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2017年06月24日

パレイドリアテストで [見える] 脳科学的な原因

幻視や錯視が起こる時
視覚情報は
正常に入力され、
処理されています。

しかし、
その情報を
統合するときに
障害が起こっていると
考えられています。



目で見たものを処理するのは
主に脳の後ろの部分
後頭葉が担っています。

次いで
後頭葉からの視覚情報は
頭頂葉のあたりにある
方向感覚や空間情報と統合され
イメージとして形成されます。




つまり
幻視や錯視の起こるのは
後頭葉から頭頂葉の
ネットワークが
うまくいっていない可能性があります。



レビー小体型認知症の患者さんの
脳内には
びっしりとレビー小体と呼ばれる
小さな塊ができています。

この塊のある場所が
まさに
後頭葉から頭頂葉に
見られます。


この場所に
異常な塊が認められるのは
レビー小体型認知症の特徴です。

同じレビー小体病の
パーキンソン病では
認められません。

ただ、
脳の最大の特徴は
可塑性です。

一瞬一瞬に
ネットワークや状態が
変化しているのです。

ということは
日々の生活から
脳の後頭葉、頭頂葉のネットワークも
改善できるということです。




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