2024年04月28日
十字に組んだ腕からキラリと煌く一撃必殺
今回はウルトラマンの必殺技のスペシウム光線についての小話をしたいと思います。
男の子であれば誰しも一度は真似した事があるだろう技。日本では仮面ライダーのライダーキック、アンパンマンのアンパンチに匹敵する知名度を誇っていると思われます。
初代ウルトラマンの代名詞的必殺技ですが、実はウルトラ戦士達にとっては基礎の技でそれを其々が自分でアレンジして自分の必殺技に発展させるのです。
その為殆どのウルトラ戦士がスペシウム光線を使用出来る様です。
実際、『ウルトラマンメビウス』では、エンペラ星人との最終決戦時に、ウルトラ戦士の光線技の威力を増幅する「スペシウム・リダブライザー」というメテオールが登場し、ウルトラ戦士の光線技には共通してスペシウムエネルギーが含まれていることが明かされたほか、『ウルトラ銀河伝説』ではモブのウルトラ戦士たちがスペシウム光線の撃ち方を練習をしているシーンや宇宙警備隊隊員が十字に組んで放つオーソドックスな光線技を使用しています。
しかし、一部の作品では、「誰でも習得可能である反面、元々威力の低い光線技だったが、ウルトラマンはこの技を極限まで磨き上げることで一撃必殺の光線技へと昇華させることに成功した」としているものもあります(パワードに至っては「メガ・スペシウム光線」と独自の名称を付けられるまでに威力を強化している)。
光の国出身のウルトラ戦士を中心に多くのヒーローが発射可能とされているスペシウム光線ですが、スーパーパワーウルトラ大解剖にてゾフィーの口から「ウルトラマンの洗練され尽くしたスペシウム光線は他者のそれとは比べ物にならないほど強力な威力を持っている」と明言されています。
原理としては、右手にマイナス、左手にプラスのエネルギーを集積させ、両手を交差させてスパークさせることで放つ(組む位置は作品によって微妙に異なる)。
この時左手首が標的側、右手首が顔面側に向いていることがポイントです。
荷電粒子砲に近く、レーザー(電磁波)の類ではない様子。しかし、『ウルトラマンSTORY0』では、これを始めウルトラ戦士たちの光線技が「光波熱線」と称されていたり、『ウルトラマンジード』内ではレムが光線技のことを「光子エネルギー」と表現するなどしているため、公式でもウルトラマンの光線技の原理についてはそこまで厳密に設定されているというわけではないようです。
命中すると50万度の高熱と、仕事率換算で50万馬力のエネルギーを持つ大爆発を起こす。
大伴昌司氏の解剖図鑑によれば有効射程は80mだそうですが、バルタン星人を地上から撃ち抜いた時やナックル星人の処刑船団と戦った時には数q先の標的を寸分違わず射抜いており、命中精度は非常に優れている。単純な射程のみをとっても、宇宙空間でUキラーザウルスと戦った際にウルトラセブンが「俺達の光線が地球に直撃してしまう」と危惧しているため数万kmはあるようです。
連射や長時間発射も可能で、アボラス戦では溶解発泡に苦戦しながらも3連射してアボラスを撃破、ジェロニモン戦では空中でプロペラのように回転しながら長時間発射し、毒羽根を焼き払いました。
ここまで説明したスペシウム光線ですが、必ずしも決め手になった訳では無く、アントラーやケムラー、キーラの体表には通じず。更に、明らかに燃えやすい筈のケロニア(別名吸血植物)にも効果なし、バルタン星人(二代目)との戦いではスペルゲン反射光で反射されています。
これらの敵に対しては科特隊が撃破することもあれば、ウルトラマンがトドメを担当する回ではスペシウムエネルギーを別の形(例・八つ裂き光輪)に変換する、サイコキネシスを使うなどの工夫で勝利していますが、ゼットンとの戦いでは吸収されたのちにゼットンファイナルビームとして倍返しされて大敗を喫しています。
しかし、敵を倒す以外の使い方として、レッドキングとの戦いでは岩を撃ち落とすためだけに使用したり、先に述べた通りジェロニモンの毒羽根を撃ち落としたり、Uキラーザウルスとの戦いでは右腕を切断、知将・メフィラス星人三代目との戦いでは光弾を撃ち落とし、ギガキマイラとの戦いではキングゲスラの口内に潜り込んで発射するなど部位攻撃や防御に用いる例もあります。
如何だったでしょうか?
初代の必殺技が後のシリーズの技より劣ることが多いですが、ウルトラマンのスペシウム光線は基本技だから後のシリーズの戦士の技に劣る事に設定的な説得力が出る上に、ウルトラマンは基本技を必殺技の域にまで昇華しているとウルトラマンの株まで上がる素晴らしい設定だと私は思いました。
其れでは又何時か
男の子であれば誰しも一度は真似した事があるだろう技。日本では仮面ライダーのライダーキック、アンパンマンのアンパンチに匹敵する知名度を誇っていると思われます。
初代ウルトラマンの代名詞的必殺技ですが、実はウルトラ戦士達にとっては基礎の技でそれを其々が自分でアレンジして自分の必殺技に発展させるのです。
その為殆どのウルトラ戦士がスペシウム光線を使用出来る様です。
実際、『ウルトラマンメビウス』では、エンペラ星人との最終決戦時に、ウルトラ戦士の光線技の威力を増幅する「スペシウム・リダブライザー」というメテオールが登場し、ウルトラ戦士の光線技には共通してスペシウムエネルギーが含まれていることが明かされたほか、『ウルトラ銀河伝説』ではモブのウルトラ戦士たちがスペシウム光線の撃ち方を練習をしているシーンや宇宙警備隊隊員が十字に組んで放つオーソドックスな光線技を使用しています。
しかし、一部の作品では、「誰でも習得可能である反面、元々威力の低い光線技だったが、ウルトラマンはこの技を極限まで磨き上げることで一撃必殺の光線技へと昇華させることに成功した」としているものもあります(パワードに至っては「メガ・スペシウム光線」と独自の名称を付けられるまでに威力を強化している)。
光の国出身のウルトラ戦士を中心に多くのヒーローが発射可能とされているスペシウム光線ですが、スーパーパワーウルトラ大解剖にてゾフィーの口から「ウルトラマンの洗練され尽くしたスペシウム光線は他者のそれとは比べ物にならないほど強力な威力を持っている」と明言されています。
原理としては、右手にマイナス、左手にプラスのエネルギーを集積させ、両手を交差させてスパークさせることで放つ(組む位置は作品によって微妙に異なる)。
この時左手首が標的側、右手首が顔面側に向いていることがポイントです。
荷電粒子砲に近く、レーザー(電磁波)の類ではない様子。しかし、『ウルトラマンSTORY0』では、これを始めウルトラ戦士たちの光線技が「光波熱線」と称されていたり、『ウルトラマンジード』内ではレムが光線技のことを「光子エネルギー」と表現するなどしているため、公式でもウルトラマンの光線技の原理についてはそこまで厳密に設定されているというわけではないようです。
命中すると50万度の高熱と、仕事率換算で50万馬力のエネルギーを持つ大爆発を起こす。
大伴昌司氏の解剖図鑑によれば有効射程は80mだそうですが、バルタン星人を地上から撃ち抜いた時やナックル星人の処刑船団と戦った時には数q先の標的を寸分違わず射抜いており、命中精度は非常に優れている。単純な射程のみをとっても、宇宙空間でUキラーザウルスと戦った際にウルトラセブンが「俺達の光線が地球に直撃してしまう」と危惧しているため数万kmはあるようです。
連射や長時間発射も可能で、アボラス戦では溶解発泡に苦戦しながらも3連射してアボラスを撃破、ジェロニモン戦では空中でプロペラのように回転しながら長時間発射し、毒羽根を焼き払いました。
ここまで説明したスペシウム光線ですが、必ずしも決め手になった訳では無く、アントラーやケムラー、キーラの体表には通じず。更に、明らかに燃えやすい筈のケロニア(別名吸血植物)にも効果なし、バルタン星人(二代目)との戦いではスペルゲン反射光で反射されています。
これらの敵に対しては科特隊が撃破することもあれば、ウルトラマンがトドメを担当する回ではスペシウムエネルギーを別の形(例・八つ裂き光輪)に変換する、サイコキネシスを使うなどの工夫で勝利していますが、ゼットンとの戦いでは吸収されたのちにゼットンファイナルビームとして倍返しされて大敗を喫しています。
しかし、敵を倒す以外の使い方として、レッドキングとの戦いでは岩を撃ち落とすためだけに使用したり、先に述べた通りジェロニモンの毒羽根を撃ち落としたり、Uキラーザウルスとの戦いでは右腕を切断、知将・メフィラス星人三代目との戦いでは光弾を撃ち落とし、ギガキマイラとの戦いではキングゲスラの口内に潜り込んで発射するなど部位攻撃や防御に用いる例もあります。
如何だったでしょうか?
初代の必殺技が後のシリーズの技より劣ることが多いですが、ウルトラマンのスペシウム光線は基本技だから後のシリーズの戦士の技に劣る事に設定的な説得力が出る上に、ウルトラマンは基本技を必殺技の域にまで昇華しているとウルトラマンの株まで上がる素晴らしい設定だと私は思いました。
其れでは又何時か
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