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2024年02月29日

「わすれものの魔法」

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むかしむかし、小さな村に、心優しい男の子トモと、ペットのコロが住んでいました。

トモとコロは、毎日一緒に森で遊び、そこで新しい友達を作ったり、不思議な生き物に出会ったりしました。森は彼らにとって冒険の宝庫でした。

ある日、彼らは散歩中にキラキラ光る何かを見つけました。それは、とてもきれいなハンカチでした。

『誰かが落としたのかな』『持ち主は誰かなぁ?!』とトモは言いました。
コロはクンクンと匂いを嗅いでいました。

トモとコロは、協力してハンカチの持ち主を探し始めました。彼らは村中を回り、尋ねまわりました。

やがて、村で一番長生きのおばあちゃんのところへいくと、コロが「ワン」と鳴きました。
ハンカチはユキおばあさんのものでした。

『まぁ!これは私の大切なハンカチなの。探していたの。見つけてくれてありがとう、トモちゃん』
ユキおばあさんは嬉しそうに言いました。

このハンカチは、大切な人からもらったプレゼントだったのです。

ユキおばあさんは、ハンカチのお礼に、トモとコロにお茶とお菓子でもてなしました。

『ありがとうね。助け合うことの大切さをこれからも忘れないでね』おばあさんが優しく話しました。

それからというもの、トモとコロはいつも協力して助け合いながら暮らしました。

おしまい。


2024年02月28日

お母さんの魔法のことば

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むかしむかし、小さな村に、優しいお母さんと、4歳のつばさちゃんが住んでいました。

お母さんはいつもつばさちゃんに
『ありがとう』『ごめんね』『大好きだよ』
と、魔法のようなことばをかけていました。

つばさちゃんはお母さんのことばを聞くと、いつも心が温かくなりました。

「ある日、つばさちゃんは友達と遊んでいて、うっかり友達のおもちゃを壊してしまいました。


友達が悲しそうにしていると、つばさちゃんはお母さんがいつも言っていた『ごめんね』を思い出しました。


つばさちゃんは勇気を出して、友達に『ごめんね』と言いました。
すると、友達の顔に少しずつ笑顔が戻ってきました。

その夜、つばさちゃんはお母さんに今日あったことを話しました。
お母さんは優しくつばさちゃんを抱きしめて『よくできたね』とほめてくれました。

お母さんは言いました
『ことばには魔法の力があるんだよ。優しいことばは、人を幸せにする力があるんだよ』」

その日から、つばさちゃんはお母さんから学んだ魔法のようなことばを、みんなに伝えるようになりました。

『ありがとう』『ごめんね』『大好きだよ』
村中に魔法のような優しいことばが広がっていきました。
そして、みんながもっと幸せになったのです。

おしまい。

2024年02月27日

「森の中の小さなラブソング」

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「森の中の小さなラブソング」

もうすぐ夏が終わるある暑い日に、こうくんはお父さんと一緒にお庭で遊んでいました。

こうくんはお父さんに、ふと不満そうに言いました。
『ねぇねぇ、どうしてあんなにセミはミーンミーンてうるさいの?』

「お父さんは優しく微笑みながら言いました。
『セミたちはね、自分の大切な声を使って、特別な誰かに自分の気持ちを届けようとしているんだよ。』

こうくんは疑問に思いました。
『特別な誰かって?』

『セミたちは、自分の大切な人を見つけるために、一生懸命、声を出しているんだよ。
それが、人間にはミーンミーンと聞こえるんだよ』
とお父さんは説明しました。

お父さんは続けて言いました。
『すずむしも同じだよ。リーンリーンと綺麗な声で、自分の大切な人を探しているんだ。』

こうくんが不思議そうに聞き返しました。
『虫さんたちもおしゃべりしてるの??』

『そうだよ。虫さんたちも人間と同じで、大切な人と一緒にいたいんだ。
ぼくはここにいるよーって叫んでるんだよ。
だから虫さんの声にも特別な意味があるんだよ』
と、お父さんは言いました。

「そうなんだ。虫さんたちもしゃべってるんだ。」
その話を聞いた後のこうくんは、今までうるさかった虫の鳴き声が、不思議とうるさくなくなっていました。

それ以降、こうくんは、虫さんたちも人間と同じように一生懸命生きていることを知り、虫さんたちの声が大好きになりました。

おしまい。


2024年02月26日

雨のひみつ

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むかしむかし、ある村で、ちいちゃんはお外で遊ぶのを楽しみにしていました。
しばらくすると、空が急に暗くなり、『ぴちゃぴちゃ、ぽたぽた』と雨が降り始めました。

ちいちゃんは窓の外を見て、雨にがっかりしました。
『もう外で遊べないや』と悲しくなりました。

でもその時、カエルくんが『けろけろ、雨が降ってうれしいな!』
と、言いながら飛び跳ねているのを見ました。

カタツムリくんも『ヌルヌル、雨はだーいすき。ゆっくり歩くのにちょうどいいんだ』
と、おうちを背負ってニコニコしていました。

ちいちゃんは不思議に思いました。
『雨が降るとうれしいの??』
と、カエルくんとカタツムリくんに聞きました。

『うん!うれしいよ!植物さんに水をあげられるし、僕たちはいっぱいお水が必要なんだよ』とカエルくんが答えました。

そこでちいちゃんは、カエルくんとカタツムリくんをずっと見ていました。
『ぴちゃぴちゃ、ぽたぽた』と雨の中、カエルさんたちはお水を飲んだり体をキレイにしたり、い〜っぱい遊んだりしていました。

ちいちゃんはそれを見てると嫌だった気持ちがどんどんなくなっていき、なんだか楽しくなってきました。

雨がやむと、美しい虹が空にかかりました。
『わあ、きれい!』ちいちゃんは虹に向かって手を振りました。

『雨は嫌だなぁと思っていたけど、雨の日も楽しいこといっぱいあるんだね!』
と、ちいちゃんは言いました。

おしまい

2024年02月25日

おうちへおかえり


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むかしむかし、ひろーい森のなかに、
こぐまのクマオがお母さんと一緒に暮らしていました。

クマオはお母さんと遊ぶのが大好きでしたが、一人で冒険することも夢見ていました。

ある日、クマオはお母さんに
『ちょっとだけ、ひとりで探検に行ってもいーい?』
と言いました。

お母さんは心配しながらも、
『いいんけど気をつけていくんだよ、そして夕方には帰ってくるんだよ』
と言いました。

次の日、クマオはわくわくしながらひとりで森を探検し始めました。
いろんな花や木、小動物たちに出会いました。

でも、遊んでいるうちに、道に迷ってしまいました。
夕方が近づき、クマオはおうちへの帰り方がわからなくなってしまったのです。

クマオは不安で泣きそうになりながらも、
お母さんの言葉を思い出し、『おうちに帰るんだ』
と自分に言い聞かせました。

すると、森の動物たちがこっちだよーと教えてくれて、
クマオのおうちのへ道を教えてくれました。

小鳥たちは空から道を見守り、リスさんたちもこっちだよと帰り道を教えてくれました。

やがて、クマオは遠くにおうちの明かりを見つけました。
『お母さん、僕、帰ってきたよ!』と叫びながら、一目散に駆け寄りました。

お母さんはクマオを抱きしめ、
『おかえり、クマオ。無事でよかったわ』と言いました。

クマオはお母さんと再び会えた喜びと安心感で泣いてしまいました。
「あらあら泣き虫さんだね」道案内してくれたみんなに御礼を言ったの?

「みんな帰り道を教えてくれてありがとう!!」
そう言うと動物さんたちは森へ帰っていきました。

「今日はねすっごい探検したんだよ!でも迷子になっちゃったの」

あらあら、これからはいきなり奥まで行ったらだめだよ。
ちゃんとお家にかえってこれるところまでだよ?

「うん!気を付けるね!」それからというもの、
クマオは道に迷わないように気を付けながら探検をするようになりました。

おしまい

2024年02月24日

ごめんなさいの魔法

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「ごめんなさいの魔法」

むかしむかし、いつもにぎやかで
仲良しの動物さんたちが公園で遊んでいました。

でも、ときどきみんなで遊んでいると、
うっかり友達を怒らせてしまうことがありました。

ある日、元気いっぱいのウサギくんが、
カメさんが遊んでいた紙ひこうきを踏んで壊してしまいました。

カメさんはとても悲しくなり泣いてしまいました。
ウサギくんも、自分のしたことに気づいて、悲しくなりました。

でもウサギくんは、どうしたらいいかわからずに、
賢いフクロウさんのところへ聞きにいきました。

フクロウさんは言いました。
『大切なのは、悪いことをしたら心から「ごめんなさい」と言うこと。
それが魔法のように心をほどいてくれるんだよ。』

ウサギくんは勇気を出して、
カメさんのところへ行き、
『ごめんなさい。僕のせいで紙飛行機を壊してしまってごめんなさい。』
と言いました。

カメさんはウサギくんが真剣にごめんなさいをしてくれているのを見て、
『ううんもういいよ、一緒に新しい紙ひこうきを作ってくれる?』と言いました。

うさぎくんは
「許してくれてありがと!うん!もっともっと大きな紙ひこうき作ろ!?」
そしてうさぎくんとかめさんは二人で力を合わせて
おっきなおっきな紙ひこうきを作りました。

うさぎくんがちゃんと謝ったことで
カメさんともっとも〜っと仲良くなりました。
「フクロウさん魔法の言葉を教えてくれてありがとう」
おしまい。

2024年02月23日

「ぴょんぴょん大冒険」 / 【読み聞かせ】【朗読】

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むかしむかしある村に、元気なウサギのコタロウが住んでいました。

コタロウは毎日ぴょんぴょん跳ねるのが大好きで、村の中を探検していました。

ある日、コタロウは『もっともっと大きな冒険をしたい!』と思いました。

そこで、コタロウは森の奥深くへぴょんぴょんと跳ねながら冒険にいくのでした。

森はとっても美しく、キレイなお花や珍しい動物さんたちがいましたが、時には迷ったり、ちょっとこわいこともありました。

でも、コタロウは勇気を出して進んでいったのでした。

冒険の途中で、困っているリスさんと出会いました。

「水が増えて川を渡れなくなったんだ」
「僕の背中にのりなよ」

そこでコタロウはリスさんを背中に乗せ、ぴょんぴょんと川を渡り始めました。

無事に川を渡り終えたとき、リスさんは『助けてくれてありがとう』と感謝しました。

コタロウはありがとうって言われるのが嬉しくて、森の中で困っている動物さんたちを見るたびに助けてあげました。

しばらくたって冒険から村に帰ると、なんとびっくり、村では食べ物が無くなりみんなお腹がぺこぺこでした。

「僕が森で食料をみつけてくるよ」と村のみんなに言い、コタロウは再び森に入っていきました。

森に入ってしばらくするとこの前助けたリスさんに出会いました。

事情を説明すると、仲間のリスさんたちにも声をかけてくれてたくさんの食べ物を集めてくれました

「コタロウさんこれは前助けてくれたお礼だよ。
あの時はありがとう。
コタロウさんが助けた動物さんたちみんなが手伝ってくれたよ」
とリスさんは言いました。

コタロウは「リスさん、みんなもありがとう。本当にありがとう」とリスさんに伝え急いで食べ物を持って帰りました

コタロウは村に着くと食べ物をみんなに分けてあげて言いました。
「リスさん達や森のみんなが助けてくれたの、もし今度森のみんなが困っていたら村のみんなも助けてあげてね」

それからというもの、村では困っている人がいたら助けてあげる心の優しい村になりました。

おしまい。



2024年02月22日

「ありがとうの魔法」

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むかしむかし、小さな村に、いつもニコニコ笑っているおばあちゃんが住んでいました。

おばあちゃんは、村の人々に『ありがとう』と言うことの大切さを教えていました。

ある日、おばあちゃんは、村の子どもたちを集めて、『ありがとう』の魔法について話し始めました。

『ありがとうと言うと、心が温かくなって、みーんな笑顔になるの』
おばあちゃんはにっこり笑いながら言いました。

子どもたちは、その言葉を試してみることにしました。
友達がボールを貸してくれた時、『ありがとう』と言ってみました。

すると、その友達も笑顔になり、二人で楽しく遊ぶことができました。

次の日、子どもたちは学校で先生に『ありがとう』と言ってみました。
先生もとても嬉しそうに笑いました。

村の中で『ありがとう』を言うようになると、みーんなに気持ちが広がっていきました。

まわりのみーんなが、ありがとうの気持ちを忘れずに、お互いを大切にするようになりました。

おばあちゃんの『ありがとう』の魔法は、村のみんなをもっと明るく、幸せな場所に変えました。

おしまい。



2024年02月21日

どうぶつのこえ、あててみよう!

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ここはわくわくどうぶつえん。
いろんなどうぶつさんたちがいるよ。
どうぶつさんたちのこえをあててみよう!

わんちゃんのこえはなにかな?
ブーブー?にゃーにゃー?

こたえはワンワン!

ねこちゃんのこえはなにかな?
モーモー?ピヨピヨ?

こたえはにゃーにゃー!

ひよこのこえはなにかな?
ガーガー?ワンワン?

こたえはーーピヨピヨ!

うしさんのこえはなにかな?
クワックワ?ブーブー?

こたえはーーーーモーモー!

ぶたさんのこえはなにかな?
ミャーミャー?ケロケロ?

こたえはーーブーブー!

かえるさんのこえはなにかな?
モーモー?ピヨピヨ?

こたえはケロケロ!

ねずみさんのこえはなにかな?
ワンワン?ミャーミャー?

こたえはチューチュー!

ふくろうのこえはどれかな?
モーモー?ケロケロ?

こたえはホーホー!

おさるさんのこえはなにかな?
ピヨピヨ?ブーブー?

こたえはーーーーキーキー

どうぶつさんたちのこえ、全部わかったかな??

またあそぼうね!



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2024年02月20日

「お月さまのおやすみ」

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むかしむかし、ある静かな村の上に、毎日きれいなお月さまが昇っていました。

村のみんなは、お月さまが出るとお庭でお月さまを眺めるのが大好きでした。

ある夜、ふくろうのフクちゃんが、『もう遅いよ。そろそろおやすみの時間だよ』と村の子どもたちに教えました。

でも子どもたちは、きれいなお月さまをもっと見たくて、なかなかお家に入ろうとしませんでした。

そこでお月さまは、優しい光を降り注ぎながら、『おやすみの魔法』をかけることにしました。

お月さまが光を強くすると、不思議なことに、子どもたちは次々に眠たくなってきました。

『ほら、おやすみの時間だよ』とフクちゃんが言うと、子どもたちはおうちに入り、お布団にくるまりました。

子どもたちが眠りにつくと、お月さまは優しく微笑みながら、『おやすみなさい、良い夢を』とささやきました。

その夜から、子どもたちは毎晩お月様におやすみなさいを言ってから眠るようになりました。」

そして村には、毎晩お月さまからの優しい『おやすみなさい』の魔法がかかり、みんなすやすや眠れるようになりました。おしまい。


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