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2015年05月04日

パドリング時の体重移動について。

今日は久しぶりに(1年くらいぶりかな?)元生徒さんと海に。

1年も経てば当然上達はしています。

テイクオフ時にむやみに漕がないことというのは以前も書きました。

今日の元生徒さんは、当然この漕がないということを実践しているので、以前よりもテイクオフのスピードは早くなっていました。

ですが、私が見ていて”もっと早くなるな!”っと思ったんです。

それは何故かというと、パドリングで漕がないのは合っているのですが、漕がなくても体重移動を極端にしてしまうと遅れるんです。

その生徒さんはどうしても前かがみになってしまいます。

今では昔に比べて乗れる本数も格段にアップして、一日乗りまくって帰っていくのですが、それでもまだまだ上達する為の伸びしろが十分あるなと思いました。

今日その生徒さんに教えたことは、

@もう少し早くテイクオフできるから、若干沖側からパドリング開始する事。

A板を水平の状態を維持するようにして波に押されること。

B波に押されているのをいち早く察知して、テイクオフにどのくらいパドリングのアシストが必要かを判断すること。

の3点でした。

なんだか言葉にするとものすごく難しい様に思えるかもしれませんが、私の生徒さんなら簡単です。

で、この項目を生徒さんに試してもらったところ…

なんと1発でメイク!

今日は波も腹くらいでワイド気味だったので、普通の方ならいち早く乗ろうと力いっぱい漕いで、テイクオフで足が着くときにはボトムに居てどうしようも動けない状態になる傾向がありました。

実際にある程度乗れる方でもテイクオフが完了した時点でボトムにいる方がほとんどです。

その生徒さんは1発でトップからテイクオフしました。

後ろから見ていて、テイクオフ時にお尻が見えているくらいでしたよ。

当然そんなスモールウエーブですから、トップから一回降りただけでスピードは付きます。

ワンターンで3mほど移動できていました。

この時に一番意識して欲しいところは、Aの板を水平に保つ事です。

波というのは後ろから上へ持ち上げる力を持って近づいてきます。

その時に良く”板を波の面に合わせる”という方が居ます。

これでは、波が後ろからあなたのボードを上に持ち上げようとしている時に波の面にボードを合わせてノーズを下げる動きをすると、波の力が使えないんです。

せっかく持ち上げてくれるタイミングなのに、自分から後ろの体重を抜いてしまうわけですから。

この動き、板を水平に保つということを意識して、次の動画を見て下さい。



さてテイクオフ時に板の面と波の面が合っていますか?

実際には波の速度プラスちょっとのスピードがあれば波には乗れるんです。

で出来るだけ波から離れないように、波とのスピードを調整するんですね。

でもコレを自力だけでやろうとするから思いっきり漕がないといけなくなるんですよ。

一流プロは波の力を100%使って、足りない分だけパドリングします。

これは難しいい事ではなくて、誰でも波の押す力を感じていれば出来る事なんです。

ただ、皆さん思いっきり漕いでいるので感じないだけなんですね。

今日はこの3項目を理解して、テイクオフ時に体重移動を出来るだけしなくても良いんだという事を理解してください。


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