伊達の徒然なるままに

　我が家のペット、ジャパニーズスピッツのリリイが、5月29日午前10時頃、息を引き取った。
　私は、夜勤明けで、会社から帰ってきたのが、5月29日午前10時20分頃、1週間前からなんとなく体調を崩していたリリイ。いつも、ドッグフードを平らげていたリリイが、ここ3日ほど前からほとんど食欲が無くなり食べなくなった。便にも、血が混じっていた。下痢便。ここのところ、疲れているように思え、元気が無く、ハウスの中から出たがらない。
　5月29日午前10時20分頃、帰宅し、気になっていたリリイのハウスへ、「リリイ」と声をかけると、全く動かない。体を触ると少し暖かい。でも全く息をしていない。リリイが死んだ。たった今。
　リリイは、日本スピッツのメス、今年で8歳か9歳、今までたくさんの思い出をくれた。もともと、小学生の娘が、犬を飼いたいと言い出し、実際にペットショップに見にゆき、子供が選ぶはずだったが、私が、アイフルのコマーシャルのように、リリイを一目見て、一目惚れをして、この犬なら買ってやると子供に了承をもらい、買った私の思い入れのあるリリイが無くなった。
　リリイは、本当にお利口なワンちゃんで、ほとんどペットとして、手間のかからない犬だった。トイレ訓練や妊娠、出産と全て自分自身でなんでもやって見せた。
ほとんど困らせることは、なかった。ひとつ欠点があるとしたら、たまに無駄吠えがあることぐらい。玄関チャイムが鳴るとキャンキャン吠えるぐらいか？
　リリイは、6匹の子供を産んだ。そのうち2匹は、我が家で今も暮らしている。後の4匹は、経済的な理由で、里親に出した。
　リイイは、私と私の家族にたくさんの思い出を残してくれた。リイイの後かたずけをしている間、涙がこぼれてきた。娘も涙ぐんでいた。
　生き物を飼うと、必ず別れが来る。これは、人間にも言えることであるが、会者定離の断り、永遠不滅の法則を思い起こさせる。生き物が死んだら、どうなるのだろう。人間なら、天国や地獄に行くというが、人間以外の生き物なら本当に死んだらどうなるんだろうか？
　死は、終りなのであろうか？それともはじまり！
　リイイ、たくさんの思い出を有難う。