2009年03月23日
馬場○治エピソード1
馬場○治エピソード1
印刷現場で出会った懲りない面々の中に馬場○治という人がいます。この人は、数々のエピソードを次から次に生み出す、いまだこの人を超える印刷の鉄人には出会ったことがありません。エピソードの一つを紹介します。
馬場さんは、私が、印刷現場に来た時には、年は50歳を超えたところで、私から見れば、こじんまりした落ち着きのない猿という感じの小柄なおやじという風貌でした。聞けば、元々この会社の印刷現場の課長という肩書をもち、印刷現場の鬼の馬場さんといわれるくらい恐れられていたみたいですが、私が現場に配属された時には、肩書きを剥奪されて、平社員でした。同僚の方(馬場さんの弟子)に聞けば、この会社で役職を剥奪された最初で最後の人だそうです。初めは、普通の人やんか?と思いきやところがどっこい、これがこれがとんだ一杯喰わせ者でした。
ある日、馬場さんが、出勤してくると、どうも体調が悪そうなので、どうかしたんですか?と尋ねると、説明がよくわからないことを言うのです。何が何だか話していることが分からない。日本語ではないような、日本語のような、わけがわからず、そうですか?と訳が分からないままここはスルーしました。馬場さんの弟子に聞くと、「馬場さんは、日本語が書けない、読めない、話せないの三拍子」というのです。私は、「そんなあ、日本人おれへんやろう!そんな50超えた大人おれへんやろう」、弟子、「伊達さん、甘いな!」だと。
後日、弟子の方から、その日の馬場さんの体調不調の原因を教えていただきました。馬場さんは、前日に、自宅近くで、自転車(馬場さん)と車の接触事故に遭ったそうです。簡単にいうと交通事故です。それで、体に怪我をしているとのことです。ここまでは、普通の話ですが、ここからが、馬場さんの印刷の鉄人と呼ばれる所以です。
普通、自転車と自動車の交通事故の場合、人身事故で大きな問題になるのですが、馬場さんの場合、警察の人が首をかしげるのです。というのも、事故に遭い、車の運転手も警察に届けましたがどうもおかしいのです。馬場さんを警察に引き取りにきた馬場さんの息子に、警察の人が言うには、「あんたとこのお父さん、変わってるね!どう考えても当たってるのに、本人(馬場さん)は、当たってないとがんと言い続けてる。自動車の運転手さんも確かに当たりました。自転車にも傷があるのに被害者である本人が当たってないと言い張る以上警察としては、どないもできませんわ」ですと。
「交通事故の場合、当たってなくても当たったという当たり屋が多い中、状況的に見ても、物証的にみてもどう考えても当たっているとしか?考えられないのに、何を思ったのか?当たってないとしか言わない。もうお手上げですわ!」ですと。
後日、弟子の方とその件について話したんですが、馬場さんは、以前にも交通事故に遭い(内容は不明)、その時に理由はわかりませんが、警察か?相手の方か?家族の方か?にどえらく怒られたらしいんです。その時のどえらく怒られたという記憶が頭の中に残っていて、それがトラウマとなって、交通事故=怒られる=恐怖という連鎖になっている為、交通事故発生を何が何でも消去させているという精神分析をして私たちは、無理やり自分たちを納得させました。そうでもしなければ、馬場さんを理解できません。これは、実話です。
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印刷現場で出会った懲りない面々の中に馬場○治という人がいます。この人は、数々のエピソードを次から次に生み出す、いまだこの人を超える印刷の鉄人には出会ったことがありません。エピソードの一つを紹介します。
馬場さんは、私が、印刷現場に来た時には、年は50歳を超えたところで、私から見れば、こじんまりした落ち着きのない猿という感じの小柄なおやじという風貌でした。聞けば、元々この会社の印刷現場の課長という肩書をもち、印刷現場の鬼の馬場さんといわれるくらい恐れられていたみたいですが、私が現場に配属された時には、肩書きを剥奪されて、平社員でした。同僚の方(馬場さんの弟子)に聞けば、この会社で役職を剥奪された最初で最後の人だそうです。初めは、普通の人やんか?と思いきやところがどっこい、これがこれがとんだ一杯喰わせ者でした。
ある日、馬場さんが、出勤してくると、どうも体調が悪そうなので、どうかしたんですか?と尋ねると、説明がよくわからないことを言うのです。何が何だか話していることが分からない。日本語ではないような、日本語のような、わけがわからず、そうですか?と訳が分からないままここはスルーしました。馬場さんの弟子に聞くと、「馬場さんは、日本語が書けない、読めない、話せないの三拍子」というのです。私は、「そんなあ、日本人おれへんやろう!そんな50超えた大人おれへんやろう」、弟子、「伊達さん、甘いな!」だと。
後日、弟子の方から、その日の馬場さんの体調不調の原因を教えていただきました。馬場さんは、前日に、自宅近くで、自転車(馬場さん)と車の接触事故に遭ったそうです。簡単にいうと交通事故です。それで、体に怪我をしているとのことです。ここまでは、普通の話ですが、ここからが、馬場さんの印刷の鉄人と呼ばれる所以です。
普通、自転車と自動車の交通事故の場合、人身事故で大きな問題になるのですが、馬場さんの場合、警察の人が首をかしげるのです。というのも、事故に遭い、車の運転手も警察に届けましたがどうもおかしいのです。馬場さんを警察に引き取りにきた馬場さんの息子に、警察の人が言うには、「あんたとこのお父さん、変わってるね!どう考えても当たってるのに、本人(馬場さん)は、当たってないとがんと言い続けてる。自動車の運転手さんも確かに当たりました。自転車にも傷があるのに被害者である本人が当たってないと言い張る以上警察としては、どないもできませんわ」ですと。
「交通事故の場合、当たってなくても当たったという当たり屋が多い中、状況的に見ても、物証的にみてもどう考えても当たっているとしか?考えられないのに、何を思ったのか?当たってないとしか言わない。もうお手上げですわ!」ですと。
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