億円の宝くじが当選し億万長者となり、借金返済に夢膨らますが、ネットを覗くと大金を手にした人の悲劇ばかりが目につく。不安に駆られた「一男」は、大富豪となった学生時代の友人「九十九」のもとを訪ねる。15年ぶりの親友との再会に「一男」はすっかり酒に酔っていてぐっすりと寝てしまっていた。酔いつぶれた「一男」が目を覚ますと「九十九」は3億円とともに姿を消していた。物語はここから始まり、ゆっくりと「加速」していく…。
「一男」は「九十九」の行方を追いながら、大金をめぐり家族や友情のあり方を探していくが…。
★キャスティング

主人公：大倉一男役（佐藤健さん）
主人公の妻：大倉万左子役（黒木華さん）
主人公の親友：古河九十九役（高橋一生さん）
前半のナビ：あかり役（池田エライザさん）
九十九の元同僚：百瀬栄一役（北村一輝さん）
九十九の元同僚：千住清人役（藤原竜也さん）
九十九の元同僚：安田十和子役（沢尻エリカさん）

★感想

「お金に振り回される」って事を、あらためて自覚させられた物語。「お金」自身の外形や数値、重さは変わらないのに、「人の持つ欲」によって、その価値は「０」にも「無限大」にもなって、私たちの暮らしを脅かす。まるで「麻薬のようなもの」なのかもしれません。原作が世に出た2014年は、「もの」から「こと」へが、じわじわとひろまりつつあった時期だと振り返るウサギ。「ものの豊かさ」の象徴が「お金」と考えれば、「ことの豊かさ」は「こころの余裕」と置き換える事も出来るので、時代の転換期を見事に残した物語とも言えるのではないでしょうか？物語の中で何度もでてくる「モロッコ旅行」の映像は、大自然にこころがつながるような印象を受け、一瞬「お金」という概念を忘れさせてくれます。豪華俳優陣で練り上げた「お金」にまつわる話。皆さんも機会があれば、その「終焉」を自分と照らし合わせてみるのも良いかもしれません。

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