2024年02月23日
「ぴょんぴょん大冒険」 / 【読み聞かせ】【朗読】
むかしむかしある村に、元気なウサギのコタロウが住んでいました。
コタロウは毎日ぴょんぴょん跳ねるのが大好きで、村の中を探検していました。
ある日、コタロウは『もっともっと大きな冒険をしたい!』と思いました。
そこで、コタロウは森の奥深くへぴょんぴょんと跳ねながら冒険にいくのでした。
森はとっても美しく、キレイなお花や珍しい動物さんたちがいましたが、時には迷ったり、ちょっとこわいこともありました。
でも、コタロウは勇気を出して進んでいったのでした。
冒険の途中で、困っているリスさんと出会いました。
「水が増えて川を渡れなくなったんだ」
「僕の背中にのりなよ」
そこでコタロウはリスさんを背中に乗せ、ぴょんぴょんと川を渡り始めました。
無事に川を渡り終えたとき、リスさんは『助けてくれてありがとう』と感謝しました。
コタロウはありがとうって言われるのが嬉しくて、森の中で困っている動物さんたちを見るたびに助けてあげました。
しばらくたって冒険から村に帰ると、なんとびっくり、村では食べ物が無くなりみんなお腹がぺこぺこでした。
「僕が森で食料をみつけてくるよ」と村のみんなに言い、コタロウは再び森に入っていきました。
森に入ってしばらくするとこの前助けたリスさんに出会いました。
事情を説明すると、仲間のリスさんたちにも声をかけてくれてたくさんの食べ物を集めてくれました
「コタロウさんこれは前助けてくれたお礼だよ。
あの時はありがとう。
コタロウさんが助けた動物さんたちみんなが手伝ってくれたよ」
とリスさんは言いました。
コタロウは「リスさん、みんなもありがとう。本当にありがとう」とリスさんに伝え急いで食べ物を持って帰りました
コタロウは村に着くと食べ物をみんなに分けてあげて言いました。
「リスさん達や森のみんなが助けてくれたの、もし今度森のみんなが困っていたら村のみんなも助けてあげてね」
それからというもの、村では困っている人がいたら助けてあげる心の優しい村になりました。
おしまい。
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