まやかしの様な恋
嘘まみれな恋に
時が刻まれるごとに
安心するような恋。
色々な恋があって
心が引き裂かれるような思いもしたし
嘘ばかりで
飽きれる恋もした。
ただのアクセサリー感覚で扱われる恋もしたし
10歳年が離れていても
100円単位まで割り勘だった
しっかり
最後の最後まで割り勘。
思えば
いい男
この人と結婚出来たらいいな
と思った人は
付き合ってきた中にはいないかな。
別れて正解だった
この年になっても
人生ゲーム
間違えてなかった。
好きだな
と思う人は
一生懸命仕事をしていて
でも
毎日連絡
(おはようなど笑)
くれて
初めて会ったときから違うな
と感じていた。
今までも
車で食事に行く事は
色々な人と会ったけれど
家の前まで送る
と言ってきかなかったから
正直に
母に怒られるから
と言えば
しぶしぶ
近くの広い通りでおしてくれた
多分遠くで見てくれていたと思う
こんな人初めてだな〜
そう感じた。
今までいろいろな方と食事に行ったけど
みんな
ここで下ろして
というと
素直に下ろして
私は見送って
終わり。
2回目かな？
食事の際には
唐揚げか何かについていた
生野菜を(つまです)
お鍋に入れようとして
私に聞いてきて
それなら私が食べるよ
と手を出すと
暫く考えて
自分でかっ込んでいた。
不思議に気になり
後々
食中毒が怖かったんだな。
そう感じた。
いつも
他の人なら
喜んで私に食べさせる
そんな人ばかりだった。
いい人だな。
でも
そんな素敵な人が
私の事を好きになるわけがない。
3回目
私がお金を出し
最後のご飯にしよう。
私からの提案だった。
ミナミで
私たちは歩きながら適当に店を決め
お会計の時
私が払うと何度も言ったのに
彼が出した
(でも金額にびっくりしていた。)
こんな素敵な人が
私のことを好きになるはずがない。
そう私は再度思った。
私たちは帰って行った。
大事にされていることが
初めて実感できる人が
彼だった。
でも
それからでも
連絡は毎日取り合った。
私が朝おはようなど
色々短めのメッセージに
ツイッターの記事だったり
写真だったり
音楽だったり
私は
もう振られたんだからと
父が亡くなって
仕事を20年働くつもりです
と
面接で告げて。
独身でいる覚悟を決めた。
何度、思い返しても
私を雑に扱わなかったのは
彼だけだったな。
皆、私を簡単に捨てていったのに
簡単に
また元に戻れると思っている。
傷つけるだけ傷つけて
また、戻ってくるのが
なんか自分が情けなくって。
簡単にポイってされていく自分が
もう私には結婚どころか恋も難しいのだろうな
そう感じて
介護で20年働くつもりだった。
今もまだ
彼とのやり取りは続いている
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