今回紹介するのはウルトラ戦士5番目の弟にして光線技の名手、ギロチン王子ことウルトラマンエースです。
出身はM78星雲で異次元人ヤプールと戦った戦士。
地球ではパン屋でパン配送車の運転手の北斗星司と看護師の南夕子に自身の命とウルトラリングを授けこう告げた「銀河連邦の一員たるを示すウルトラリングを今、お前たちに与えた。そのリングの光るとき、お前たちは私の与えた大いなる力を知るだろう」と。星司と夕子はウルトラリングが光る時、重ね合わせてウルトラマンエースとなる。
しかし、それもエース本編28話で月星人だった夕子が帰還し、同話終盤以降と後続作品では北斗単独で2つのウルトラリングを合わせる事により変身するようになっています。
二人がそれぞれ右手の中指に嵌めており、緊急事態には二人のリングの上部に埋め込まれている宝石が輝き、互いの名前を呼びあい駆け寄った後に右手を合わせる、もしくは握って「ウルトラタッチ!」と叫ぶ事で2人の間にまばゆい光が迸りウルトラマンエースへと変身する。
以上が基本の流れですが、第2話では二人がTACのオートバイに乗り、乗っているオートバイごと空中でタッチする「ライダータッチ」、第3話では脱出して空中にいる片方と手を合わせる「フライングタッチ」等、様々なパターンが存在します。
また、2人が同じ場所にいなくともモニター越しに手を合わせる事でも変身が可能で、第14話では超光速ミサイルNo.7に乗った北斗が司令室にいる南と画面越しに手を合わせて変身する事で、分離機能に不具合が発生したミサイルからの脱出に成功しています。
身体的特徴としては、額にあるのはビームランプではなくウルトラスターと呼ばれるエネルギー源であり、カラータイマーと並行して扱えます。
体の各所のデザインは当初の両性具有的な「性差を超えた完璧な超人」をイメージしており、観音像がモデル。耳は福耳かつイヤリング。その他騎士の兜=とさかなどのモデルがあるようです。
頭頂部の側面に空いた穴はウルトラホールと呼ばれ、太陽エネルギーやウルトラ兄弟のエネルギーを収束させる機能やエネルギーをコントロールする機能を持っていて、エースがウルトラ戦士の中でもずば抜けた必殺技の数を持つのは、ウルトラホールの力で通常のウルトラマン達と比べてエネルギーの収縮やコントロールに長けているからで、これを用いてウルトラ兄弟にウルトラサインを送る事も出来ます。
エースの敵である異次元人ヤプールの操る超獣は生体兵器で、『Z』で客演した際のエースの発言によれば、「どんな生き物も攻撃をされれば痛みと恐怖を覚えるが、超獣にそんなものは無い」との事で、痛覚や恐怖の感情が存在しない事が示唆されていて、動きが完全に止まるまで攻撃を続ける必要があるようです。
その為に宇宙警備隊としても確実に敵を撃破せしめる火力の高い技を持つ戦士は当時では必要不可欠で、様々な手で侵略活動を行うヤプール相手にはバリエーション豊富な必殺技が必須とされた。エースがジャックの後任として地球防衛を任命されたのは、このような理由があったからと推測されます。
又、変身時によく行う回転しながらのジャンプキックや敵の攻撃を側転で避ける場面などを見るに他の兄弟と比べてもその身体能力に遜色はなく、むしろドラゴリーの腹を(気合いを入れただけの)パンチで貫通するなど、パワーファイターとしての側面も併せ持っています。
それ以外にも生物兵器を相手にするだけあって相手の武器を利用した『武器返し戦法』という戦法も多用しています。
ファイヤー星人相手には炎の剣、バラバにはテリブルソードと鎌、ガマス相手には双槍を奪い取って近接武器や投擲武器に転用しています。
必殺技もギロチンシリーズをはじめ攻撃的な物を数多く習得しており、ある意味では相手を『倒す』ことに特化したウルトラマンと言えます。無論、メタリウム光線のような大技だけではなく、パンチレーザーやスラッシュ光線などの牽制技、エースバリヤーやストップリングといった補助的な技も幅広く、兄弟でも随一な応用力の高さは「超獣退治の専門家」という異名もつけら程。
如何だったでしょうか?
今回はウルトラマンエースについて簡単に紹介してみました。
次回もエースについて掘り下げていけたらと思います。
其れでは又何時か
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