2020年02月24日
キューバでの新コロナウイルス感染者ゼロが続く 公共保健省が発表
キューバは、中国で検出された新コロナウイルスの国内への侵入を防ぐ目的で、国境での衛生統制と検疫対策を強化している
Cubadebate、2020年2月24日、ACN
すでに30か国に影響を及ぼしているコロナウイルスについてキューバは、疑わしい例も感染事例もない状態が継続している、と公共保健省(MINSAP)の高官たちが記者団に語った。
MINSAPの疫学局長フランシスコ・ドゥラン・ガルシア医師は、人から人にうつる伝染病であるCovid-19(新コロナウイルスにつけられた名称)の専門診断をキューバはペドロ・コウリ熱帯医学研究所でおこなっている、と強調した。
局長はまた、キューバはMINSAPと市民防衛隊が指揮し中央政府の各組織も参加している省庁間対策計画によって新コロナウイルスの侵入の危険を最小化するため、国境での厳しい検疫と衛生統制を維持している、と繰り返した。
キューバは中国、日本、韓国から来る人びとを隔離する計画はとっておらず、その専門診断はコロナウイルスに特徴的な症状を示し、かつ中国を訪問したことのある人びとに対して行っている、と局長は述べた。
中国から到着した旅行者はデジタル体温計を通過し、たとえ熱やその他の症状がなくても、監視の継続を保証するために、そのファミリードクターに連絡する、と局長は説明した。
観光省や税関当局の労働者には、どのように対応すべきか、何の数値を測り、どのように介護し、他の人びとをどのように保護するか、を知るために保健従事者の訓練がおこなわれており、また、民宿やホテルの担当者の訓練が続けられ、症状のない人びとには14日間医療施設で監視がなされる、と局長は強調した。
国際的状況について、MINSAP本部の健康監視局長ロレンソ・ソマリーバ医師は、先週末のデータによると、世界ではこの新コロナウイルスによって7万9360人が感染し、2618人が死亡しており、死亡率は3.2%である、と説明した。
中国だけで、感染者は7万7281人、死者は2588人を数える、とソマリーバ局長は述べた。
MINSAP国際衛生管理部長のカルメロ・トルヒージョ医師は、国境での行き来は増え続けており、いかなる国からの旅行者に対しても制限はない、と語った。
国境レベルでの訓練は、税関および移民局などのすべての労働者に対して実施されている。
コロナウイルス感染者が発生している国から来る旅行者や、何らかの呼吸器症状がある場合は、ファミリードクターの元に出向かなければならない、とトリヒージョ部長は強調した。
医学情報センター所長のジェアナ・アルフォンソ女医は、近々Infomed(同センターのサイト)で公開されるアプリケーションによって、保健従事者や一般市民は携帯端末から、今回の呼吸器ウイルスの新たな世界的流行に関する情報を得続けることができる、と発表した。
キューバTV(2020年2月24日)
MINSAP afirma que Cuba continúa sin reportes de casos del Coronavirus
http://www.cubadebate.cu/noticias/2020/02/24/minsap-afirma-que-cuba-continua-sin-reportes-de-casos-del-coronavirus/#.XlUmxGj7TIU
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