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2023年04月29日

帰ってきたウルトラマンの戦闘力についての考察

今回は、前回話した帰ってきたウルトラマンの主人公「ウルトラマンジャック」の戦闘力について個人的な感想を交えつつ考察してみたいと思います。
最近のジャックの戦闘スタイルはウルトラブレスレットを巧みに使用した武器の名手として知られていますが、ブレスレットの初登場回は18話で、ジャック自身の力で撃退した強敵は多くいます。
まずキングザウルス3世はバリアに苦戦し1度は敗北しましたが、特訓の末に流星キックを習得、バリアの無い真上からの攻撃で角を破壊してバリアを攻略し、スペシュウム光線で倒しています。
又、シーモンスとシーゴラスとの戦いでは、シーゴラスの発生させた大津波をウルトラバーリアで押し返しています、ただ力を使い果たしてしまい一時退却します。2度目の戦いでは竜巻を再び消し去り、MATの援護により、2体を撃退しています。
テロチルスは悪島というテロチルス側のテリトリーでの戦いであり、スペシュウム光線を耐える耐久力、相手の得意な空中戦の上で目潰しを受けての敗北でした。東京を舞台にした2戦目では終始優勢で、飛び立とうとしたところを地面に叩きつけてテロチルスを倒しています。
更にプリズ魔との戦いでは初戦は相手の超能力で手も足も出ずに、あわや光に変えられて吸収されかける事態に、ただ朝が来たためプリズ魔が姿を消したことで事無きを得ます。そして、MATによる『フリーザー作戦』が決行されますが後一歩完全に凍結させるに至らない状況で、ジャックは自ら縮小化してプリズ魔の体内へと飛び込みます。冷却弾により外から冷やされている状況で、体内でジャックがスペシュウム光線を発射して体内温度を急上昇させたことで熱膨張が発生してプリズ魔は爆散、ジャックはギリギリの賭けに勝利したのでした。
これらの強敵以外にも、グドンとツインテール、ナックル星人とブラックキング、ゼットン2代目などをブレスレット無しで倒しています。
ジャックの強さはブレスレットを使いこなせるセンス、高い身体能力と特訓により得たフィジカルからなる格闘技、多彩な光線技や超能力でどれか1つでも欠けてしまえばその強さは発揮できないと考えられます。
又、メタ的な視点からブレスレットのチートを解説するならば、最早この一言に尽きると思います。それは、ズバリ「初代に被らない様にする為」です。前回も言った通り、帰ってきたウルトラマンの初期案は初代ウルトラマンが帰ってきたという設定だった為、見た目や必殺技がそっくりなんですが、別人にした為に被らない様に苦戦と特訓シーン等を盛り込み、更に最初は地球怪獣だけだったところに宇宙怪獣を中盤から出現させて、新武器を前主人公に届けさせるという演出をしたのではないかと思います。
まあ、私の勝手な想像ですが。初代と差別化しようとしてブレスレットの使用回数が必殺技の中で印象に残るほど多くなってしまったのかと思います。
因みにブレスレットの中で印象に残りやすいウルトラランスですが、帰ってきたウルトラマンの作中ではヤドカリン戦でヤドカリンの動きを封じるのに1度使われただけなんですよね。ウルトラマンオーブの主人公クレナイ・ガイは「その華麗な槍さばきで並み居る強敵を迎え撃ってきた」と言うが誰のことを言っているのか?
どうでしたでしょうか?今回のお話は。少しでも帰ってきたウルトラマンに興味を持って頂けたらと思います。
其れでは又いつか。

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