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2016年09月20日
グラスホッパー(2015)
伊坂幸太郎の原作小説の映画化です。「グラスホッパー」
それにしても伊坂幸太郎の映画化って本当に多いですね。何冊か読んだことはありますが、
映像化が難しい展開を映画化の際にはかなり変更していることもあるようです。
調べたかぎりでは10冊以上は映画化されていますね!もう出版の時点で決まっているんだろうな〜。
権利とか契約のことなど、様々なことがきっと・・・
今回の「グラスホッパー」ですが、原作は未読でございます。
映画の内容のみの感想になりますので、原作では良かった点もあるのかもしれませんが、
あくまで映画だけで受けた感想になります!
映画の紹介が「巻き込まれ型エンターテインメント」と書いてあるが・・・不謹慎?
まず映画の冒頭なんですが・・・
ハロウィンで盛り上がる渋谷の交差点に暴走車が突っ込んできて、人々が巻き込まれます。
ここのシーンは映像が凄いとかではなく、実際にそういう事件が多いために、観ているこちらの
嫌悪感から生まれる「酷い・・・」って感情ですね。
おそらく作り手も観客がそういう気持ちになることを承知で作っているので、まずこんな事件の
原因があるのなら(この映画ではある組織が関わっている)、それらは絶対に最後には滅んでいないと
ダメだと思います。それは実際にある事件を「ある意味利用した」ことによる当然の義務だからです。
脱法ドラッグによる暴走車の事件を冒頭で描くことで、それくらいの覚悟はあるのか?とおっさんは
勝手にハードルを上げてます。
「巻き込まれ型」っていうのは主人公のことなんでしょうけど、おっさんはどうしても暴走車の
方を「巻き込まれ」と考えてしまい、勝手に不謹慎な映画だな〜と思ってしまいます。
それは置いといて、映画はどうだったのか?
結論から言うと、その組織は壊滅しました。ただ誰もドラッグがどうこうではなく、一人は暴走車に恋人を
殺された復讐のため、一人は組織に狙われた殺し屋、一人はその殺し屋に相棒を殺された殺し屋・・・
などでして。要するによくある展開の関係なかった人間が最後の舞台で出くわすという王道展開です。
これはそうあって欲しいと思っていたので、良かったです。巨悪には勝てないって展開ではなかったのは
良かったですね。正直に言うと、一般の力で勝ったわけではないので、少し不満はありますが。
そしてラストに実は主人公の行動は別の組織によって仕組まれていたと判明するんですが、
これがまた酷い!なんというかこれで驚く人っているのでしょうか?
小説はどうかは分かりませんが、文章で書かれている以上は文字で表現しなくてはいけないので、
誰かのセリフや説明が多くなるのは普通だと思うんですが、映画でそれをやると本当に酷いことに。
あの時こうだった。実はこうだった。これはこうだった。あれはこうだった・・・これを全部セリフで説明
するんですよ!これは観客の理解力を信じていないからなのでしょうか?
全て映像だけで表現できるのに、いちいち登場人物に説明させるために、演技が下手な人が
無駄に長いセリフを喋るので、どんどん映画のクオリティが下がっていくんですよね・・・
またアクションもどっかで見たシーンが多く、ジャニーズの子が頑張っていますが、
こんなので喜んだり驚くのってファンだけなんじゃないでしょうか?
生田斗真、浅野忠信、山田涼介が3人の主人公を演じており、そこに菜々緒、村上淳などが
脇役で出演しております。
なんか色々と書いてみたかったのですが、文句が多くなってしまいそうなので止めておきます。
良かった点は山田涼介と村上淳の相棒感がちょっと良かったことぐらいですね。
生田斗真は今回は魅力0じゃないでしょうか?彼の主演映画はかなり観ておりますが、
今回は新境地とかそんなことではなく、ただただ平凡なキャラクターだった気がします。
浅野忠信は・・・うーん・・・お小遣い稼ぎかしら?何だったのか?
予告で「抜け出せるか?」って書いてあるんですが、自分から飛び込んでいるんですよねw
10点中・・・5点!
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2016年09月18日
話題のVRが既に登場していた? ディスクロージャー(1994)
マイケル・ダグラスとデミ・ムーアが共演した企業サスペンス映画です。
テーマは逆セクハラでして、セクハラに逆もないだろ?と言いたくなりますが、
当時は女性からのセクハラというのがセンセーショナルな風潮だったんですよね。
原作はマイケル・クライトン。
彼の小説は本当に面白いです!「ジュラシック・パーク」の原作者としても有名ですが、
スピルバーグが作った映画は観ていても、原作本は読んでいない方は多いのでは?
彼の作る世界にはとてもリアリティがあり、上手く説明出来ませんが、「企業」を描くのが
上手い!そんな気がします。 どれくらいの社員がいて、経営方法は、商品は、などなどの
「企業力」をきちんと作りこんでいるので、読んでいるこちらもスムーズに物語に入れるんだと
思います。
今回の「ディスクロージャー」で登場する企業は2016年何かと話題になっている「VR」を
開発し、発売間近ということになっている会社として登場します。
1994年の映画なんですが、やっと時代が追い付いたんですね♪
「VR」の描写も現在とほぼ変わらず、他にも「クラウド」的な物もあり、久々に鑑賞したのですが、
当時はSFなんて思っていたシーンが現在では普通のシーンというのが面白かったです。
戻って私を抱きなさい!
肝心の内容なんですが、もうデミ・ムーアの迫力のみですね・・・
なんか彼女の勝気なイメージそのままで登場するので、なんか爆笑しちゃいます。
マイケル・ダグラスも被害者みたいな描かれ方ですが、わりとギリギリまで流されていたので、
あまり感情移入できないです・・・
彼の奥さんが一番の人格者な気がします。これは観ていただいて判断していただきたいです。
当時は気付かなかったのですが、音楽をエンニオ・モリコーネが手掛けていたんですね!
いや〜彼のパワーには本当に頭が下がります。
もう一度言うわ!戻って私を抱きなさい!
行かんわ!
10点中・・・6点!
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